Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

配布後の再起動/シャットダウン


確認ビルド: Endpoint Central 11.2.2300.30、11.3.2400.33

パッチの中には、修正を適用するためにインストール後再起動が必要なパッチがあります。一例としてWindows Feature Updateが挙げられます。Endpoint Centralでは配布ポリシーから、パッチ配布後に実行する再起動/シャットダウンを設定することができます。

この機能では、パッチ配布後にEndpoint Centralのプロセスによって配布対象の端末を再起動またはシャットダウンさせることについて設定します。設定しない場合は、Endpoint Centralのプロセスは配布対象端末における再起動やシャットダウンの発生の有無に関与しません。

配布後の再起動/シャットダウン

配布後の再起動

配布後の再起動は「配布ポリシー」→「配布後のアクション」→「再起動」から設定します。
「再起動メソッド」で選択する「再起動の強制」または「ユーザーによる再起動の延期」によって、ユーザーが実行できる操作が異なります。

  • 再起動の強制
  • パッチの配布後に、設定した再起動が強制的に実行されます。

  • ユーザーによる再起動の延期
  • パッチの配布後に、設定した再起動が試行されますが、ユーザーは再起動の延期を選択することができます。

設定項目の詳細は以下のとおりです。

「再起動の強制」を選択した場合

  • 配布ウィンドウ内で配布完了後即時再起動する / 再起動時刻を指定する
    • 配布ウィンドウ内で配布完了後即時再起動する: 配布完了後即時に、再起動が実行されます。なお、配布完了時点で配布ウィンドウが終了している場合(配布に時間がかかるパッチを配布した場合など)には、再起動は行われません。
      パッチの手動配布の場合(「配布」「今すぐ配布」のいずれの場合も)、配布の完了後即時に再起動が実行されます。
       
      パッチの自動配布の場合、同一の時間帯に同一の端末に対して複数の自動配布タスクが設定されている状態(1つの端末に対して2つ以上の自動配布タスクが設定されており、配布ウィンドウとして設定されている時間帯に重複している部分がある状態)においては、1つ1つのタスクが終了した時点ではなく、すべてのタスクが終了した際に再起動が実行されます。
    • 再起動時刻を指定する: 再起動は配布直後に実行されません。配布ウィンドウとは別の「再起動ウィンドウ」において指定された曜日/時間帯に再起動が開始されます。なお、この機能はWindows/Linuxにのみ対応しています。
      • 再起動ウィンドウ: 曜日と時間帯を指定します。複数の日程を指定可能で、それぞれ60分間以上の時間帯を設定する必要があります。なお再起動は、指定した時間帯の中のリフレッシュサイクルに実行されます。
      • PC上で再起動ウィンドウを無視した場合: 有効化すると、次回PCがアクティブ状態になった際に再起動が実行されます。
  • 再起動メッセージの件名/再起動前の通知メッセージ/通知タイムアウト
    再起動が実行される前に表示されるポップアップメッセージの件名と本文、ポップアップメッセージがタイムアウトされる時間を指定します。ポップアップメッセージの表示中にユーザーが応答しなかった場合、再起動が開始されます。
  • 再起動を除外: 有効化した条件に当てはまる端末の再起動を実行しません
    • 再起動が不要な場合、再起動しない: 再起動が不要なパッチのみが配布された場合に、再起動を実行しません。
    • サーバーOSは再起動しない: Windows Serverに対しては、再起動を実行しません。
「ユーザーによる再起動の延期」を選択した場合

  • 再起動メッセージの件名/再起動前の通知メッセージ: 再起動が実行される前に表示されるポップアップの件名と本文を指定します。
    • 次で指定した日時以降に再起動プロンプトを表示する: この項目を有効にすると、再起動メッセージを表示する曜日/時刻を指定できます。
    • 上記ウィンドウから次のタイムアウト時間が経過した場合自動再起動する: この項目を有効にすると、再起動メッセージが指定した時間内に操作されずタイムアウトした場合に、自動的に再起動を実行します。合わせて、タイムアウト時間を指定します。
  • 延期の頻度: チェックを入れた時間の中から、エンドユーザーは再起動を延期する時間を選択できます。ユーザー定義にチェックを入れると、エンドユーザーの任意の時間の延期が可能になります。
    「延期の頻度」はWindows/Linuxにのみ有効です。Windows/Linuxに対してはチェックを入れたもののみが延期時間の選択肢として表示されますが、Macに対しては15分/1時間/2時間/4時間が選択肢として表示され、変更できません。
    • ~後に強制的に再起動: 有効化して時間(時間)を入力すると、再起動通知を表示します。この通知後に強制的に再起動が実行されます。
    • 次のタイムアウト後の再起動: 有効化して時間(分)を入力すると、再起動のポップアップメッセージは指定時間後にタイムアウトとなり、直後に再起動されます。
  • 再起動を除外: 有効化した条件に当てはまる端末の再起動を実行しません。
    • 再起動が不要な場合、再起動しない: 再起動が不要なパッチのみが配布された場合に、再起動を実行しません。
    • サーバーOSは再起動しない: Windows Serverに対しては、再起動を実行しません。

