監視対象IPアドレスの変更の注意点
作成日:2008年9月17日 | 更新日:2022年6月13日
概要
OpManagerで装置をディスカバリーした後、装置のIPアドレスを変更する場合の注意点についてご案内します。
詳細
OpManagerでは監視対象登録時に、ホスト名またはIPアドレスのどちらかを、監視対象のユニークなキー"MO名"として登録します。
このとき、DNSの名前解決に成功した場合は、ホスト名をその装置のMO名に登録します。
DNSの名前解決に失敗した場合は、MO名はIPアドレスで登録されます。
装置のMO名の確認方法
- [インベントリ]より、該当の装置概要ページ画面に移動
- 装置概要ページ画面のURLより、MO名を確認
http://<OpManagerサーバーのIPアドレス または ホスト名>:<ポート番号>/apiclient/ember/index.jsp#/Inventory/Snapshot/MonitoringDevice/<MO名>例)
http://<OpManagerサーバーのIPアドレス または ホスト名>:<ポート番号>/apiclient/ember/index.jsp#/Inventory/Snapshot/MonitoringDevice/192.168.10.10 の場合、
MO名は「192.168.10.10」となります。
MO名がIPアドレスの場合の影響
MO名は各装置固有であるため、登録後に変更されることはありません。
MO名がIPアドレスで登録されている装置(これを装置Aとします)で、[装置情報の編集]からIPアドレスを変更した場合、
監視に利用するIPアドレスは変更後のものが反映され監視への影響はございませんが、旧IPアドレスで登録されたMO名は変更されません。
この状態で、装置AのMO名と同じIPアドレスを持つ装置(これを装置Bとします)を新規登録する場合、
装置BがDNS名を持たないと、MO名はIPアドレスで登録されることになりますが、
既にこのIPアドレスは装置AのMO名として利用されており、MO名は各装置固有でなければならないことから、装置の登録に失敗します。
回避策
MO名がIPアドレスで登録されている装置のIPアドレスを変更する際、変更前のIPアドレスを別の装置で利用する可能性がある場合は、
装置を一度OpManager上から削除し、再度ディスカバリーを行うことで、変更後のIPアドレスをMO名として登録する必要がございます。
【対応リリース】 6.0以降
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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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