Patch Manager Plus Cloud ナレッジベース

リフレッシュサイクルとは


本記事では、Patch Manager Plus Cloudで用いられている「リフレッシュサイクル」の仕様について記載します。
なお、この仕様は Desktop Central(オンプレミス版)、Desktop Central Cloud、 Patch Manager Plus(オンプレミス版)、 Patch Manager Plus Cloudに共通しています。

リフレッシュサイクルとは

リフレッシュサイクルとは、Patch Manager Plus Cloudエージェントが定期的にサーバーに通信する間隔のことです。(または、この通信を行うタイミングを指します。)

Patch Manager Plus Cloudは、エージェントが定期的にサーバーと通信して、Patch Manager Plus Cloudコンソール画面にて作成された構成情報やスキャン情報の取得などが実行されます。
(※パッチ配布機能などの配布ポリシーで実行時間帯を指定している場合は、指定時間帯に含まれる最初のリフレッシュサイクルのタイミングにおいて、設定した動作が実行されます。)リフレッシュサイクルに関係がある主な機能は以下の通りです。

  • スケジュールパッチスキャン
  • パッチ配布
  • パッチのダウンロード(配布ポリシーにて設定した場合)

リフレッシュサイクルの目的

エージェントごとにリフレッシュサイクルが異なるため、Patch Manager Plus Cloudインフラストラクチャの負荷低減や、LAN内のネットワーク帯域幅消費の抑制などが可能です。

 


リフレッシュサイクルの間隔

リフレッシュサイクルは、90分間隔となります。この間隔は製品仕様であるため、変更できません。また、リフレッシュサイクルの時刻は、自動的に割り当てられるため、変更したり、具体的なタイミングを確認することはできません。

例えば、あるコンピューターのリフレッシュサイクルが15:00だった場合、15:00、16:30、18:00…のように90分に一度の間隔で、エージェントがサーバーに通信します。
またリフレッシュサイクルは実行タスク(パッチスキャン/パッチのインストールなど)の終了時間後から90分ごとに刻まれます。例えば15:00のリフレッシュサイクルでの実行タスクが15:15に終了した場合、次のリフレッシュサイクルの時間は16:45になります。

パッチ/ソフトウェアの配布や各種構成における「今すぐ配布」、および 手動パッチスキャン/手動インベントリスキャン については、リフレッシュサイクルにかかわらず即時実行されます。
リフレッシュサイクルは、エージェントとPatch Manager Plus Cloud間の通信およびエージェントと配信サーバー間の通信に適用されます。配信サーバーとPatch Manager Plus Cloudの通信間隔は「複製ポリシー」で定義されます。複製ポリシーは配信サーバーのあるリモートオフィスに適用する場合に限り、間隔や帯域幅の指定が可能です。