サーバーに到達できない
作成日:2020年5月22日 | 更新日:2020年5月22日
問題
Desktop Centralまたは配信サーバーに問題があり、エージェントにおいてトラブルシューティングツールを実行したところ"Server Not Reachable"(サーバーに到達できません)というエラーが表示されます。
原因
以下のいくつかの原因により、このエラーが発生します。
- 1. Desktop Centralサーバーのサービスまたは配信サーバーのサービスが停止している
- 2. Desktop Centralサーバーまたは配信サーバーのIPアドレスが変わった
- 3. Desktop Centralサーバーを移行した
- 4. Desktop Centralサーバーまたは配信サーバーがインストールされたコンピューターがシャットダウンされている
- 5. Desktop Centralサーバーまたは配信サーバーにおいて、必要なポートがブロックされている
解決策
次の手順を実行します。
- 管理対象PCからコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
tracert <サーバーIPアドレス>
- Webブラウザーを使用して<サーバーのIPアドレス>:<ポート番号>(デフォルトでは8020)を開き、サーバーと接続されているかどうかを確認します。接続できない場合は、表示されたエラーを確認してください。
- それでもDesktop Centralサーバーにアクセスできない場合は、Desktop Centralファイアウォールで必要なポートが開放されていることを確認します。
tracertコマンドは、さまざまなIP Time-To-Live(TTL)値を持つICMPエコーパケットを宛先に送信することにより、宛先までのルートを決定します。
tracertコマンドを使用して、ネットワーク上のどこでパケットが停止したかを判別できます。
次の例では、デフォルトゲートウェイは、22.110.0.1上のホストに有効なパスがないと判断しています。この場合、おそらくルーターの構成に問題があるか、22.110.0.0ネットワークが存在しません。
tracertコマンドを使用して、ネットワーク上のどこでパケットが停止したかを判別できます。
次の例では、デフォルトゲートウェイは、22.110.0.1上のホストに有効なパスがないと判断しています。この場合、おそらくルーターの構成に問題があるか、22.110.0.0ネットワークが存在しません。
C:> tracert 22.110.0.1
最大30ホップで22.110.0.1へのルートをトレース
1 157.54.48.1レポート:宛先ネットに到達できません。
トレースを完了しました。
最大30ホップで22.110.0.1へのルートをトレース
1 157.54.48.1レポート:宛先ネットに到達できません。
トレースを完了しました。
Desktop Centralエージェントは、LAN環境においては IPアドレス / ホスト名 / FQDN を用いてサーバーに接続します。IPアドレス、ホスト名、FQDNのいずれかでサーバーへ到達できれば問題なく使用できます。なお、Desktop Centralサーバーは固定IPでの運用を推奨しております。