Password Manager Pro ナレッジベース

サービスパック適用(アップグレード)手順


本ページでは、Password Manager Proのアップグレード用サービスパックの適用方法について説明します。また、本ページの内容を実行する前に必ず、各ビルドのアップグレード情報・注意点を確認してください。

1.バックアップの取得

  1. インストールディレクトリのバックアップを取得します。手順は、以下のページを確認してください。
  2. データベースのバックアップを取得します。手順は、以下のページを確認してください。

必ずバックアップを取得してから次の手順に進んでください。サービスパックの適用中に問題が発生した場合、このバックアップを使用して切り戻しを行います。

2.サービスパックの適用

各種サービスパックパック適用手順(ご使用環境を確認し、該当する手順を実行してください。)

Windows (MySQL / PostgreSQL)

現在バージョン8300以上を使用している場合、アップグレードパック適用前に、以下の前提条件を満たしている必要があります。

[前提条件]

  • セキュリティ予防措置として、Password Manager Proでは、ユーザー名そのものをパスワードとして使用することができなくなります。パスワードとしてユーザー名を使用しているシステムデフォルトユーザーアカウント:adminとguestは、アップグレードパックのインストール作業を進める前に、パスワードを変更する必要があります。
  • システムデフォルトユーザーアカウント:adminとguestにおいて、「ログインパスワード変更」ウィザードを使用し、ローカル認証のパスワードを変更行ってください。

■ローカル認証のパスワードを変更するための役割別の手順:
【管理者、パスワード管理者、そして他の管理者タイプのユーザー】
管理>>セットアップ>>パスワード変更 をクリックして、新しいパスワードを設定します。
【パスワード監査担当者、パスワードユーザー】
PMPウェブコンソールの右上にある人型アイコン内、パスワードの変更を選択し、新しいパスワードを設定します。

  • 新しいパスワードは、管理者が設定したパスワードポリシーに準拠したものでなければなりません。新しいパスワードは、パスワードジェネレーターを使用し生成することや、ポリシーに沿ってご自身で入力することも可能です。
  • 新しいパスワードはメールでは通知送信されませんため、お忘れないようご注意ください。パスワードを忘れてしまった場合は、PMPログインページにある「Forgot Password?」のリンクを使用し、パスワードリセットを行ってください。

設定完了後、アップグレードパック適用に進むことが可能です。

  1. Password Manager Proの起動、停止方法を参考に、Password Manager Pro(プライマリとセカンダリの両方が実行されている場合は両方)を停止します。
  2. database_params.confを<PMPインストールディレクトリ>/conf/以外のフォルダーに保存している場合は、以下を実施します。
    • database_params.confのバックアップを取得し、安全な場所に保存します。このバックアップはアップグレード手順がすべて完了するまで保管してください。
      ※database_params.confのバックアップは、インストールディレクトリのバックアップに切り戻す際に必要となります。
    • database_params.confファイルをコピーし、元の場所(<PMPインストールディレクトリ>/conf/配下)にファイルを戻します。
      ※移動ではなく、コピーしてください。
    必要に応じて、database_params.confをコピーするための権限を操作を行うアカウントに一時的に付与してください。
  3. コマンドプロンプトを右クリックし、管理者として実行します。
  4. <PMP_インストールディレクトリ>/binに移動し、次のコマンドを実行します。

    UpdateManager.bat

  5. 「Browse」をクリックし、1.サービスパックの入手方法でダウンロードした.ppmファイルを選択します。
    PMPをバージョン11.3から12.0にアップグレードする際には、SSL証明書のインポートが必須となりますのでご注意ください。今後もアップグレード時に証明書適用が必要なタイミングにはppm選択後に適用を求めるポップアップが表示される場合があります。
    以下のリンクから、インポートするSSL証明書をダウンロードしてください。

