Password Manager Pro ナレッジベース

Password Manager Pro エージェントの仕様


リソースにPMPエージェントを配置し、リモートからパスワード変更することができます。 リモートからのパスワード変更をサポートしているリソースは、Windows, Windowsドメイン, Linuxです。 本機能を使用して、リモートに位置するサーバのパスワードをPMPのWebインタフェース上から変更することが可能になります。

エージェントは対象となるリソース上にインストールし、定期的にPMPサーバーとHTTPS通信を行いながら、パスワードの変更を行います。 エージェントは以下のような場合に使用することが可能です。

  • Linux版のPMPからWindowsのパスワードを変更する。
  • リモート操作に必要な資格情報をPMPのリソースへ登録しないで運用を行い、ローカルの管理者権限でパスワード変更する必要がある。
  • ドメイン アカウントのパスワードを、ドメイン管理者の資格情報を使用せずに変更する。

エージェントの種別と解説

エージェント名 提供ビット数 インストール先情報の解説
Windows エージェント 32bit | 64bit ワークグループまたはメンバーサーバー内ローカルアカウントのパスワード管理で利用
Windows ドメイン エージェント 32bit | 64bit ドメインコントローラーにおけるドメインユーザーのパスワード管理で利用
Linux エージェント 32bit | 64bit Linuxサーバーローカルのパスワード管理で利用

エージェントの動作仕様

  • エージェントは、 プロセスとして常駐します。
  • エージェントは、インストールしたサーバ上のユーザをPMPにすべて登録します。この場合、パスワードはユーザ名として設定していますので、実際のパスワードへと変更してください。なお、初回に変更する際は「パスワード変更をリモート リソースに適用」のチェックボックスを外してください。
    SS 2015-08-05 14.08.21
  • PMPに登録するホスト名情報は、サーバに設定しているホスト名を登録します。

設定ファイル(agent.conf)解説

インストールしたエージェントのフォルダ内にあるagent.confのそれぞれのパラメータについて解説します

パラメータ名 デフォルト値 パラメータ名
ServerName <サーバ名> Password Manager Proをインストールしたサーバのホスト名
ServerPort 7272 Password Manager Pro Webサーバへの接続ポート
ScheduleInterval 60 エージェントからPassword Manager Proへ接続するポーリング間隔(単位は秒)
userAddScheduleInterval 24 エージェントがリソース内のアカウントを自動的に追加する間隔
(単位は時間)
UserName admin エージェントがPassword Manager Pro Webサーバへの接続する際に使用するユーザ名
FIPS false FIPS 140-2コンプライアンスモードの設定パラメータ。 Password Manager ProサーバをFIPS 140-2コンプライアンスモードに設定した場合に、trueへ変更してください。
OSType エージェントのOSタイプ
OrgAgentKey エージェントがPassword Manager Pro Webサーバへの接続する際に使用するための接続キー
certificate.check false エージェントがPassword Manager Pro Webサーバへの接続する際にSSL証明書のチェックを行なうかどうかの設定値
Version エージェントのバージョン

参考:PMPエージェントを使用したパスワード リセット