OpManager ナレッジベース

バージョン12.5(ビルド番号12.5.XXX)から最新版へのアップグレード手順


アップグレードを行う前に、必ずバックアップの取得をお願いいたします。
万が一アップグレードに失敗した場合、復旧に必要となります。
また、アップグレードが失敗した原因を弊社側で調査する場合にも、バックアップファイルの送付をご依頼いたします。

最新版ビルド番号:12.5.606
最終更新日: 2022年8月5日

注意事項

  • 本手順はバージョン12.5(ビルド番号12.5.XXX)が対象となります。
    その他のビルドからの最新版へのアップグレード手順については、こちらのナレッジをご参照ください。
  • ご利用の製品のビルド番号の確認方法については、こちらのナレッジをご参照ください。
  • 更新内容につきましては、こちらのリリースノートをご参照ください。

実施手順

  1. サービスパックの入手方法
  2. テスト環境でのアップグレードテスト
  3. バックアップの取得
  4. サービスパックの適用

サービスパックの入手方法

サービスパックは、保守サービスユーザー様のみダウンロードが可能です。
ManageEngine Communityにログインいただき、[購入済みの製品]タブの、[インストーラー/サービスパック一覧 ]よりダウンロードいただけます。
詳しくは、こちらのマニュアルをご参照ください。

必要なサービスパック名は、"サービスパック(12.5または12.5.XXX用)"、
上記ダウンロード時のファイル名は、"ManageEngine_OpManager_12_0_SP-5_6_0_6.ppm"となります。

テスト環境でのアップグレードテスト

※本番環境でのアップグレード前にご確認下さい!

本番環境でアップグレードを実行する前に、以下の点から、テスト環境でアップグレードのテストを実施していただくことを推奨いたします。

  • 重要なデータの損失の防止
  • アップグレード後の稼働環境の確認

製品アップグレードのテスト環境に製品ライセンスを適用の上、並行稼働することを許諾しますが、
製品アップグレードの検証完了後、速やかにテスト環境の削除をお願いいたします。
テスト環境の構築については、こちらのOpManagerサーバー移行手順をご参照ください。


 バックアップの取得

  1. OpManagerサービスをシャットダウン
    OpManagerサービスをシャットダウンし、以下のプロセスが残存していないことを確認します。
  2. こちらのナレッジを参照の上、プロセスがすべて停止しているか確認
  3. OpManagerデータのバックアップ
    こちらのナレッジを参考に、バックアップを取得します。
    ※必ず取得するようお願いいたします。

サービスパックを適用

サービスパックを適用しアップグレードを行った場合、それまで利用していたビルドにダウングレードすることはできません。

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Windowsで行う場合:

    1. Windowsの[スタート]メニュー > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト]を右クリック > [管理者として実行]選択し、
      コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

    2. <インストールディレクトリ>/binフォルダー配下に移動し、UpdateManager.batを実行します。
    3. UpdateManagerが起動するので、[Browse]をクリック後、ダウンロードした
      ManageEngine_OpManager_12_0_SP-5_6_0_6.ppm
      を選択して[開く]をクリック後、[Install]をクリックします。


    4. インストールが開始されます

    5. しばらく経つと、アンチウイルスソフトが起動している場合は、OpManagerのインストールフォルダ―を例外に設定する旨の以下メッセージが出現するので、
      アンチウイルスソフトが起動していないあるいはインストールフォルダーが例外に設定されていることを確認して[OK]をクリックします。
    6. 続いて、アップグレード実施前にバックアップを取得したかについて、以下のような確認画面が出現するので、
      バックアップを取得したことを確認後、"Yes"を選択の上[OK]をクリックします。

      アップグレード失敗時の切り戻しや弊社側の調査で必要になることがあるため、バックアップは必ず取得するようお願いいたします

    7. 場合によってはadminユーザーのAPIキーをリセットするかどうかの確認画面が以下のように表示されるので、
      リセットする場合は"Yes"、しない場合は"No"を選択します
      APIキーは、REST APIを使用する際に必要になります。
      セキュリティ上の観点から、APIキーのリセットを推奨しておりますが、"No"を選んだ場合でもアップグレードは続行します。
    8. "Service Pack installed successfully"と表示されることを確認して[Close]をクリックします。
    9. 「Read Me」が表示されますので、[Close]をクリックします。
    10. [Exit]をクリックしてUpdateManagerを終了します。
    11. こちらのナレッジを参照の上、プロセスがすべて停止しているか確認します。
    12. OpManagerサービスを起動します。
      サービスパック適用後、必ず一度起動する必要があります。
      起動しない場合、更新が適切に行われません。

      ログイン後、クライアント画面右上の[シルエットアイコン]をクリックして、[製品情報] - [ビルド番号]が 12.5.606 と表示されていることを確認します。

      "admin"ユーザーでログインした場合、ログインパスワード/SCPパスワードの変更を求められる場合があります。
      詳しくは、それぞれ以下のナレッジをご参照ください。

アップグレードに関してご不明な点などございましたら、弊社サポートまでお問い合わせください。

Linuxで行う場合:

  1. root権限で端末を起動します。
  2. <インストールディレクトリ>/binフォルダー配下に移動し、
    ./UpdateManager.sh -cを実行して、UpdateManagerを起動します。
  3. 以下のメッセージが画面に出力されるので、"Choose an Option:"のメッセージに続いて、を入力します。Press i to Install
    v to View installed ServicePack versions
    e to Exit
    Choose an Option:
  4. "Enter the patch file to install:" というメッセージが画面に出力されるので、ダウンロードした
    ManageEngine_OpManager_12_0_SP-5_6_0_6.ppm
    が配置してあるフルパスを入力します。
  5. 場合によっては以下のメッセージが画面に出力されるので、 y  を入力します。
    ここでは、アップグレード前にバックアップの取得を強く推奨している旨の内容が表示されています。

    アップグレード失敗時の切り戻しや弊社側の調査で必要になることがあるため、バックアップは必ず取得するようお願いいたします。

  6. インストールが開始されます。
  7. "Service Pack installed successfully"と表示されることを確認します。
  8. 確認が出来たら、 n  を入力して終了します。
    (場合によっては自動で終了します)
  9. こちらのナレッジを参照の上、プロセスがすべて停止しているか確認します。
  10. OpManagerサービスを下記のコマンドを実行して起動します。

    cd [OpManagerインストールディレクトリ]/bin
    ./StartOpManagerServer.sh &

    サービスパック適用後、必ず一度起動する必要があります。
    起動しない場合、更新が適切に行われません。
  11. ログイン後、クライアント画面右上の[シルエットアイコン]をクリックして、[製品情報] - [ビルド番号]が 12.5.606 と表示されていることを確認します。
    "admin"ユーザーでログインした場合、ログインパスワード/SCPパスワードの変更を求められる場合があります。
    詳しくは、それぞれ以下のナレッジをご参照ください。

アップグレードに関してご不明な点などございましたら、弊社サポートまでお問い合わせください。

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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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