Desktop CentralサーバーをAzure上に構築する方法
作成日:2020年11月6日 | 更新日:2020年11月10日
この記事では、Desktop CentralをMicrosoft Azure仮想マシン上に構築する方法について説明しています。なお、この記事はHow to install Desktop Central on Microsoft Azure?(英語)の翻訳となります。
Desktop CentralをAzure上に構築する方法
Microsoft Azure仮想マシンを使用してサーバー管理を容易にしたい場合は、仮想マシンにDesktop Centralをインストールして、デスクトップとモバイルデバイスを簡単に管理できるようになりました。仮想マシンを作成して接続するには、このドキュメントを参照してください。
Desktop Centralは、オンプレミス型のエンドポイント管理製品ですが、パブリッククラウド上にDesktop Centralサーバーを構築することも可能です。以下では、Microsoft Azure仮想マシンにDesktop Centralサーバーを構築する手順について説明しています。
Azure ポータルで Windows 仮想マシンを作成する手順については、Microsoft社のこちらの説明をご覧ください。
必要条件
- 仮想マシンがDesktop Centralのシステム要件を満たしていること
- 仮想マシンパブリックIP/DNSがファイアウォール等にブロックされておらず、すべての管理対象PCからアクセス可能なこと
- Microsoft Azureネットワークセキュリティグループから、Desktop Centralで使用するポートを開放し、管理対象PCとの通信が可能なこと
- TCPタイムアウトを10分以上に変更すること
- Azureポータルにログインし、Desktop CentralServerを構成するマシンを選択します。
- プロパティに移動し、[ PUBLIC IP ADDRESS / DNS NAMELABEL]を選択します。
- TCPタイムアウトを 10分以上の値 に変更します。
設定手順
Microsoft Azureから仮想マシンを契約後、以下の手順を実行することで、仮想マシン上にDesktop Centralをインストールできます。
- 仮想マシンにリモート接続します。
- その仮想マシンで、Webブラウザを開きます。
- DesktopCentral評価版をダウンロードしてインストールします。(→インストール手順)
- 購入したライセンスを適用します。
以上で、MicrosoftAzure仮想マシンにDesktop Centralが正常にインストールされます。
Desktop Centralサーバーは固定IPでの運用を強く推奨しております。しかし、仮想マシンのパブリックIP/DNSアドレスを使用してDesktop Centralにアクセスする場合、マシンが停止/再割り当てされると仮想マシンのパブリックIP/DNSアドレスが変更されます。
そのため、IPv4での予約済みIPアドレスを使用します。
そのため、IPv4での予約済みIPアドレスを使用します。