起動できない問題の回避策
作成日:2017年7月7日 | 更新日:2023年11月30日
本ナレッジでは、Password Manager Proのサービスが開始できない場合の回避策について解説しています。以下の方法で回避できない場合は、サポート窓口までご連絡ください。
1. 暗号化鍵に関するエラーが発生している場合の対処方法
2. JVM ヒープサイズエラーが発生している場合の対処方法
3. PostgreSQLのredo処理により起動できない場合の対処方法
4. SSL証明書のKeystoreの設定が異なり起動できない場合の対処方法
5. Password Manager ProサーバーのHDD容量が確保できない場合の対処方法
1. 暗号化鍵に関するエラーが発生している場合の対処方法
<手順>
(1)<PMP>\confフォルダーに移動し、manage_key.confをメモ帳以外のテキストエディタで開く
(2)manage_key.confに記載された場所に暗号化鍵が存在することを確認
(3)暗号化鍵が存在しない場合には、manage_key.confに記載した場所に暗号化鍵を移動
(4)PMPサービスを起動
2. JVM ヒープサイズエラーが発生している場合の対処方法
JVM がヒープメモリ不足により「javaのOutOfMemoryError」エラーがserverout.txtへ出力された場合は、
以下の手順を行ないJVMのサイズ変更を行なってください。
<手順>
(1)PMPサービス・関連するプロセスが停止していることを確認
※PMPに関連するプロセスである、postgres.exe, pmp.exe,
java.exe, wrapper.exeが、タスクマネージャーより起動していないことを確認
(2)<PMP>\confフォルダーに移動し、wrapper.confを
メモ帳以外のエディタで開き、以下変更して保存
(変更前) wrapper.java.initmemory=50
(変更後) wrapper.java.initmemory=256(変更前) wrapper.java.maxmemory=512
(変更後) wrapper.java.maxmemory=1024
(3)<PMP_HOME>\logフォルダーをlog_oldにリネーム
(4)PMPサービスを起動
3. PostgreSQLのredo処理により起動できない場合の対処方法
<手順>
(1)タスクマネージャーを起動し、[詳細]タブより postgres.exe が起動していないことを確認
起動していた場合は、[タスクの終了]よりプロセスを停止
※すべてのユーザーを表示させていること
(2)エクスプローラーにて、<PMP>\bin フォルダへ移動し、
.lock および lockfile ファイルが存在していないことを確認
存在している場合は、他のフォルダ(C:\tmp等)へ移動
(3)エクスプローラーにて、<PMP>\pgsql\data フォルダへ移動し、
recovery.conf ファイルが存在していないことを確認
存在している場合は、他のフォルダ(C:\tmp等)へ移動
4. SSL証明書のKeystoreの種類の設定が異なり起動できない場合の対処方法
ビルド9601からPMPサービス再起動時にKeystoreの値が正しいことを確認する処理が追加されました。wrapper.logにてKeystoreに関連するエラーが出力された場合、以下の手順を確認ください。
1.<PMP_HOME>\conf\server.xmlに設定した値が正しいか確認
2.<PMP_HOME>\conf\wrapper.confに設定した値が正しいか確認
※参照:https://www.manageengine.jp/products/Password_Manager_Pro/help/faq.html#3.3
3.PMPのサービスを再起動
5. Password Manager ProサーバーのHDD容量が確保できない場合の対処方法
Password Manager ProサーバーのHDD容量が不足している場合には起動に失敗します。詳細につきましてはこちらのナレッジをご参照ください。
以上