【HA構成】13220以降の高可用性(HA)構成におけるトラブルシューティング
作成日:2025年10月29日 | 更新日:2026年10月29日
本ページでは、新HAモデル(ビルド13220以降のHA構成)におけるトラブルシューティングをご紹介します。
目次
Q1
[管理]タブ→[設定]→[高可用性]配下の高可用性の状態を確認できるダッシュボード画面において、HAを構成するサーバーの一つで状態が非アクティブと表示されます。どうすればよいですか?
A1
- 非アクティブと表示されているサーバーがプライマリまたはセカンダリサーバーの場合
各サーバーおよび各Password Manager Proサービスが正常に動作中か確認してください。
- 非アクティブと表示されているサーバーがリードオンリーサーバーの場合
リードオンリーサーバーおよびリードオンリーサーバーのPassword Manager Proサービスが正常に動作中か確認してください。
- サービスが起動しているにもかかわらず、非アクティブと表示されているサーバーがある場合
データベースの複製に問題が発生している可能性があります。下記の手順に従い、プライマリサーバーのレプリケーション構成を確認してください。
- プライマリの<PMP_インストールディレクトリ>/pgsql/dataフォルダーへ移動します。
- pg_hba.conf ファイルを開き、以下のエントリが正しく記載されているか確認してください。
- プライマリとリードオンリーサーバーのIPアドレス
- リードオンリーサーバーによって使用されるレプリケーションユーザー名
- 「# TYPE DATABASE USER ADDRESS METHOD」セクション配下に、有効なレプリケーション構成行が、host replication userName roIPAddress /32 md5 の形式で記載されていることを確認します。
Q2
プライマリサーバーおよびセカンダリサーバーの両方が復旧不可能な場合、どうすればよいですか?
A2
次の手順を参考に、リードオンリー(RO)サーバーを一時的にプライマリサーバー(仮プライマリサーバー)として運用してください。
また、仮プライマリのデータベースバックアップを使用して、プライマリを復旧できます。
1.ROサーバーを仮プライマリサーバーに変更
下記の手順までは、すべてROサーバー上で行ってください。
※手順1のみ例外的に全サーバーに適用されます。
- 起動中のPMPサービスをすべて停止します。停止方法は、を確認してください。
- <PMP_インストールディレクトリ(RO)>/pgsql/dataフォルダーへ移動し、standby.signalファイルを削除します。
- <PMP_インストールディレクトリ(RO)>/pgsql/ext_confフォルダーへ移動し、postgres_ext.confファイルを開いて、「recovery props」セクション配下のすべてのエントリを削除します。
- <PMP_インストールディレクトリ(RO)>/conf/configuration.propertiesファイル内のreadonly.mode=trueのエントリを削除します。
- <PMP_インストールディレクトリ(RO)>/confフォルダーへ移動し、serverstate.confファイルを開いて、「ro」を「master」へ変更します。
- PMPサービスを起動します。
- <PMP_インストールディレクトリ(RO)>/binフォルダーへ移動し以下のコマンドを実行して、古い読み取り専用設定へのデータベース参照をクリーンアップします。
Windows
DeleteROServerIP.bat <プライマリへ変更するROサーバーのIPアドレス>
DeleteAppServer.bat <セカンダリサーバーのホスト名またはIPアドレス>
DeleteSlot.bat <プライマリへ変更するROサーバーのslotName>Linux
DeleteROServerIP.sh <プライマリへ変更するROサーバーのIPアドレス>
DeleteAppServer.sh <セカンダリサーバーのホスト名またはIPアドレス>
DeleteSlot.sh <プライマリへ変更するROサーバーのslotName>
以上で、リードオンリーサーバーが仮プライマリサーバーへと変更されます。
2.仮プライマリサーバーのデータベースバックアップを取得
次の手順で、上記の仮プライマリサーバーのデータベースバックアップをリストアし、プライマリサーバーを復旧できます。
仮プライマリサーバーをそのまま、プライマリサーバーとして運用することも可能です。その場合、【HA構成】ビルド13220以降におけるセットアップ手順(PostgreSQLの場合)を参考に、HAを再構成してください。
データの不整合が発生する可能性があります。
- 仮プライマリサーバー(旧ROサーバー)のPMPに管理者としてログインします。
- [管理]タブ→[設定]→[データベースバックアップ]へ移動し、「いますぐバックアップ」ボタンをクリックしバックアップファイルを作成します。作成したバックアップファイルは、「保存先ディレクトリ」に指定されたフォルダーへ保存されます。
- 仮プライマリサーバーのPMPサービスを停止します。
3.仮プライマリサーバーのデータベースバックアップをリストア
仮プライマリサーバーのデータベースバックアップをリストアする方法は2通リあります。
3-1.既存のプライマリサーバーをアンインストールして、新しいプライマリサーバーをインストール&そのプライマリへリストア
- アンインストール手順を参考に、既存のプライマリサーバーをアンインストールします。※仮プライマリサーバーではありません。
スタートアップガイドを参考に、新しくPMPをプライマリサーバーとしてインストールします。
必ず、仮プライマリサーバーと同じビルド番号となるようにインストールして下さい。ビルド番号が異なると、リストアに失敗します。
- 仮プライマリサーバーで作成したデータベースバックアップファイルを使用して、新プライマリサーバーにデータをリストアします。リストア手順については、こちらのページの「手順:新PMPをインストールする」のを確認してください。
- データベースバックアップをリストアした後、復旧したプライマリサーバーでPassword Manager Proサービスを起動して、サーバーとデータベースを初期化します。
3-2.既存のプライマリサーバーへリストア
- 仮プライマリサーバーで作成したバックアップファイルを使用して、旧プライマリサーバーにデータをリストアします。リストア手順については、こちらのページの「手順:旧PMPインストールディレクトリを使用する」を確認してください。
- データベースバックアップをリストアした後、復旧したプライマリサーバーでPassword Manager Proサービスを起動して、サーバーとデータベースを初期化します。
4.HAの再構成
【HA構成】ビルド13220以降におけるセットアップ手順(PostgreSQLの場合)を参考に、HA構成を再構成(セットアップ)してください。
- 旧セカンダリサーバーをそのまま、再構成後のセカンダリサーバーとして使用することはできません。当該サーバーはアンインストールし、新しいセカンダリサーバーをインストールしてください。
- 仮プライマリサーバー(旧リードオンリーサーバー)は、リードオンリーサーバーに変更する(戻す)ことができません。当該サーバーはアンインストールし、新しいリードオンリーサーバーをセットアップしてください。
問題が解決しない場合
トラブルシューティングを実行後も事象が解消できない場合、お手数をおかけしますが、弊社保守サポートまでお問い合わせください。
また、こちらを参考に次のログファイルを、アップロードしてください。
ログのアップロード後に事象を確認した日時をお知らせください。
- /logs フォルダー
- /pgsql/data/pg_log フォルダー