【HA構成】旧HAモデルを利用中の環境をアップグレードする際の注意点
作成日:2025年10月29日 | 更新日:2025年10月30日
ビルド13220以降、Password Manager ProのPostgreSQLを使用したHA構成(新HA構成)が変更となりました。
ビルド13220以降に新HA構成を使用する場合、製品のアップグレードを行う前に、既存のPostgreSQLを用いたHA構成(旧HA構成)を解除する必要があります。
本ナレッジでは、旧HA構成の解除手順を説明します。
本ナレッジの対象
- 13111以前のビルドにて旧HA構成を構築中かつ13220以降のビルドで新HA構成を構築する方。
- 13111以前のビルドにて旧HA構成の運用を停止する方。
旧HA構成の解除手順
1.[管理]タブ→[設定]→[高可用性]に移動します。
2.セカンダリサーバーのアクションアイコンをクリックし、表示されるポップアップでウィンドウでサーバー名を「PMPHOST」に変更します。
3.<プライマリサーバーのインストールディレクトリ>/confフォルダへ移動します。次のファイルを削除します。
- pmp_rr.conf
4.<プライマリサーバーのインストールディレクトリ>/pgsql/binフォルダへ移動します。次のファイルを削除します。
- Primary.conf
- HAPrimary.conf
5.<プライマリサーバーのインストールディレクトリ>/pgsql/dataフォルダへ移動します。pg_hba.confファイルを管理者権限でテキストエディタ等から開きます。
6.ホスト名、IPアドレスといったセカンダリサーバーの情報が記載されている行を削除します。
7.ファイルを上書き保存し、Password Manager Proのサービスを再起動します。
旧HA構成解除後の対応
1.こちらを参考に、プライマリサーバ-をアップグレードしてください。
2.こちらを参考に、新HAモデルをセットアップしてください。
関連ページ
- 【HA構成】高可用性(HA)モデルの仕様変更(ビルド13220~)とその影響のご案内
- 【HA構成】ビルド13220以降におけるセットアップ手順(PostgreSQL の場合)
- 【HA構成】13220以降の高可用性(HA)構成におけるトラブルシューティング
以上
