GINA/CPインストールのトラブルシューティング
作成日:2018年7月24日 | 更新日:2020年5月21日
「設定」→「管理ツール」→「GINA/Mac (Ctrl+Alt+Del)」機能から、
GINA/CPエージェントをクライアントPCにインストールすることができます。
その際に表示されるエラーは以下の5点になります。
エラーメッセージ
- Couldn't copy the MSI file "ADSelfServicePlusClientSoftware.msi" to the client machine
- Couldn't connect to the Client Machine, ADMIN$. Access is denied
- Logon failure: unknown user name or bad password
- Another installation is already in progress
- Couldn't start remote service. Overlapped I/O operation is in progress
インストールに失敗した際に表示される主なエラーメッセージと解決策は以下の通りです。
確認事項が2項目あります。
確認事項❶ ADSelfService Plusはアプリケーション起動、
もしくはサービス起動か?
発生する原因を解決する手段はアプリケーション起動かサービス起動でも異なります。
【エラーメッセージ.Couldn't copy the MSI file "ADSelfServicePlusClientSoftware.msi" to the client machine】
こちらのエラーメッセージはクライアントマシンに
アクセスするための権限が不足している場合に表示されます。
ADSelfService Plusの管理者アカウントを以下の手順で指定してください。
<製品をアプリケーションとして起動している場合>
- ADSelfService Plusに管理者としてログインし、
「ドメイン設定」の「ドメイン情報の編集(鉛筆マーク)」
をクリックする - 「認証」でDomain Adminsグループに所属する
ユーザーのアカウントを指定する - 「保存」をクリックする
<製品をWindowsサービスとして起動している場合>
- ADSelfService Plusをインストールしたサーバーで、
Windowsサービス(services.msc)を開いて、
ManageEngine ADSelfService Plusを右クリックする - 「プロパティ」をクリックする
- 「ログオン」タブをクリックする
- 「アカウント」選択して、ADSelfService Plusの
「ドメイン設定」の「認証」に登録しているユーザーの、
ユーザー名とパスワードを入力する - 「適用」→「OK」の順にクリックする
【エラーメッセージ2. Couldn't connect to the Client Machine, ADMIN$. Access is denied】
こちらのエラーメッセージは管理共有が無効になっている場合に表示されます。以下の手順で対応してください。
- GINA/CPをインストールするクライアントマシンで、「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力する
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「ネットワーク接続」→「Windows ファイアウォール」→「ドメインプロファイル」の順にクリックする
- 「Windows ファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」をダブルクリックし、「有効」に設定する
上記手順実施後、ADSelfService Plusの管理者アカウントを設定し直してください
(エラーメッセージ1の手順を参照)
【エラーメッセージ3. Logon failure: unknown user name or bad password】
こちらのエラーメッセージはADSelfService Plusで指定している管理者アカウントの資格情報に誤りがある場合に表示されます。適切な情報を入力してください。
(エラーメッセージ1の手順を参照)
【エラーメッセージ4. Another installation is already in progress】
こちらのエラーメッセージはすでに別のインストールが進行中の際に表示されます。
数分後に再びインストールを行ってください。
【エラーメッセージ5. Couldn't start remote service. Overlapped I/O operation is in progress】
GINA/CPをインストールするクライアントマシンで、「Windowsサービス(services.msc)」を開き、「Remote Registry」サービスと「Server」サービスを「実行中」の状態にしてから、インストールを行ってください。
確認事項❷ ADSelfService PlusサーバーからクライアントPCへ名前解決ができるか?
GINA/CP機能ではクライアントPCへの名前解決ができていないとインストール実行時エラーが発生いたします。
ADSelfService PlusがインストールされたPCのエクスプローラーを開き、
「\\クライアントPC名\admin$」と入力し、接続できるかを確認してください。
ドメイン名を入力しないようご注意ください。
アクセスができない場合、以下の手順でクライアントPCの
「Windowsファイアウォール:着信リモート管理の例外を許可する」
が有効になっていることを確認してください。
以下手順になります。
- クライアントPCでスタートボタンを押し検索ボックス
「gpedit.msc」と入力し、エディターを開く - コンピューターの構成>管理用テンプレート>ネットワーク>
ネットワーク接続>Windowsファイアウォール>
ドメインプロファイルをクリック - 「Windowsファイアウォール:
着信リモート管理の例外を許可する」
をダブルクリック - 「有効」を選択
- 「OK」をクリック
GINA/CP機能のインストール機能につきましては、
ユーザー側はすべてサイレントインストールになっていますので、
基本的にユーザーが作業する工程はございません。