トラブルシューティングツールの結果確認方法
作成日:2020年5月22日 | 更新日:2020年5月26日
この記事では、トラブルシューティングツールを実行して表示される結果の見方や、確認方法について説明しています。
トラブルシューティングツールの結果確認方法
Windowsエージェントにはトラブルシューティングツールがあり、サーバーや配信サーバーとの通信、WMIなどの項目についてステータスを確認可能です。
トラブルシューティングツールの利用方法
トラブルシューティングツールに関するナレッジをご覧ください。
結果の確認方法
- Desktop Central Server:
Desktop CentralサーバーのIPアドレスおよびポート番号(デフォルトでは http:8020 / https:8383)が表示され、サーバーとの通信の確認結果が表示されます。詳細はこちらをご覧ください。正常であれば緑色のチェックマークが表示されます。
接続に失敗(Failed)となった場合は、 サーバーに到達できない(Server Not Reachable) を参照します。
- Notification Server:
Desktop Centralサーバーのうち、エージェントへのプッシュ操作を命令する通知サーバー(Notification Server, デフォルトのポート番号は8027)との通信の確認結果が表示されます。正常であれば緑色のチェックマークが表示されます。
接続に失敗(Failed)となった場合は、 サーバーに到達できない(Server Not Reachable) を参照します。
- Agent Service:
Desktop Centralエージェントのコンポーネントは、Windowsサービスとして稼働します。各コンポーネントの稼働状況を確認します。
- Agent Identity:
当該コンピューターの固有情報を取得します。
失敗する場合はWMIサービスが稼働していない可能性があります。WMIサービスのステータスを確認します。
- Agent Binaries:
Desktop Centralエージェントの各機能の稼働状況を表示します。
- WMI:
当該コンピューターにおいて、WMIサービスが稼働しているか確認結果が表示されます。Desktop CentralはWMIサービスを使用してインベントリを把握するため、管理対象PCにおいてWMIサービスが稼働している必要があります。
接続に失敗(Failed)となった場合は、インベントリスキャンの失敗 – 資産スキャンがロックされる/WMI接続が失敗するを確認します。
- Active Directory:
ADドメイン環境の場合、ステータスが正常であれば、当該ユーザー/コンピューターが含まれるOUやグループの一覧を取得します(Workgroup環境の場合、この項目はスキップされます)。
接続に失敗(Failed)となった場合は、Desktop Centralからドメインコントローラーに到達可能かを確認します。
- Antivirus:
アンチウイルスソフトのスキャン対象からDesktop Centralエージェントフォルダーを除外するよう、注意マークが表示されます。
失敗(Failed)となった場合は、アンチウイルスソフトの除外登録についてを確認します。
Connectivity - Desktop Central Server
スキャン結果のサーバーアイコンをクリックするか、または Troubleshoot Summary > Connectivity > Desktop Central Server をクリックすることで、Desktop Centralサーバーへの接続性について詳細なスキャン結果を表示します。
- Desktop Central Server Info
- DC Server Sec IP Address: httpsを使用した場合のDesktop CentralがインストールされたコンピューターのIPアドレスまたはFQDNを表示します。
- DC Server Name: Desktop Centralがインストールされたコンピューターのホスト名またはFQDNを表示します。
- DC Server Secure Port: httpsで通信する際のサーバー側のポート番号を表示します(デフォルトでは8383)。
- DC Server IP Address: Desktop CentralがインストールされたコンピューターのIPアドレスを表示します。
- DC Server Port: httpで通信する際のサーバー側のポート番号を表示します(デフォルトでは8020)。
- DC Server Flat Name: Desktop Centralがインストールされたコンピューターのホスト名を表示します。
- DC Last Access Name: 前回サーバーと通信した際に使用したホスト名/IPアドレス/FQDNを表示します。
- DC Server Protocol: 通信に使用するプロトコル(httpまたはhttps)を表示します。
- Connectivity Info
- DCLastAccessName: 前回サーバーと通信した際に使用したホスト名/IPアドレス/FQDNおよびポートを表示します。
- DCServerName: Desktop CentralがインストールされたコンピューターのFQDNおよびポートが表示されます。
- DCServerIPAddress: Desktop CentralがインストールされたコンピューターのIPアドレスおよびポートが表示されます。
- DCServerFlatName: Desktop Centralがインストールされたコンピューターのホスト名およびポート番号が表示されます。
- DCServerSecIPAddress: httpsを使用した場合のIPアドレスが表示されます。
Desktop Centralエージェントは、ホスト名/IPアドレス/FQDNのいずれかを用いてDesktop Centralサーバーと通信します。そのため、Connectivity Infoの一つの項目においてステータスがFailedとなっていても、他の項目でSuccessとなっていればご使用いただけます。また、WANエージェントなどネットワーク構成によっては、ステータスが必ずFailedとなる項目があります。