ネットワーク全体の性能が適切か把握するために必要な監視とは
ネットワークの安定運用を担う管理者にとって、「ネットワークパフォーマンスが適切かどうかを把握したい」というのはよくある課題です。常に瞬時に状況を判断するためには、ネットワークのパフォーマンス監視による可視化が不可欠です。監視なくして、ネットワークの正常な稼働を維持することは不可能と言っても過言ではありません。
ネットワークパフォーマンス監視では、主に次の3つの情報を視覚的に捉えることが求められます。
- 構成:ネットワーク図を用いて、ITインフラの構成を視覚化
- 状態:機器やトラフィックの異常を色で把握
- 統計:トラフィック量や応答時間などの数値をグラフ化
これらを実現するには、PingやSNMPをはじめとした技術を活用して、パフォーマンスモニター ネットワーク環境を構築する必要があります。しかし、自社でゼロからシステムを開発するには膨大な工数がかかります。そのため、多くの管理者は、ネットワークのパフォーマンスの可視化と監視を迅速に実現できる専用ツールを導入し、効率的な運用体制を築いています。
簡単にはじめられるネットワークパフォーマンス監視ツール
ManageEngineが提供するOpManagerもマルチベンダーのネットワークパフォーマンスの可視化を短期間で実現できる監視ツールのひとつです。特に可視化機能に強く、誰が見てもネットワークの異常を瞬時に把握できる管理画面を提供します。
OpManagerの豊富な可視化機能を活用することで、誰でも簡単に、どこにある、どんな機器や接続状態に、いつから異常があるのかを把握できるようになります。OpManagerが提供する可視化機能は主に次の6つです。
ネットワークの応答時間やトラフィックをわかりやすくグラフ化
OpManagerを使用して、ネットワーク内のサーバーやネットワーク機器のパフォーマンスと応答時間を監視できます。取得したデータは、細かい設定いらずで自動的にグラフ化されます。
多様な形式でエクスポートできるOpManagerの監視レポートは、月次報告や障害調査報告などに活用いただけます。
使用率、応答時間やエラーなどを包括的に監視
CPU、メモリー、ディスクとインタフェース/帯域使用率をリアルタイムで監視し、豊富なグラフや、「トップ10」レポートを標準でサポートしています。CPU、メモリー、ディスクやインタフェース使用率、サービス応答時間、インタフェースエラーなどのグラフやレポートも標準でサポートしています。 また、サービス、スイッチ、ルーターや、その他の装置全ての「トップ10」レポートを個別に提供します。サーバーやルーター、スイッチなどネットワーク全体のパフォーマンスを容易に把握することができます。定期的にレポートをメール配信するスケジュール機能も備えています。
日次、週次、月次など、指定した期間のレポートを生成
ネットワーク性能監視を容易に設定でき、日次、週次、月次、あるいは任意の期間のレポートを生成できます。 また、オペレーターは同様のパラメーターでの複数装置のレポート比較をすることができます。 これらのレポートやグラフはPDF、XLSなどのフォーマットで出力することができます。
カスタマイズ可能なグラフと複数ベンダー監視をサポート
企業MIBのOIDも監視できます。四則演算も可能です。ベンダー から提供されたSNMP MIBをもとに 設定するだけで 対象装置の性能を監視できます。装置の重要なパラメーター にしきい値などを設定できます。
OpManagerは、要件にあわせてレポートに表示するグラフを選択できます。上図の「カスタム監視四則演算の例」のように、企業MIBをもとにユーザーが独自に監視項目に追加して取得したデータを、その他の監視項目と同一の画面にレポートとして表示できます。
選べる描画スタイル
5種類の描画スタイルから選択でき、多彩なレポートを生成できます。通常の折れ線グラフ、マーカー付きの折れ線グラフ、積み上げ折れ線グラフ、マーカー付きの折れ線グラフなど、用途に応じて切り替えが可能です。
関連機能
- ネットワーク管理機能
ネットワーク機器を管理する機能について詳細を紹介しています。 - サーバー監視機能
サーバーを監視する機能について詳細を紹介しています。 - アラート・通知機能
ネットワークの障害管理を簡単に実現する方法を紹介しています。