    • 12400までのアップグレードに必要な証明書はこちら
    • 12401以降のアップグレードに必要な証明書はこちら

    適用手順は下記の通りです。

    • 開いたポップアップで「Browse」をクリックし、ダウンロードしたSSL証明書をインポートします。

  6. Update ManagerウィンドウでInstallをクリックすると、アップグレード処理が開始されます。
  7. アップグレードプロセスが完了するまで待ちます。
    ※アップグレードに必要な時間は、環境やアップグレードするビルドによって異なります。
  8. 手順2で<PMPインストールディレクトリ>/conf/配下にdatabase_params.confをコピーした場合は、以下を実施します。
    1. <PMPインストールディレクトリ>/conf/配下のdatabase_params.confファイルでコピー元のフォルダのdatabase_params.confを上書きします。
    2. (複数回アップグレードする場合は最後のアップグレード時に実施)<PMPインストールディレクトリ>/conf/配下のdatabase_params.confファイルを削除します。
    3. (複数回アップグレードする場合は最後のアップグレード時に実施)コピー元のフォルダのdatabase_params.confの権限を元に戻します。
  9. アップグレードプロセスが完了後、Password Manager Proの起動、停止方法を参考に、Password Manager Proのサービスを起動します。
  10. Password Manager Proにログインし、以下の点を確認します。
    • 目的のビルドにアップグレードされたこと
    • 製品が正常に動作していること
  11. 複数アップグレードパックを適用する場合、上記の手順を繰り返し実施します。
HA構成を設定済みの場合、下記の内容をご確認ください。

〇PostgreSQL

構成中のHAモデルにあわせて、下記ページをご参照ください。

・ビルド13220より前のビルドで、旧HAモデルを構成中の場合
【HA構成】旧HAモデルを利用中の環境をアップグレードする際の注意点
・ビルド13220以降で、新HAモデルを構成中の場合、
【新HA構成】ビルド13220以降でHA構成時の各サーバーのアップグレード手順(Windows用)

〇MySQL

アップグレード時にセカンダリインスタンスを一度アンインストール・インストールして再セットアップする必要があります。
MySQLに記載されている手順に従ってください。

 

Windows (MS SQL)

  • Password Manager Proのサービスを停止し、トレイアイコンを終了します。
  • Password Manager Proサービス(プライマリとセカンダリの両方が実行されている場合は両方)を停止します。
  • Password Manager Proのインストールフォルダ全体のバックアップを取り、別の場所に保存します。アップグレードで問題が発生した場合、こちらをバックアップとしてご使用ください。さらに、Password Manager Proデータベースのバックアップを取り、別の場所に保存します。
現在バージョン8300以上を使用している場合、アップグレードパック適用前に、上記記載の前提条件を満たしている必要があります。

また、HA構成を設定している場合、Password Manager Proは、そのレプリケーションデータに関連する「サブスクリプション」と「パブリケーション」を削除すること、「パブリッシングとディストリビューション」を無効にすることが必須となります。これを行うには、MS SQL Server management studioにログインし、以下スクリーンショットを参照して、該当ファイル/フォルダを削除します。(HA構成を設定されていない場合は、これらの手順をスキップしてください。)

1. サブスクリプション削除
Replication >> Local Publications >> <PMPデータベース名:PMP-HA>に移動します。
<PMPサーバー名><PMPデータベース名>の存在を確認し、このファイルを右クリックして「削除」をクリックします。

 

2. パブリケーション削除
Replication >> Local Publications >> <PMPデータベース名:PMP-HA>に移動します。のフォルダを右クリックし「削除」をクリックします。

 

3. パブリッシング/ディストリビューション無効化
Replicationフォルダを右クリックし、「無効化」オプションをクリックします。

MS SQL Serverに関する上記手順完了後、アップグレードパック適用に進むことが可能です。

 

アップグレードパックの適用

  • コマンドプロンプトでPMP/binディレクトリに移動し、UpdateManager.batを実行してください。

Password Manager Proデータベース用のMS SQLサーバー設定中、「Windows認証」を選択した場合は、Password Manager ProサービスがSQLサーバーに接続するように設定されたサービスアカウントを使用し、コマンドプロンプトを起動する必要があります。(つまり、管理者として実行する代わりに、サービスアカウントを使用し実行します。)

使用されているアカウントがサービスアカウントか、SQLアカウントかを確認するにはPMP/confディレクトリに移動し、database_params.confファイルを開き確認します。ファイル内にユーザー名とパスワードが見つからない場合、Password Manager ProがWindows認証に使用されているということですので、サービスアカウント権限でコマンドプロンプトを実行する必要があります。
  • Update Managerウィンドウでppmファイル選択後にInstallをクリックすると、アップグレード処理が開始されます。

