Windowsにてパスワード変更が失敗する
作成日:2016年4月12日 | 更新日:2022年10月7日
Password Manager Proでは、Windows OSローカルに作成した特権IDのパスワード変更が可能ですが、パスワード変更に失敗する場合は次の手順を行なうことにより回避が可能なケースがありますので、ご確認ください。
リソース種別:Windowsの場合の失敗理由
- パスワード変更対象のアカウントがリソース上に存在しない場合
- ドメイン参加のメンバーサーバーに対して、リソース編集画面にてIPアドレスで指定している場合
- パスワード変更対象サーバーのWindowsサーバーにおいて、Windows Firewallが有効となっており、WMI/RPCの接続がブロックされている場合
- FWでWMI/RPCポート(135,139,445,3389)がブロックされている場合
- リモート同期用の資格情報において設定したユーザーの権限が、Administrators権限以外の場合
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当該サーバー内にて以下の設定がされている場合1) ツール>コンピューターの管理>システムツール>ローカルユーザーとグループ>ユーザー>当該ユーザーのプロパティ>全般にて以下のチェックが入っている場合「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要」2) コントロールパネル>ネットワークと共有センター>アダプターの設定との変更>当該ネットワーク>プロパティにて、以下のチェックが入っていない場合「Microsoftネットワーク用ファイルとプリンター共有」
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ユーザーアカウント制御にて以下の設定がされている場合ローカルセキュリティポリシー > セキュリティの設定 > ローカルポリシー >セキュリティ オプションの、[ユーザーアカウント制御: 管理者承認モードですべての管理者を実行する]が有効となっている場合※ 変更後、OSの再起動が必要です。
リソース種別:WindowsDomainの場合の失敗理由
- 上記、Windowsの場合に加えパスワード変更対象サーバーとして登録したサーバーがドメインコントローラーであるかご確認ください
リソース設定画面での確認
リソース編集画面にて、以下の箇所をご確認ください。
(1) FQDNでサーバーを指定していること
(2) リモート同期用の資格情報でadministrators権限のアカウントが指定されていること
(1)
(2)
パラメーター変更によるトラブルシューティング
以下、<PMP>は、本製品をインストールいただいたホームディレクトリを指します。
1.Password Manager Proを停止します
2.<PMP>\confフォルダ以下の system_properties.conf をメモ帳以外のテキストエディタで開きます
3.最終行に以下のパラメーターを追記後、保存し閉じてください
windowsreset.netuse=true
windowsverify.netuse=true
4.Password Manager Proを起動します
上記変更後、パスワードの変更を実施後、変更可否をご確認ください。
ソフトウェアのインストールによるトラブルシューティング
1.Password Manager Proにログインします
2.右上のヒトアイコンからサポート画面をクリックします。
3.ソフトウェア要件の設定を確認します。
4.「.NET」と「 Visual Studio 2015 C++ 再頒布可能パッケージ」がインストールされているか確認します。
5.インストールされていない場合、PMPサーバーにインストールしてください
※ビルド9600以降、Windowsのパスワード変更にVBscriptから.NET APIを使用するように仕様を変更しており、「.NET」と「 Visual Studio 2015 C++ 再頒布可能パッケージ」のインストールが必要になっております。