Firewall Analyzer ナレッジベース

ビルド8501:アラートプロファイル作成時に"Virus"を条件に指定できない


対象

ビルド8501

概要

Firewall Analyzerビルド8501において、
アラートプロファイルを作成する際に、条件「virus」を指定したにもかかわらず、作成後のプロファイルに「attack」として登録される事象が報告されております。

お知らせ:
Firewall Analyzerバージョン8は既にEOL対象です(サポートEOLについて)。
EOLを迎えた製品ならびにビルドは保守サポートの観点において制限が発生します(保守サポートサービスについて)。
最新ビルドの新規インストールについてご検討ください(新規インストールについて)。

原因

Firewall Analyzer ではデータベースの効率化を図るため、virusとattackの両方のデータを1つのカラムに格納します。
そのためFirewall Analyzerがアラート通知のためにデータを参照する際、同一カラム内に存在するvirusとattackの各フィールドを区別せず、1つのデータとして解析していることが原因だと考えられます。

以下に、修正ファイルの適用手順をご案内いたします。

修正手順

  1. Firewall Analyzerを停止
  2. インストールフォルダー[.../<FWA_HOME>/lib/resources/]より、既存の「MessageResources_JS_ja.properties」ファイルをバックアップとして退避
  3. 本リンクより「alert_MessageResource.zip」をダウンロード、解凍し、「MessageResources_JS_ja.properties」を手順2のフォルダーパスに配置
  4. インストールフォルダー[.../<FWA_HOME>/webapps/fw/javascript/]より、既存の「SearchBuild.js」ファイルをバックアップとして退避
  5. 本リンクより「alert_SearchBuild.zip」をダウンロード、解凍し、「SearchBuild.js」を手順4のフォルダーパスに配置
  6.  Firewall Analyzerを起動

以下、修正ファイル適用後のvirus/attackのアラート通知の設定方法となります。

設定方法

  • ウイルスに対するアラートを通知する場合

アラート設定画面で以下の条件を指定

・「以下のすべてに一致」

・virus/attack isn't null

・レコードタイプ is virus

 

  • アタックに対するアラートを通知する場合

アラート設定画面上で以下の条件を指定

・「以下のすべてに一致」

・virus/attack isn't null

・レコードタイプ is attack