配布後のシャットダウン

配布後のシャットダウンは「配布ポリシー」→「配布後のアクション」→「シャットダウン」から設定します。
「再起動メソッド」で選択する「シャットダウンの強制」または「ユーザーによるシャットダウンの延期」によって、ユーザーが実行できる操作が異なります。

設定項目の詳細は以下のとおりです。

「シャットダウンの強制」を選択した場合

  • 配布後即時シャットダウンする / シャットダウン時刻を指定する
    • 配布後即時シャットダウンする: 配布完了後即時に、シャットダウンが実行されます。
      パッチの手動配布の場合(「配布」「今すぐ配布」のいずれの場合も)、配布の完了後即時にシャットダウンが実行されます。
       
      パッチの自動配布の場合、同一の時間帯に同一の端末に対して複数の自動配布タスクが設定されている状態(1つの端末に対して2つ以上の自動配布タスクが設定されており、配布ウィンドウとして設定されている時間帯に重複している部分がある状態)においては、1つ1つのタスクが終了した時点ではなく、すべてのタスクが終了した際にシャットダウンが実行されます。
    • シャットダウン時刻を指定する: シャットダウンは配布直後に実行されません。配布ウィンドウとは別の「シャットダウンウィンドウ」において指定された曜日/時間帯にシャットダウンが開始されます。なお、この機能はWindows/Linuxにのみ対応しています。
      • シャットダウンウィンドウ: 曜日と時間帯を指定します。複数の日程を指定可能で、それぞれ60分間以上の時間帯を設定する必要があります。なおシャットダウンは、指定した時間帯の中のリフレッシュサイクルに実行されます。
      • PC上でシャットダウンウィンドウを無視した場合: 有効化すると、次回PCがアクティブ状態になった際にシャットダウンが実行されます。
  • シャットダウンメッセージの件名/シャットダウン前の通知メッセージ/通知タイムアウト
    シャットダウンが実行される前に表示されるポップアップメッセージの件名と本文、ポップアップメッセージがタイムアウトされる時間を指定します。ポップアップメッセージの表示中にユーザーが応答しなかった場合、シャットダウンが開始されます。
  • シャットダウンを除外: 有効化した条件に当てはまる端末のシャットダウンを実行しません。
    • シャットダウンが不要な場合、シャットダウンしない: シャットダウンが不要なパッチのみが配布された場合に、シャットダウンを実行しません。
    • サーバーOSはシャットダウンしない: Windows Serverに対しては、シャットダウンを実行しません。
    • 再起動後シャットダウンする: 再起動を実行した後、シャットダウンします。
「ユーザーによるシャットダウンの延期」を選択した場合

  • シャットダウンメッセージの件名/シャットダウン前の通知メッセージ: シャットダウンが実行される前に表示されるポップアップの件名と本文を指定します。
    • 次で指定した日時以降にシャットダウンプロンプトを表示する: この項目を有効にすると、シャットダウンメッセージを表示する曜日/時刻を指定できます。
    • 上記ウィンドウから次のタイムアウト時間が経過した場合自動シャットダウンする: この項目を有効にすると、シャットダウンメッセージが指定した時間内に操作されずタイムアウトした場合に、自動的にシャットダウンを実行します。合わせて、タイムアウト時間を指定します。
  • 延期の頻度: チェックを入れた時間の中から、エンドユーザーはシャットダウンを延期する時間を選択できます。ユーザー定義にチェックを入れると、エンドユーザーの任意の時間の延期が可能になります。
    「延期の頻度」はWindows/Linuxにのみ有効です。Windows/Linuxに対してはチェックを入れたもののみが延期時間の選択肢として表示されますが、Macに対しては15分/1時間/2時間/4時間が選択肢として表示され、変更できません。
    • ~後に強制的にシャットダウン: 有効化して時間(時間)を入力すると、指定時間後シャットダウン通知を表示します。この通知後に強制的にシャットダウンが実行されます。
    • 次のタイムアウト後のシャットダウン: 有効化して時間(分)を入力すると、シャットダウンのポップアップメッセージは指定時間後にタイムアウトとなり、直後にシャットダウンされます。
  • シャットダウンを除外: 有効化した条件に当てはまる端末のシャットダウンを実行しません。
    • シャットダウンが不要な場合、シャットダウンしない: シャットダウンが不要なパッチのみが配布された場合に、シャットダウンを実行しません。
    • サーバーOSはシャットダウンしない: Windows Serverに対しては、シャットダウンを実行しません。
    • 再起動後シャットダウンする: 再起動を実行した後、シャットダウンします。