【HA構成】ビルド13220以降におけるセットアップ手順(PostgreSQLの場合)
作成日:2025年10月29日 | 更新日:2026年8月25日
本ナレッジでは、ビルド13220以降における、製品にビルトインのPostgreSQLを用いた高可用性(HA)構成のセットアップ手順をご紹介します。
目次
1.本ページで使用する用語
- PMPはPassword Manager Pro
- [PMP_HOME]はPMPのインストールディレクトリ
- プライマリはPMPプライマリサーバー
- セカンダリはPMPセカンダリサーバー
- ROはリードオンリー(読み取り専用)サーバー
- FQDN = Fully Qualified Domain Name(=完全修飾ドメイン名)
- IPはIPアドレス
2.前提作業
ビルド13111以前に既存のHA構成を構築している場合、こちらのページを参考にHA構成を解除してから以下の作業を実施してください。
運用中の環境に、複数のリードオンリーサーバーが設定されている場合、リードオンリーサーバーを1つだけ残しそれ以外のリードオンリーサーバーの設定を削除してください。削除手順はこちらを参考にしてください。
- プライマリとして使用するPMPをインストール
インストーラ起動時「High availability primary server」を選択
- インストール完了後、サーバーとデータベースを初期化するため、PMPサービスを開始します。
その際、「pmp_key.key」の保存先は環境内のすべてのサーバーからアクセスできる共有パスに保存することをお勧めします。
※manage_key.confファイルから共有パスのフルパスが記載されていることを確認して下さい。既にPMPを単体または旧HA構成のプライマリとして運用中の場合、そのPMPをプライマリとして使用できます。 - セカンダリとして運用するPMP をインストール
- インストーラ起動時、必ず[High availability primary server]を選択してください。
注:[High availability Secondary server]ではありません。 - インストール後、セカンダリとしてインストールしたPMPを起動しないで下さい。
- セカンダリとしてインストールするPMPのビルド番号が、プライマリのPMPと同じビルド番号であることを確認してください。
- インストーラ起動時、必ず[High availability primary server]を選択してください。
- ROサーバーとして運用するPMPをインストール
インストーラ起動時「Read-only server」を選択
ROサーバーとしてインストールするPMPのビルド番号が、プライマリのPMPと同じビルド番号であることを確認してください。 - プライマリのサービスを停止
停止方法は「Password Manager Proの起動、停止方法」をご確認ください。
- プライマリにライセンスを未適用の場合、ライセンスを適用してから停止してください。適用方法は、ライセンス適用手順および暗号化鍵の保管先変更についてをご確認ください。
- 「Password Manager Proに関連するプロセス」を参考に、プライマリ、セカンダリ両方で製品関連プロセスが停止していることをご確認ください。
[Windows 環境]java.exe
postgres.exe(複数) (PostgreSQLのプロセス)
wrapper.exe (Windows サービスとして運用している場合)[Linux 環境]
java
postgres(複数) (PostgreSQLのプロセス)
wrapper (サービスとして運用している場合)
3.プライマリサーバーにおける手順
- <PMP_インストールディレクトリ>\bin フォルダーに移動します。
- セカンダリのセットアップパック作成のため、以下の書式のコマンドを実行します。
HAPostgreSQLAppSetup.bat <セカンダリサーバーのFQDNまたはIP>(Windowsの場合)
HAPostgreSQLAppSetup.sh <セカンダリサーバーのFQDNまたはIP>(Linuxの場合)上記コマンドの実行後、データベースがPassword Manager Pro PosgreSQLという独立したサービスとして実行されるようになります。 - <PMP_インストールディレクトリ>\replication フォルダー配下に次のファイルが生成されていることを確認します。
AppServerPack_<セカンダリサーバーのFQDNまたはIP>.zip
- 「AppServerPack_<セカンダリサーバーのFQDNまたはIP>.zip」をセカンダリサーバーのインストールサーバーにコピーします。
- ROサーバーのセットアップパック作成のため、以下の書式のコマンドを実行します。
ROSetup.bat <ROサーバーのIP> <Username> <Password> <Slotname> (Windowsの場合)
ROSetup.sh <ROサーバーのIP> <Username> <Password> <Slotname> (Linuxの場合)
「Username」および「Slotname」は、小文字、数字、アンダースコアのみを含めることができます。- ROサーバー構築のために、初めてセットアップパックを作成する際には、任意のUsername、Password、Slotnameを入力する必要があります。
- 今後、同じROサーバーに追加でセットアップパックを生成する際には、同じ情報を入力する必要があるためご注意ください。
- Password Manager Proデータベースは、Username、Password、Slotnameを保存しません。安全な場所に保管してください。
- <PMP_インストールディレクトリ>\replication フォルダー配下に次のファイルが生成されていることを確認します。
ROPack_<Slotname>.zip
- 「ROPack_<Slotname>.zip」をROサーバーのインストールサーバーにコピーします。
- <PMP_インストールディレクトリ>\binに移動します。
- 次のコマンドを実行します。
[Windows 環境]
importCert.bat ..\conf\ServerCer.cer
importCert.bat ..\conf\CAcert.pem
