ADSelfService Plus ナレッジベース

32bitから64bitへ移行する方法


本ナレッジでは、32bitから64bitへ移行する方法をご案内いたします。

前提条件

  • 32bitから64bitへの移行は、同じビルド間でのみ可能です。
    例えば、32bitのビルド5813から64bitのビルド6110へ移行することはできません。
  • 移行前に、32bitの完全なバックアップ(<ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>のフルバックアップ)を取得してください。
  • 移行前に、32bitを最新ビルドへアップグレードしてください。
    また、移行完了までは移行前の32bitを削除しないでください。

移行手順

ご利用されているデータベースにより手順が異なるため、最初にご利用データベースをご確認ください。

使用しているデータベースを確認する方法
  1. <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\confに移動
  2. database_params.confファイルを開き、使用しているデータベースを確認する

    ・データベースがPostgreSQLの場合:「移行手順(PostgreSQLの場合)」をご参照ください。
    ・データベースがMySQLの場合:技術サポートまでお問い合わせください。

移行手順(PostgreSQLの場合)

次3つのステップを実行してください。
ステップ1:データベースをバックアップする
【※patchファイルがある場合のみ】ステップ2:patchフォルダーをバックアップする
ステップ3:データベースをリストアする

ステップ1:データベースをバックアップする
  1. [services.msc]にて、ADSelfService Plusを停止
  2. 管理者としてコマンドプロンプトを開く
  3. <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\binに移動
  4. 次のコマンドを、順に一つずつ実行

    stopDB.bat
    shutdown.bat

  5. 次のコマンドを実行

    backupDB.bat

    バックアップに成功した場合、「Backup Completed Successfully」が表示されます。

  6. バックアップ(圧縮形式)が<ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\Backupに生成されることを確認

    バックアップファイル名の例 OfflineBackup_20220527104959.ezip

  7. <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>のフォルダー名をリネーム
ステップ2:patchフォルダーをバックアップする

32bitの<ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>配下に「patchフォルダー」がある場合は、
「patchフォルダー」のバックアップを取得してください。

ステップ3:データベースをリストアする
    1. 64bitのADSelfService Plusを稼働するサーバー上にADSelfService Plusがある場合は、
      ADSelfService Plusをアンインストール
    2. 64bitのADSelfService Plusをインストール

      ※「バックアップを取得したビルド」と同じビルドのADSelfService Plusをインストールしてください。

    3. 一度、ADSelfService Plusを起動
    4. 「スタート」-->「ADSelfService Plus」-->「ADSelfService Plusをサービスとしてインストール」をクリック
    5. ADSelfService Plusを停止

      1. 管理者としてコマンドプロンプトを開き、<ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\binに移動
      2. 次のコマンドを順に実行
      stopDB.bat
      shutdown.bat

    6. (ステップ2を実行した場合のみ)<ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\binに、取得したpatchフォルダーのバックアップを配置
    7. <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\binに、取得したバックアップ(ezipファイル)を配置
    8. 管理者としてコマンドプロンプトを開く
    9. <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\binに移動
    10. 次のコマンドを実行

      restoreDB.bat compressed_file_name.zip -p <パスワード>
      例 restoreDB.bat OfflineBackup_20220527104959.ezip -p 95940172502202_pukcaBenilffO

      パスワードを求められた場合はパスワードを入力してください。
      ※パスワードは、2種類ございます。

      • デフォルトパスワードの使用している場合:拡張子を除くファイル名の逆順を入力してください。
        例)バックアップファイル名:OfflineBackup_20211119164123.ezip
        --> パスワード:32146191111202_pukcaBenilffO
      • 管理者により、独自のパスワードを設定している場合:
        バックアップ取得前に、ADSelfService Plusの管理者ポータルでパスワードを設定している場合は、
        [管理]タブ-->[製品設定]-->[接続]-->[一般]タブにある「データベースバックアップファイルのパスワードを変更」に設定されたパスワードを入力してください。

      「データベースバックアップファイルのパスワードを変更」に設定されたパスワードを忘れてしまった場合:
      <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>にアクセス可能な場合は、
      <ADSelfService Plus_インストールディレクトリ>\confにあるcustomer-config.xmlファイルにてご確認いただけます。

      リストアに成功した場合、「DB Restored Successfully」が表示されます。

    11. [services.msc]にて、ADSelfService Plusを開始します。