Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

Endpoint Central のアップグレード(バージョンアップ)


この記事では、Endpoint Central(オンプレミス版)のアップグレードに関するナレッジをまとめています。
初回作成: 2022年7月1日

Endpoint Central のアップグレード(バージョンアップ)

ご注意ください! Endpoint Central コンソール画面上に表示される「Update is Available」「New Hotfix Available」は、日本国内向けリリースではありません!

  • コンソール画面上に表示される通知は、グローバル向けにリリースされたビルドの通知を表示しています。グローバル向けのビルドと日本国内向けのビルドは仕様が異なり、グローバル向けのビルドをインストールすると、予期せぬ不具合等が発生する場合があります
  • 日本法人によるサポート対象は、原則として日本国内向けのビルドのみです。グローバル向けのビルドはサポート対象ではありません。誤ってグローバル向けビルドにアップグレードしてしまった場合は、恐れ入りますがサポートまでお問い合わせください。

   

Endpoint Central のアップグレード概要

Endpoint Centralはオンプレミス製品であり、不具合修正や新機能追加のため製品の定期的なアップグレードが必要です。また、各バージョン(ビルド)ごとにサポート期限(EOL)が設定されています。
リリースは年に数回程度実施しており、最新ビルドがリリースされた1年後にそのひとつ前のビルドがサポート終了となります。そのため、少なくとも年に1回のアップグレードが必要です。
新しいビルドがリリースされると、保守サポートご契約中の皆さまへメールでお知らせします。


アップグレードの手順

新しいビルドがリリースされたら、有効なライセンスなど注意事項を確認した上で、サービスパック、アップグレード手順、リリースノートを入手します。
リリースノートを確認した上で、アップグレード手順に沿ってサービスパックを適用することでアップグレードが実行されます。

サービスパック
ManageEngine Communityにログイン後、ManageEngine Communityの「購入済みの製品」タブへアクセスし、製品右下の縦三点リーダー→「インストーラー/サービスパック一覧」から、必要なサービスパックをダウンロードします。

アップグレード手順
アップグレード手順は、ビルドごとに異なる場合があります。該当する各ナレッジをご覧ください。特に、アップグレードの前にリリースノートを確認し、新機能や修正点、制限事項(不具合など)をご確認ください。

リリースノート
アップグレードに含まれる内容(新機能追加、機能強化、不具合修正)はリリースノートに記載しています。
複数のサービスパックを適用する場合、利用中のビルドの次にリリースされたビルド~最新ビルドの日本国内向けにリリースされているすべてのビルドのリリースノートをご確認ください。

(例)Endpoint Central 10.1.2220.18からEndpoint Central 11.3.2400.28へアップグレードする場合、11.2.2300.30と11.3.2400.28のサービスパックを適用します。このとき、日本国内向けにリリースされたビルドEndpoint Central 10.1.2220.20、10.1.2220.22、11.2.2300.30、11.3.2400.28のリリースノートをすべて参照します。

リリースノートはコンピューター管理およびモバイルデバイス管理の機能ごとにまとめて掲載しています。リリース後に重大な不具合など新事実が判明した場合は、リリース後であってもリリースノートの内容を修正したり追記したりする場合があります。
Endpoint Central の脆弱性の内容や修正状況はセキュリティに関するナレッジをご覧ください。
Endpoint Central の不具合に関する情報は、既知の問題に関するナレッジをご覧ください。


アップグレードの注意事項

アップグレードを計画する際の注意点を記載しています。アップグレード時の詳細な注意事項は、適用する各ビルドごとのアップグレード手順をご覧ください。

  • 有効なライセンスが適用されているかご確認ください。
    Endpoint Centralにサービスパックを適用するには、有効なライセンスが適用済みである必要があります。Endpoint Centralコンソール画面右上の「ライセンス」(ビルドによっては、ユーザーアイコン→「ライセンス」)をクリックし、有効期限を確認します。
    特に「通常ライセンス」の形態でライセンスをご利用いただいている場合、年間保守サポート契約のご更新とは別に「AMSライセンス」の発行を依頼する必要があります。なお、ServiceDesk PlusとEndpoint Centralを連携している場合、Endpoint Centralのライセンスなしでアップグレードが可能です(ServiceDesk PlusのライセンスのみでEndpoint Centralのアップグレードも実行可能です)。
     
  • アップグレード前にかならずバックアップを作成し、別のフォルダーに退避させてください。
    Endpoint Centralは仕様上、以前のバージョンに戻すこと(ロールバック)ができません。もしアップグレード後に不具合が発生した場合、切り戻すためには、あらかじめ取得しておいたバックアップを適用する必要があります。必ず前のビルドのバックアップデータを保存しておいてください。
    (以前のビルドのバックアップデータをリストアする必要がある場合は、過去のバージョンのインストーラーが必要になることがあります。サポートまでお問い合わせください。)
     
  • アップグレード中は、Endpoint Central サービスが停止します。
    Endpoint Centralが停止するため、などスケジュール設定しているパッチ配布やレポート出力、管理対象コンピューターにおける新規ソフトウェアインストールの即時通知などのリアルタイムのメール通知、セルフサービスポータルなどのエンドユーザーからのリクエストなどの機能が使用できません。必要に応じて、業務時間外にアップグレードをする等の対応をお願いします。
    アップグレードにかかる時間は、環境(サーバーのスペックやデータ量など)やアップグレード内容(DBのバージョン更新が含まれる場合、必要な時間が長くなります)によって異なります。
    (※ ユーザーログイン時刻や管理対象の稼働時間、アプリケーションの使用時間、USB制御機能などはエージェント側が実行する機能であるため、サーバーの停止中も機能は継続されます)
     
  • アップグレードの作業が必要なのは、Endpoint Central サーバー(およびセキュアゲートウェイサーバー)のみです。
    エージェントや配信サーバーは、Endpoint Central サーバーのアップグレード後の通信において自動的にアップグレードされます(エージェントのアップグレード時間を指定することは基本的にできません)。アップグレード時、エージェント側に通知は表示されません。また、アップグレード後の再起動も不要です。
    管理対象が厳密な監視をしているサーバーマシンであるようなケースなど、管理対象コンピューター側におけるエージェントアップグレードの影響を確認したい場合は、アップグレードの検証環境の構築をご検討ください(参考:検証用ライセンスについて)。ご不明な点がございましたらサポートまでお問い合わせください。
     
  • 使用中のビルドによっては、複数のサービスパックを適用する必要がある場合があります。
    メジャーバージョン、マイナーバージョンが変わるようなアップグレードでは、最新のビルドへアップグレードするサービスパックを直接適用することができない場合があります。いったん中間ビルドへアップグレードし、その後最新ビルドへのアップグレードを実施します。
     

 


その他の種類のアップデート

インターネットに接続されたEndpoint Centralでは、緊急時のパッチリリースが実施されることがあります。詳細は サーバー設定 > 重要な修正 をご確認ください。