importCert.bat ..\agent\ServerCer.cer[Linux 環境]
sh importCert.sh ../conf/ServerCer.cer
sh importCert.sh ../conf/CAcert.pem
sh importCert.sh ../agent/ServerCer.cer - プライマリ、セカンダリ、ROサーバー用のキーストアファイルを次のパスに貼り付けます。
<PMP_インストールディレクトリ>\bin
- 次のコマンドを実行します。各コマンド実行後に、当該キーストアファイルの秘密鍵のパスワード入力を求められます。
[Windows 環境]importCert.bat <プライマリサーバー用のキーストアファイル名>
importCert.bat <セカンダリサーバー用のキーストアファイル名>
importCert.bat <ROサーバー用のキーストアファイル名>[Linux 環境]
sh importCert.sh <プライマリサーバー用のキーストアファイル名>
sh importCert.sh <セカンダリサーバー用のキーストアファイル名>
sh importCert.sh <ROサーバー用のキーストアファイル名>ワイルドカード証明書を使用し1つの証明書を複数のサーバーへ適用する場合、コマンド実行は1度で問題ありません。 - 独立したサービスとして起動しているPostgreSQLデータベースのサービスを再起動します。
プライマリサーバー上で、サービスとして起動しているPostgreSQLデータベースを「起動」または「停止」する場合、[PMP_HOME]\binフォルダーから次のコマンドを実行します。
[Windows環境]起動:start_pgsql.bat
停止:stop_pgsql.bat[Linux環境]
起動:start_pgsql.sh
停止:stop_pgsql.sh - プライマリサーバーでPMPを起動します。
4.セカンダリサーバーにおける手順
- プライマリサーバーからコピーした、AppServerPack_<セカンダリサーバーのFQDNまたはIP>.zipを解凍します。
- 解凍したフォルダーから以下のフォルダーを取得し、セカンダリサーバーのPMPインストールディレクトリ内に貼り付けます(PMPフォルダー直下)。
conf
- <PMP_インストールディレクトリ(プライマリ)>\confからpmp_key.keyをセカンダリのインストールサーバーにコピーして配置します。
その際、「pmp_key.key」の保存先は<PMP_インストールディレクトリ(セカンダリ)>\conf以外の、PMPからアクセス可能なフォルダーとなるようにします。
例:C:\Program Files\ManageEngine\Key
- 当該フォルダーのフルパスには、2バイト文字(漢字、ひらがな、カタカナ、全角スペース等)を含まないようにしてください。
- PMPインストールフォルダーと同じ階層のフォルダーに暗号化キー(pmp_key.key)を保存する場合は、フォルダー名に「PMP」または「pmp」から始まる文字列は使用できません。
例)以下のようなフォルダー構成は使用できません。
インストールフォルダー:C:\Program Files\ManageEngine\PMP
暗号化キーの保存先フォルダー:C:\Program Files\ManageEngine\PMP_key - 次のパスに移動します。
<PMP_インストールディレクトリ(セカンダリ)>\conf
- 「manage_key.conf」 をメモ帳以外のテキストエディタで開き、セカンダリサーバーにおける手順3で「pmp_key.key」を配置したフォルダーのフルパスに書き換え、上書き保存します。
- プライマリサーバーにおける手順8.~11.を参考に、セカンダリサーバーへ各サーバーの証明書をインポートします。
- セカンダリサーバーでPMPを起動します。
- セカンダリサーバーにログインし、ライセンス適用手順および暗号化鍵の保管先変更についてを参考に、弊社から購入済みの冗長化ライセンスを適用します。
5.リードオンリー(RO)サーバーにおける手順
- プライマリサーバーからコピーした、ROPack_<Slotname>.zipを解凍します。
- 解凍したフォルダーから以下のフォルダーを取得し、ROサーバーのPMPインストールディレクトリ上に上書きコピーします。
agent
conf
lib
pgsql
webapps - <PMP_インストールディレクトリ(プライマリ)>\confからpmp_key.keyをROのインストールサーバーにコピーして配置します。
その際、「pmp_key.key」の保存先は<PMP_インストールディレクトリ(RO)>\conf以外の、PMPからアクセス可能なフォルダーとなるようにします。例:C:\Program Files\ManageEngine\Key
- 当該フォルダーのフルパスには、2バイト文字(漢字、ひらがな、カタカナ、全角スペース等)を含まないようにしてください。
- PMPインストールフォルダーと同じ階層のフォルダーに暗号化キー(pmp_key.key)を保存する場合は、フォルダー名に「PMP」または「pmp」から始まる文字列は使用できません。
例)以下のようなフォルダー構成は使用できません。
インストールフォルダー:C:\Program Files\ManageEngine\PMP
暗号化キーの保存先フォルダー:C:\Program Files\ManageEngine\PMP_key - 次のパスに移動します。
<PMP_インストールディレクトリ(RO)>\conf
- 「manage_key.conf」 をメモ帳以外のテキストエディタで開き、ROサーバーにおける手順3で「pmp_key.key」を配置したフォルダーのフルパスに書き換え、上書き保存します。
- プライマリサーバーにおける手順8.~11.を参考に、ROサーバーへ各サーバーの証明書をインポートします。
- ROサーバーのPMPサービスを起動します。
- プライマリおよびセカンダリのPMPサービスを停止します。
- ROサーバーにログインし、ライセンス適用手順および暗号化鍵の保管先変更についてを参考に、弊社から購入済みの冗長化ライセンスを適用します。
Webサーバー証明書の適用
SSL/TLS証明書をPassword Manager Proへ適用するを参考に、各サーバーへ証明書を適用してください。
以上。