Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

ソフトウェア配布機能の使用方法


確認ビルド: Endpoint Central 10.1.2220.22
この記事では、Endpoint Centralのソフトウェア配布機能を使用して、ソフトウェア配布を対象のコンピューターに一括配布(インストールまたはアンインストール)する方法について説明しています。

ソフトウェア配布機能

ソフトウェア配布機能を利用することで、管理者権限のないユーザーに対してソフトウェアの配布が可能になります。サイレントインストールだけではなく、サイレントインストール非対応のアプリケーションでも配布可能です(サイレントインストール非対応の場合、エンドユーザーによる操作が必要になります。)。
 
ソフトウェア以外のファイルを単独でWindows管理対象に配布する場合は、構成 > ファイル/フォルダー操作など、各種配布機能をご確認ください。ソフトウェア配布機能での対応が難しい場合は、特定の管理対象1台を遠隔操作するリモート制御機能も合わせてご検討ください。
1. ソフトウェア配布の準備

ソフトウェアの保管場所となるソフトウェアリポジトリを設定します。ソフトウェアリポジトリにはネットワーク上の共有フォルダーに設定する「ネットワーク共有リポジトリ」と、配布時にその都度ソフトウェアをアップロードする「HTTPリポジトリ」があり、ネットワーク共有リポジトリについては事前の設定が必要です。
詳細はソフトウェアリポジトリの設定方法/変更方法を参照します。

 


2. ソフトウェアパッケージの作成

ソフトウェアを配布するには、まず「パッケージ」を作成します。
パッケージの作成方法については、こちらのナレッジをご確認ください。

パッケージ(ソフトウェアパッケージ)とは
Endpoint Centralを用いてソフトウェアを配布する場合、ソフトウェアはパッケージ(ソフトウェアパッケージ)という単位で配布されます。
パッケージはインストーラーのほか、インストールコマンドやアンインストールコマンド、サイレント引数(サイレントスイッチ)、インストーラーの情報、スクリプト実行などの各種操作などをまとめたものです。パッケージ単位で配布することで、サイレントインストールや、インストール時のスクリプト実行やファイル配置の自動化などを簡単に実行できます。

 


3. ソフトウェアの配布(またはセルフサービスポータルでの公開)
一括配布の実行

ソフトウェアを指定した管理対象に配布する手順は以下の通りです。

  1. ソフトウェア配布タブ > 配布 > ソフトウェアのインストール/アンインストール から、インストール対象の種類(コンピューター/ユーザー)を選択します。
    コンピューター/ユーザーのどちらを配布対象に指定できるかは、ソフトウェアごとにあらかじめ決まっています。
  2. パッケージ設定において、パッケージを選択し、操作の種類が「インストール」であることを確認します。
  3. 配布設定にて配布ポリシーを選択します。
  4. 配布/適用対象の設定にて、配布対象となるコンピューターを選択します。その他、再試行回数などを適宜設定します。
  5. 「配布」または「今すぐ配布」をクリックします。
セルフサービスポータルへの公開

管理者がインストールを許可したソフトウェア一覧を「ソフトウェアカタログ」としてユーザーに公開し、各ユーザーは必要なソフトウェアを管理者権限なしでインストールできる仕組みが「セルフサービスポータル」です。
パッケージをセルフサービスポータルに公開すると、公開先のユーザー/ユーザーグループに所属するユーザーはセルフサービスポータルからインストーラーを起動できます。
セルフサービスポータルへの公開の手順は、こちらをご覧ください。

ユーザーへの委任
サイレントインストールに対応していないソフトウェアをコンピューターに配布する場合、管理者権限のないユーザーにインストール操作を委任することができます。
3. ソフトウェア配布 においてパッケージ選択後、 インストール/アンインストールオプションの選択 > システムユーザー を選択し、「ユーザーのインストーレションウィンドウとの対話を許可する」を選択すると、配布対象PCにログインしているユーザーは配布したインストーラーを操作できます。インストーラーは管理者ユーザーとして実行されるため、操作するユーザーは管理者権限がなくても実行できます。詳細はこちらをご覧ください。

 


4. ソフトウェア配布に関するトラブルシューティング

ソフトウェア配布(セルフサービスポータルでの配布を含む)に失敗する場合は、こちらのナレッジをご覧ください。

 


(準備中)