Password Manager Pro ナレッジベース

起動できない問題の回避策


本ナレッジでは、Password Manager Proのサービスが開始できない場合の回避策について解説しています。以下の方法で回避できない場合は、サポート窓口までご連絡ください。

1. 暗号化鍵に関するエラーが発生している場合の対処方法
2. JVM ヒープサイズエラーが発生している場合の対処方法
3. PostgreSQLのredo処理により起動できない場合の対処方法
4. SSL証明書のKeystoreの設定が異なり起動できない場合の対処方法
5. Password Manager ProサーバーのHDD容量が確保できない場合の対処方法

1. 暗号化鍵に関するエラーが発生している場合の対処方法

<手順>

(1)<PMP>\confフォルダーに移動し、manage_key.confをメモ帳以外のテキストエディタで開く

manage_key.confには、暗号化鍵(pmp_key.key)の保存先を記載します。また、暗号化鍵の場所は、初回は<PMP>\confフォルダー配下に存在しますが、セキュリティ強化のため<PMP>フォルダー以外に設定頂く必要があります。

(2)manage_key.confに記載された場所に暗号化鍵が存在することを確認

(3)暗号化鍵が存在しない場合には、manage_key.confに記載した場所に暗号化鍵を移動

(4)PMPサービスを起動

2. JVM ヒープサイズエラーが発生している場合の対処方法

JVM がヒープメモリ不足により「javaのOutOfMemoryError」エラーがserverout.txtへ出力された場合は、
以下の手順を行ないJVMのサイズ変更を行なってください。

<手順>

(1)PMPサービス・関連するプロセスが停止していることを確認
※PMPに関連するプロセスである、postgres.exe, pmp.exe,
java.exe, wrapper.exeが、タスクマネージャーより起動していないことを確認

(2)<PMP>\confフォルダーに移動し、wrapper.confを
メモ帳以外のエディタで開き、以下変更して保存

(変更前) wrapper.java.initmemory=50
(変更後) wrapper.java.initmemory=256

(変更前) wrapper.java.maxmemory=512
(変更後) wrapper.java.maxmemory=1024

(3)<PMP_HOME>\logフォルダーをlog_oldにリネーム
(4)PMPサービスを起動

3. PostgreSQLのredo処理により起動できない場合の対処方法

<手順>

(1)タスクマネージャーを起動し、[詳細]タブより postgres.exe が起動していないことを確認
起動していた場合は、[タスクの終了]よりプロセスを停止
※すべてのユーザーを表示させていること

(2)エクスプローラーにて、<PMP>\bin フォルダへ移動し、
.lock および lockfile ファイルが存在していないことを確認
存在している場合は、他のフォルダ(C:\tmp等)へ移動

(3)エクスプローラーにて、<PMP>\pgsql\data フォルダへ移動し、
recovery.conf ファイルが存在していないことを確認
存在している場合は、他のフォルダ(C:\tmp等)へ移動

4. SSL証明書のKeystoreの種類の設定が異なり起動できない場合の対処方法

ビルド9601からPMPサービス再起動時にKeystoreの値が正しいことを確認する処理が追加されました。wrapper.logにてKeystoreに関連するエラーが出力された場合、以下の手順を確認ください。

1.<PMP_HOME>\conf\server.xmlに設定した値が正しいか確認
2.<PMP_HOME>\conf\wrapper.confに設定した値が正しいか確認
※参照:https://www.manageengine.jp/products/Password_Manager_Pro/help/faq.html#3.3
3.PMPのサービスを再起動

5. Password Manager ProサーバーのHDD容量が確保できない場合の対処方法

Password Manager ProサーバーのHDD容量が不足している場合には起動に失敗します。詳細につきましてはこちらのナレッジをご参照ください。

 

以上