ADSelfService Plus ナレッジベース

Windowsログインエージェントのトラブルシューティング


本ナレッジでは、Windowsログインエージェント(GINA/CP)のトラブルシューティングをご案内します。

【目次】

留意事項

Windowsログインエージェント(GINA/CP)のインストールに失敗した場合、はじめに次の事項をご確認ください。

[ドメイン設定]の[認証]にDomain Admins権限をもつアカウントを設定していること

次の手順によりご確認ください。

  1. ADSelfService Plusにデフォルト管理者(admin)としてログイン
  2. 画面右上の[ドメイン設定]をクリック
  3. 管理対象として追加したドメインの編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック
  4. 表示された画面にて、設定しているユーザーを確認
  5. 別のユーザーを設定したい場合は、ユーザー名およびパスワードを入力後、「更新」をクリック

ADSelfService PlusのWindowsサービスアカウントにDomain Admins権限があること

ADSelfService Plusがインストールされているサーバー上にて、
[services.msc]-->[ManageEngine ADSelfService Plus]を右クリック-->[プロパティ]-->[ログオン]タブの
「アカウント」フィールドに、Domain Admins権限があるアカウントを設定してください。

ADSelfService PlusサーバーからクライアントPCへ名前解決ができること

名前解決できているかを確認する方法

名前解決できているかを確認する方法は2とおりございます。

名前解決できているかを確認する方法1
  1. ADSelfService PlusがインストールされているPC上のエクスプローラーを開く
  2. \\クライアントPC名\admin$」と入力
    ※ドメイン名を入力しないようご注意ください。
  3. 接続を確認
名前解決できているかを確認する方法2

ADSelfService PlusサーバーからクライアントPCに対して "ping" が疎通するか確認します。

  1. ADSelfService Plusサーバーでコマンドプロンプトを起動
  2. ping "クライアントPCのFQDN"と入力
  3. Enter
  4. 通信が始まることを確認
  5. 再度、ADSelfService Plusサーバーで「\\クライアントPC名\admin$」を入力し、接続を確認
pingが疎通しない場合:

  • ADSelfService Plusサーバーの C:\Windows\System32\drivers\etc配下にあるhostsファイルを開き、
    下記を、hostsファイルの最下部に加筆してください。

    クライアントPCのIPアドレス+”tab”+クライアントPCのFQDN名

  • 権限の関係で上書きができない場合、一旦hostsファイルを別の場所に移してから編集してください。
    編集後、再度 C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts に配置してください。
名前解決できていない場合の手順

下記手順により、クライアントPCの「Windowsファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」が有効になっていることを確認してください。

  1. クライアントPC上で「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. gpedit.msc」を入力しレジストリエディターを開く
  3. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」→「ドメインプロファイル」の順にクリック
  4. 「Windowsファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」をダブルクリック
  5. 「有効」を選択
  6. 「OK」をクリック

アンチウィルスソフトの検疫対象外であること

WindowsログインエージェントをインストールするクライアントPC(以下クライアントPCとします)上で、
ADSelfServicePlusClientSoftware.msiが検疫対象になっていないことをご確認ください。

よくあるエラー

ログインエージェントをクライアントPCにインストール時に表示されるエラーは次のとおりです。

よくあるエラーの対策

Couldn't copy the MSI file "ADSelfServicePlusClientSoftware.msi" to the client machine
  • 考えられる原因:クライアントPCにアクセスするための権限が不足している
  • 対策:留意事項をご確認ください。
Couldn't connect to the Client Machine, ADMIN$. Access is denied
  • 管理共有が無効になっている:クライアントPCにアクセスするための権限が不足している
  • 対策:次の手順をご確認ください。
    1. クライアントPC上で「ファイル名を指定して実行」を開く
    2. gpedit.msc」を入力しレジストリエディターを開く
    3. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」→「ドメインプロファイル」の順にクリック
    4.  「Windows ファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」をダブルクリック→「有効」に設定
    5. ADSelfService Plusがインストールされているサーバー上にて、
      ADSelfService PlusのWindowsサービスアカウントを再設定
Logon failure: unknown user name or bad password
  • 考えられる原因:ADSelfService Plusで指定している管理者アカウントの資格情報に誤りがある
  • 対策:留意事項をご確認ください。
Another installation is already in progress
  • 考えられる原因:すでに別のインストールプロセスが実行されている
  • 対策:数分後に再びインストールを行ってください。
Couldn't start remote service. Overlapped I/O operation is in progress
  • 考えられる原因:Windowsサービスとして「Remote Registry」および「Server」が停止している
  • 対策:クライアントPC上で、「Remote Registry」および「Server」をWindowsサービスとして
    「実行中」の状態に設定してください。設定後、Windowsログインエージェントをインストールください。

上記対応でも解決しない場合のお問い合わせ先

トラブルシューティングを実施後も改善されない場合は、ManageEngine Communityよりお問い合わせください。
詳細は、製品購入後のサポートをご参照ください。