同じサーバーへの同時RDP最大接続数について
作成日:2020年1月8日 | 更新日:2023年5月25日
あるユーザーがあるアカウントにてサーバーにRDP接続中に他のユーザーが別のアカウントでそのサーバーに対してログインしようとすると先にセッション中のユーザーはセッションが強制的に終了します。 RDP接続数はデフォルトにて1つに制限されているためです。複数のメンバーが共同でサーバーの管理をおこなっているような場合に不便に感じることがあります。
以下RDP最大同時接続数を増やす方法についてご案内します。
最大同時接続数:2つ
Windows Server (2008以降)では「管理用リモートデスクトップ」としてデフォルトで同時2セッションまでのリモートデスクトップ接続が許可されています。
ただしWindowsサーバーにて複数のセッションを許可するように設定する必要があります。
(1)ローカルグループポリシーエディターを起動する
(2)[コンピューターの構成]->[管理用テンプレート]->[Windowsコンポーネント]->[リモートデスクトップサービス]->[リモートデスクトップセッションホスト]->[接続]へ移動する
(3)[リモートデスクトップサービスユーザーに対してリモートデスクトップサービスセッションを1つに制限する]をダブルクリックする
(4)下図を参考に[無効]をチェックし、[適用]する
最大同時接続数:3つ以上
Windows Serverのデフォルトの仕様上、最大同時接続数には制限がございます。3セッション以上の同時接続を実行しようとすると「サインインしているユーザーが多すぎます」と表示され、セッションを切ることが必要です。
許可するためには別途ライセンス(RDS CAL)が必要です。詳細につきましてはMicrosoft社にお問い合わせください。