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トラブルシューティングツールの結果確認方法


この記事では、トラブルシューティングツールを実行して表示される結果の見方や、確認方法について説明しています。

トラブルシューティングツールの結果確認方法

Windowsエージェントにはトラブルシューティングツールがあり、サーバーや配信サーバーとの通信、WMIなどの項目についてステータスを確認可能です。

トラブルシューティングツールの利用方法

トラブルシューティングツールに関するナレッジをご覧ください。

 


結果の確認方法

  • Desktop Central Server:
    Desktop CentralサーバーのIPアドレスおよびポート番号(デフォルトでは http:8020 / https:8383)が表示され、サーバーとの通信の確認結果が表示されます。詳細はこちらをご覧ください。正常であれば緑色のチェックマークが表示されます。
    接続に失敗(Failed)となった場合は、 サーバーに到達できない(Server Not Reachable) を参照します。
     
  • Notification Server:
    Desktop Centralサーバーのうち、エージェントへのプッシュ操作を命令する通知サーバー(Notification Server, デフォルトのポート番号は8027)との通信の確認結果が表示されます。正常であれば緑色のチェックマークが表示されます。
    接続に失敗(Failed)となった場合は、 サーバーに到達できない(Server Not Reachable) を参照します。
     
  • Agent Service:
    Desktop Centralエージェントのコンポーネントは、Windowsサービスとして稼働します。各コンポーネントの稼働状況を確認します。
     
  • Agent Identity:
    当該コンピューターの固有情報を取得します。
    失敗する場合はWMIサービスが稼働していない可能性があります。WMIサービスのステータスを確認します。
     
  • Agent Binaries:
    Desktop Centralエージェントの各機能の稼働状況を表示します。
     
  • WMI:
    当該コンピューターにおいて、WMIサービスが稼働しているか確認結果が表示されます。Desktop CentralはWMIサービスを使用してインベントリを把握するため、管理対象PCにおいてWMIサービスが稼働している必要があります。
    接続に失敗(Failed)となった場合は、インベントリスキャンの失敗 – 資産スキャンがロックされる/WMI接続が失敗するを確認します。
     
  • Active Directory:
    ADドメイン環境の場合、ステータスが正常であれば、当該ユーザー/コンピューターが含まれるOUやグループの一覧を取得します(Workgroup環境の場合、この項目はスキップされます)。
    接続に失敗(Failed)となった場合は、Desktop Centralからドメインコントローラーに到達可能かを確認します。
     
  • Antivirus:
    アンチウイルスソフトのスキャン対象からDesktop Centralエージェントフォルダーを除外するよう、注意マークが表示されます。
    失敗(Failed)となった場合は、アンチウイルスソフトの除外登録についてを確認します。
     

Connectivity - Desktop Central Server

スキャン結果のサーバーアイコンをクリックするか、または Troubleshoot Summary > Connectivity > Desktop Central Server をクリックすることで、Desktop Centralサーバーへの接続性について詳細なスキャン結果を表示します。

  • Desktop Central Server Info
    • DC Server Sec IP Address: httpsを使用した場合のDesktop CentralがインストールされたコンピューターのIPアドレスまたはFQDNを表示します。
    • DC Server Name: Desktop Centralがインストールされたコンピューターのホスト名またはFQDNを表示します。
    • DC Server Secure Port: httpsで通信する際のサーバー側のポート番号を表示します(デフォルトでは8383)。
    • DC Server IP Address: Desktop CentralがインストールされたコンピューターのIPアドレスを表示します。
    • DC Server Port: httpで通信する際のサーバー側のポート番号を表示します(デフォルトでは8020)。
    • DC Server Flat Name: Desktop Centralがインストールされたコンピューターのホスト名を表示します。
    • DC Last Access Name: 前回サーバーと通信した際に使用したホスト名/IPアドレス/FQDNを表示します。
    • DC Server Protocol: 通信に使用するプロトコル(httpまたはhttps)を表示します。

     

  • Connectivity Info
    • DCLastAccessName: 前回サーバーと通信した際に使用したホスト名/IPアドレス/FQDNおよびポートを表示します。
    • DCServerName: Desktop CentralがインストールされたコンピューターのFQDNおよびポートが表示されます。
    • DCServerIPAddress: Desktop CentralがインストールされたコンピューターのIPアドレスおよびポートが表示されます。
    • DCServerFlatName: Desktop Centralがインストールされたコンピューターのホスト名およびポート番号が表示されます。
    • DCServerSecIPAddress: httpsを使用した場合のIPアドレスが表示されます。
Desktop Centralエージェントは、ホスト名/IPアドレス/FQDNのいずれかを用いてDesktop Centralサーバーと通信します。そのため、Connectivity Infoの一つの項目においてステータスがFailedとなっていても、他の項目でSuccessとなっていればご使用いただけます。また、WANエージェントなどネットワーク構成によっては、ステータスが必ずFailedとなる項目があります。