Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

マルウェア対策機能


このナレッジでは、Endpoint Centralのランサムウェア対策機能を拡張する「マルウェア対策」機能について説明しています。

必要に応じ、Endpoint Central Cloud(クラウド版)のナレッジの 「マルウェア対策機能」ページ を合わせてご参照ください。
マルウェア対策機能は、先行してEndpoint Central Cloud(クラウド版)を対象に日本語でのサポート対応を開始しています。
オンプレミス版Endpoint Centralでの日本語サポート対応の開始時期は未定です。あらかじめご承知おきください。
マルウェア対策機能

マルウェア対策機能」は、「ランサムウェア対策機能」と「次世代アンチウイルス(NGAV)機能」が一体となった機能です。

ランサムウェア対策機能の詳細は こちらのページ をご覧ください。

次世代アンチウイルス(NGAV)機能は、ランサムウェアに加えて、ファイルレスマルウェア、ゼロデイ攻撃などの高度な脅威を検出し、予防するために設計された高度なサイバーセキュリティソリューションです。

 


次世代アンチウイルス機能とマルウェア対策アドオン

マルウェア対策機能をご利用いただくには、Endpoint Centralの本体のライセンスとは別料金(追加オプション)のアドオンをご購入いただく必要があります。
次世代アンチウイルス機能はマルウェア対策機能の一部であるため、マルウェア対策機能のアドオン(マルウェア対策アドオン)をご購入いただくことで次世代アンチウイルス機能をご利用いただけるようになります。

なおEndpoint Centralの「評価版」では、次世代アンチウイルス機能およびランサムウェア対策機能を含むEndpoint Centralのすべての機能をご利用いただけます。
評価版やアドオンについての説明は「Endpoint CentralのEditionと無料版について」をご覧ください。

早期アクセスの終了について
 
次世代アンチウイルス機能は、ビルド 11.2.2339.01 より、早期アクセス(ベータ版)としてEndpoint Centralに実装されました。
その後一定程度のお客様にご利用いただけたことから、2025年4月31日をもって早期アクセス期間を終了とし、2025年6月10日をもって無料でのご利用を終了させていただきました。詳細は こちらの告知(英語) をご参照ください。
 
恐れ入りますが、当機能を引き続きご利用の場合、マルウェア対策アドオン(オプション)のご購入をお願いいたします。

有効化/無効化の手順
  • マルウェア対策機能を有効化する方法

     
    Endpoint Central(ビルド 11.2.2339.01 以降)を新規でインストールすると、マルウェア対策機能がデフォルトで有効化されています。当機能が実装される以前のビルドから継続してEndpoint Centralをお使いの場合や、一度機能を無効化した後に再度有効化する場合は、以下の方法で有効化が可能です。

    1. ライセンスを確認し、マルウェア対策(Malware Protection)が利用可能であることを確認します。
      ※ ただしEndpoint Centralの評価版をご利用中は、無料でマルウェア対策機能をご利用いただけます。
       
    2. [マルウェア対策(Malware Protection)]タブを開き、「有効化」をクリックします。
       
    3. サポート対象OSのうち、すべての管理対象に対して機能を有効化する場合は「All Endpoints」を選択して「有効化」をクリックします。
      一部のみ有効化する場合は「Limited Endpoints」を選択後「Select Endpoints」をクリックして、有効化する対象のカスタムグループを左から右へドラッグ&ドロップして選択し、「有効化」をクリックします。
       
    4. 以上で、マルウェア対策機能(「ランサムウェア対策機能」と「次世代アンチウイルス機能」の両方)が有効化されます。
       
      ※ 「ランサムウェア対策機能」を利用せずに「次世代アンチウイルス(NGAV)機能」のみを利用したい場合は、さらに以下の手順を実施します。

      1. [マルウェア対策(Malware Protection)]タブ → [設定] → [Detection Settings] を開きます。
      2. 「ランサムウェア検知エンジン」を無効化し、「Next-Gen Antivirus」の各エンジンを有効化します。

     

  • マルウェア対策機能を無効化する方法

     
    マルウェア対策機能を無効化したい場合、以下の手順を実施します。

    1. [マルウェア対策(Malware Protection)]タブ → [設定] → [Add-on Configurations] を開きます。
    2. 「Disable Malware Protection」(マルウェア対策の無効化)をクリックします。
    3. 無効化する理由を入力し、「はい、無効化します」をクリックします

     
    ※ なお、「次世代アンチウイルス(NGAV)機能」の利用は停止する一方で「ランサムウェア対策機能」のみ引き続き利用したい場合、上記にかえて以下の手順を実施します。

    1. [マルウェア対策(Malware Protection)]タブ → [設定] → [Detection Settings] を開きます。
    2. 「Next-Gen Antivirus」の各エンジンを無効化し、「ランサムウェア検知エンジン」のみ有効化します。
Endpoint Centralのライセンス体系上、次世代アンチウイルス(NGAV)機能のみでのご購入はできません。次世代アンチウイルス機能をご利用になるには、マルウェア対策機能(マルウェア対策アドオン)のご購入が必要です。なお、ランサムウェア対策機能に関しては、マルウェア対策アドオンを購入せずにランサムウェア対策アドオンをご購入いただく(次世代アンチウイルス機能は利用不可)ことは可能です。

 


よくある質問
  • マルウェア対策機能を利用する場合、Endpoint Centralエージェント以外にエージェントをインストールする必要がありますか?
    いいえ、不要です。マルウェア対策機能はEndpoint Central エージェントのみで動作します。

    マルウェア対策機能を有効化すると、エージェントサービスに加えて以下のサービスが稼働します。
    ManageEngine - EDR Service
    ManageEngine - EDR Telemetry
  • マルウェア対策機能がサポートするOSは何ですか?
    Windows 10、Windows 11に対応しています。
     
  • Endpoint Centralの次世代アンチウイルス機能およびランサムウェア対策機能の利点は何ですか?
    エンドポイント管理ツールにEDRとしての機能を追加することで、1つのツールでエンドポイント管理から次世代アンチウイルス・ランサムウェア対策まで必要な機能までをカバーします。管理対象に追加のエージェントを導入する必要がなく、パフォーマンスへの影響も軽微です。