ADSelfService Plusサーバーの移行手順
対象データベース:PostgreSQL
本手順は、ADSelfService Plus インストールサーバー(PostgreSQL)を移行する手順を解説します。
- 移行前に、移行前のADSelfService Plusを最新ビルドへアップグレードしてください。
(現在のご利用ビルド番号は、ビルド番号の確認方法にてご確認ください。) - 32bit から 32bit、あるいは 64bit から 64bit が対象となっております。
32bit から 64bit のサーバーに変更する場合、32bit と 64bitでデータ構造が異なるため、
データベースにあるデータ(pgsql)とインデックスデータ(indexes)を移行することができません。 - 異なるビルド間での移行はできません。最新ビルドへ移行する場合は、移行前のADSelfService Plusについても
必ず最新ビルドへアップデートした上で実施してください。
ビルド番号の確認方法は、こちらのナレッジをご参照ください。
ライセンスに関する注意事項
製品のアップグレード時およびサーバー移行時のライセンスの取り扱いの「サーバー移行における並行稼働」をご参照ください。
移行手順
バックアップ手順
- ADSelfService Plusを停止
[services.msc]-->[ManageEngine ADSelfService Plus]-->[サービスの停止]をクリック
- ADSelfService Plusがインストールされているサーバー上で管理者としてコマンドプロンプトを起動
- ADSelfService Plusインストールフォルダー\binに移動
デフォルトのパス C:\Program Files\ManageEngine\ADSelfService Plus\bin
- 次のコマンドを順に実行
stopDB.bat
shutdown.bat - 次のコマンドを実行
backupDB.bat
- ADSelfService Plusインストールフォルダー\backup配下にバックアップファイル(ezip)が作成されることを確認
- ADSelfService Plusインストールフォルダー\conf配下のcustomer-config.xmlファイルをコピー後、ファイル名を
new-customer-config.xmlにリネーム - (任意)必要に応じて以下のフォルダーをそれぞれコピー
- ZohoCreator ファイル:ADSelfService Plusインストールフォルダー\conf\ZohoCreator.properties
- patchフォルダー:ADSelfService Plusインストールフォルダー\patch
- カスタマイズした製品表記関連のファイル:ADSelfService Plusインストールフォルダー\resources配下のファイル
- カスタマイズしたログインページ関連のファイル(html、画像、リソース、スタイルフォルダーなど):
ADSelfService Plusインストールフォルダー\webapps\adssp配下にあります。 - SSL証明書関連のファイル(server.xml、web.xml、server.keystoreなど):
ADSelfService Plusインストールフォルダー\conf配下にあります。 - MPMフォルダー:ADSelfService Plusインストールフォルダー\MPM
移行先サーバーにADSelfService Plus をインストールして起動
- バックアップファイルを取得したADSelfService Plusと同じビルド番号のADSelfService Plusを移行先サーバーにインストール
最新ビルドのインストーラーはManageEngine Communityにて取得いただけます。
最新ビルド以外のインストーラーが必要な場合は、ManageEngine Communityよりお問い合わせください。 - インストール完了後、一度ADSelfService Plusを起動しログインができることを確認
- ログイン後にビルド番号を確認
リストア手順
- ADSelfService Plusを停止
[services.msc]-->[ManageEngine ADSelfService Plus]-->[サービスの停止]をクリック
- ADSelfService Plusインストールフォルダー\bin配下に、バックアップで作成したzipファイルをペースト
基本的には、最新のバックアップファイルをリストアすることを推奨いたします。
- バックアップ手順7を実施した場合:new-customer-config.xmlをADSelfService Plusインストールフォルダー\conf配下にペースト
- バックアップ手順8を実施した場合:コピーした各ファイル/フォルダーをペースト
- ZohoCreator ファイル:ADSelfService Plusインストールフォルダー\conf配下にペースト
- patchフォルダー:ADSelfService Plusインストールフォルダー配下にペースト
- カスタマイズした製品表記関連のファイル:ADSelfService Plusインストールフォルダー\resources配下のファイル
- カスタマイズしたログインページ関連のファイル(html、画像、リソース、スタイルフォルダーなど):
ADSelfService Plusインストールフォルダー\webapps\adssp配下にペースト - SSL証明書関連のファイル(server.xml、web.xml、server.keystoreなど):
ADSelfService Plusインストールフォルダー\conf配下にペースト - MPMフォルダー:ADSelfService Plusインストールフォルダー配下にペースト
- ADSelfService Plusインストールフォルダー\binに移動
- 新規のADSelfService Plusがインストールされているサーバー上で管理者としてコマンドプロンプトを起動
- ADSelfService Plusインストールフォルダー\binに移動
- 次のコマンドを順に実行
stopDB.bat
shutdown.bat - 次のコマンドを実行
restoreDB.bat [バックアップファイル名] -p [パスワード] true
例)restoreDB.bat 230130-020000.ezip -p 000020-031032 true使用するパスワード:
- デフォルトの場合:拡張子を除くファイル名の逆順を入力してください。
例)バックアップファイル名:230130-020000.ezip
--> パスワード:000020-031032 - UI上に設定している場合:[管理]タブ-->[接続]-->[一般設定]に設定しているパスワードを入力してください。
- パスワードを忘れた場合:customer-config.xmlファイル内の「CryptTag」の値をパスワードとして入力してください。
(customer-config.xmlファイルはADSelfService Plus_インストールディレクトリ配下のconfフォルダーにございます。)
- デフォルトの場合:拡張子を除くファイル名の逆順を入力してください。
- 表示されるメッセージを確認
「DB Restored Successfully」というメッセージが表示されます。
- コマンドプロンプトを閉じ、ADSelfService Plusを起動
[services.msc]-->[ManageEngine ADSelfService Plus]-->[サービスの開始]をクリックします。
- 移行前のADSelfService Plusに適用したライセンスファイルを移行先のADSelfService Plusに適用
ライセンスの適用方法をご参照ください。
- データ移行が問題なく完了後、現行(移行前)サーバーにインストールしているADSelfService Plus をアンインストール