Password Manager Pro エージェントの仕様
作成日:2015年7月22日 | 更新日:2021年4月12日
リソースにPMPエージェントを配置し、リモートからパスワード変更することができます。 リモートからのパスワード変更をサポートしているリソースは、Windows, Windowsドメイン, Linuxです。 本機能を使用して、リモートに位置するサーバのパスワードをPMPのWebインタフェース上から変更することが可能になります。
エージェントは対象となるリソース上にインストールし、定期的にPMPサーバーとHTTPS通信を行いながら、パスワードの変更を行います。 エージェントは以下のような場合に使用することが可能です。
- Linux版のPMPからWindowsのパスワードを変更する。
- リモート操作に必要な資格情報をPMPのリソースへ登録しないで運用を行い、ローカルの管理者権限でパスワード変更する必要がある。
- ドメイン アカウントのパスワードを、ドメイン管理者の資格情報を使用せずに変更する。
エージェントの種別と解説
エージェント名 | 提供ビット数 | インストール先情報の解説 |
Windows エージェント | 32bit | 64bit | ワークグループまたはメンバーサーバー内ローカルアカウントのパスワード管理で利用 |
Windows ドメイン エージェント | 32bit | 64bit | ドメインコントローラーにおけるドメインユーザーのパスワード管理で利用 |
Linux エージェント | 32bit | 64bit | Linuxサーバーローカルのパスワード管理で利用 |
エージェントの動作仕様
- エージェントは、 プロセスとして常駐します。
- エージェントは、インストールしたサーバ上のユーザをPMPにすべて登録します。この場合、パスワードはユーザ名として設定していますので、実際のパスワードへと変更してください。なお、初回に変更する際は「パスワード変更をリモート リソースに適用」のチェックボックスを外してください。
- PMPに登録するホスト名情報は、サーバに設定しているホスト名を登録します。
設定ファイル(agent.conf)解説
インストールしたエージェントのフォルダ内にあるagent.confのそれぞれのパラメータについて解説します
パラメータ名 | デフォルト値 | パラメータ名 |
ServerName | <サーバ名> | Password Manager Proをインストールしたサーバのホスト名 |
ServerPort | 7272 | Password Manager Pro Webサーバへの接続ポート |
ScheduleInterval | 60 | エージェントからPassword Manager Proへ接続するポーリング間隔(単位は秒) |
userAddScheduleInterval | 24 | エージェントがリソース内のアカウントを自動的に追加する間隔 (単位は時間) |
UserName | admin | エージェントがPassword Manager Pro Webサーバへの接続する際に使用するユーザ名 |
FIPS | false | FIPS 140-2コンプライアンスモードの設定パラメータ。 Password Manager ProサーバをFIPS 140-2コンプライアンスモードに設定した場合に、trueへ変更してください。 |
OSType | ー | エージェントのOSタイプ |
OrgAgentKey | ー | エージェントがPassword Manager Pro Webサーバへの接続する際に使用するための接続キー |
certificate.check | false | エージェントがPassword Manager Pro Webサーバへの接続する際にSSL証明書のチェックを行なうかどうかの設定値 |
Version | ー | エージェントのバージョン |