VoIP監視の仕様、装置の設定
作成日:2015年3月26日 | 更新日:2021年12月21日
VoIP監視の仕様
OpManagerのVoIP監視について以下のとおり説明します。
VoIP監視では、OpManagerは送信元の装置がCisco IP SLAを使用して取得した情報を、SNMPを使用して取得します。
送信元、宛先の両方の装置はCisco IP SLAに対応したCisco機器(IOSバージョンは12.3(14)T以上)である必要があります。
VoIP監視のメカニズム
VoIP監視のメカニズムは次のとおりです。
1.送信元の装置は、IP SLAを使用してテストパケット(UDP)を宛先の装置へ送信します。
2.宛先の装置は、IP SLA Responderを使用してテストパケットの結果に関する情報を送信元の装置へ返します。
3.送信元の装置は、宛先の装置から返された情報をMIB情報として保存します。
4.OpManagerは、送信元の装置からSNMPを使用してVoIP品質に関する情報を取得します。
装置の設定について
送信元の装置については以下を設定してください。
・IP SLA対応のCisco機器(IOSが12.3(14)T以上)である必要があります。
・IP SLAエージェントを有効にする必要があります。
・SNMP認証で"Read"および"Write"コミュニティが設定されている必要があります。
宛先の装置については以下を設定してください。
・IP SLA対応のCisco機器(IOSが12.3(14)T以上)である必要があります。
・IP SLAエージェントを有効にする必要があります。
・IP SLA Responderを常に有効にしておく必要があります。
・OpManagerで送信元の装置がSNMP認証に成功している必要があります。
【対応リリース】 9.x, 10.x, 11.x, 12.X
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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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