Password Manager Pro ナレッジベース

仕様解説:パスワード取得時の理由について


Password Manager Proでは、ユーザーがリソースのパスワードを取得する際、取得理由を入力させるよう設定できます。
本ナレッジでは、該当の設定と設定方法について説明します。

該当設定

Password Manager Proでは、理由入力の要否を決定する設定項目が3種類あります。
各設定で 対象となるユーザーや条件が異なります。

設定①

[一般設定]で設定を適用します。
ここで設定した理由の入力の強制は、Password Manager Pro内のすべてのユーザーに無条件に適用されます。

設定方法

[管理]タブ→[一般設定]→[パスワード取得]→[パスワード取得時、ユーザーに理由の入力を強制]

設定②

[ユーザーグループ]に対して設定を適用します。
そのユーザーグループを構成するユーザーに対して、すべてのリソースのパスワード取得時に理由の入力の強制が適用されます。

・設定2を有効化する場合、設定1が有効化されている必要があります。
・設定2の効果は設定1より優先されます。

設定方法

[ユーザー]タブ→[ユーザーグループ]→任意のユーザーグループのアクションアイコン→[ユーザー設定]→[パスワード取得時、ユーザーに理由の入力を強制]

設定③

[リソース]または[アカウント]に対して設定を適用します。
そのリソースにアクセスする所有者を除くすべてのユーザーに対して、パスワード取得時に理由の入力が強制されます。

・本設定は上記の設定①、②より優先されます。
・アクセス制御が非アクティブ化されている場合、設定3は有効化できません。
設定方法

[リソース]タブ→任意のリソースアクションアイコンまたはアカウントアクションアイコン→[アクセス制御を設定]→[その他の設定]→[パスワードを取得する際に理由の入力を強制]

 

詳細説明

上記した3種類の設定をどのように有効化するかは、各設定の組み合わせや理由を入力させるユーザーの種類、状態に基づいて変化します。

以下のチャートを参考に、上記の設定を有効化してください。

以下に、各条件ごとの理由入力の有無を表で解説します。
表内の〇、×は、各「ユーザーの状態」に該当するユーザーが、「理由入力あり」、「理由入力なし」となることを示します。
また、一般ユーザーは、リソースを共有されたユーザーを示します。

設定①オン、設定②オン
ユーザーの状態
設定状態 一般ユーザーかつ
ユーザーグループに所属
一般ユーザーかつ
ユーザーグループに未所属
ユーザーグループに
所属するリソースの所有者
ユーザーグループに
未所属のリソース所有者
設定③:オン
設定③:オフ × ×
アクセス制御:未設定
設定①オン、設定②オフ
ユーザーの状態
設定状態 一般ユーザーかつ
ユーザーグループに所属
一般ユーザーかつ
ユーザーグループに未所属
ユーザーグループに
所属するリソースの所有者
ユーザーグループに
未所属のリソース所有者
設定③:オン ×
設定③:オフ × × ×
アクセス制御:未設定 × ×
設定①オフ、設定②オフ
ユーザーの状態
設定状態 一般ユーザーかつ
ユーザーグループに所属
一般ユーザーかつ
ユーザーグループに未所属
ユーザーグループに
所属するリソースの所有者
ユーザーグループに
未所属のリソース所有者
設定③:オン × ×
設定③:オフ × × × ×
アクセス制御:未設定 × × × ×
理由を入力させたいユーザーが複数のユーザーグループに所属している場合、所属するすべてのユーザーグループで設定2が有効化されているか確認してください。