PMPをバージョン12.0以降にアップグレードする際には、このSSL証明書インポートが必須となりますのでご注意ください。

詳細はこちら

  • 開いたポップアップで「Browse」をクリックし、ダウンロードしたSSL証明書をインポートします。

  • 複数アップグレードパックを適用する場合、アップグレードごとにUpdate Managerを終了し、PMPサービスを一度起動・停止してから、アップグレードの手順を実行してください。
  • アップグレードパック適用後、Password Manager Proのサービスを開始します。
HA構成を設定済みの場合、アップグレード時にセカンダリインスタンスを一度アンインストール・インストールして再セットアップする必要があります。こちら(MySQL | PostgreSQL)ヘルプガイドに記載されている手順に従ってください。

 

Linux

  • アップグレード作業は、root 権限以外のユーザーで行ってください。
  • 現在バージョン8300以上を使用している場合、アップグレードパック適用前に、上記記載の前提条件を満たしている必要があります。
  1. Password Manager Proの起動、停止方法を参考に、Password Manager Proサービスを停止します。
  2. database_params.confを<PMPインストールディレクトリ>/conf/以外のフォルダーに保存している場合は、以下を実施します。
    • database_params.confのバックアップを取得し、安全な場所に保存します。このバックアップはアップグレード手順がすべて完了するまで保管してください。
      ※database_params.confのバックアップは、インストールディレクトリのバックアップに切り戻す際に必要となります。
    • database_params.confファイルをコピーし、元の場所(<PMPインストールディレクトリ>/conf/配下)にファイルを戻します。
      ※移動ではなく、コピーしてください。
    必要に応じて、database_params.confをコピーするための権限を操作を行うアカウントに一時的に付与してください。
  3. 証明書ファイルをこちらからダウンロードし、サーバー上の任意の場所に保存します。
    ※これまでのサービスパックの適用時に有効な証明書をインポート済みの場合は、本手順は不要。
  4. ターミナルで<PMPインストールディレクトリ>/bin 配下に移動します。
  5. 以下のコマンドを実行します。(これにより、 CLI モードでUpdate Manager が実行されます。)

    sh UpdateManager.sh -c

    これまでのサービスパックの適用時に有効な証明書をインポート済みの場合は、以下の手順6~8はスキップし、手順9まで進んでください。
    有効な証明書がインポート済みか不明な場合は手順6に進んでください。
  6. 「c」を入力し、サービスパックのファイルの完全性を検証するための証明書のインポートを行います。
  7. 手順3でダウンロードした証明書ファイルの保存先をフルパスで指定します。
  8. インポートが完了すると、"The selected certificate is imported successfully."と表示されます。

    "The selected certificate already exists in keystore."と表示された場合、証明書は既にインポート済みです。
  9. 「i」 を入力し、アップグレードに使用するサービスパックのフルパスを指定します。
  10. サービスパックの適用プロセスが開始します。
  11. 適用完了後、「n」 を入力し、UpdateManagerを終了します。
  12. 手順3で<PMPインストールディレクトリ>/conf/配下にdatabase_params.confをコピーした場合は、以下を実施します。
    1. <PMPインストールディレクトリ>/conf/配下のdatabase_params.confファイルでコピー元のフォルダのdatabase_params.confを上書きします。
    2. (複数回アップグレードする場合は最後のアップグレード時に実施)<PMPインストールディレクトリ>/conf/配下のdatabase_params.confファイルを削除します。
    3. (複数回アップグレードする場合は最後のアップグレード時に実施)コピー元のフォルダのdatabase_params.confの権限を元に戻します。
  13. Password Manager Proの起動、停止方法を参考に、Password Manager Proサービスを起動します。
  14. PMPにログインし、製品が正常に動作していることを確認します。
  15. 複数回サービスパックを適用する場合は本手順の2以降の手順を繰り返し行います。

Failover Service (FOS)

フェイルオーバーサービスとして構成されているセカンダリインスタンスについては、ManageEngine Password Manager Pro アップグレードパック(英語ページ)を確認し、サービスパックを現在のビルドに適用できるかどうかを確認してください。

セカンダリインスタンスへサービスパックが適用可能な場合は、FOSのアップグレード手順に従って作業を進めてください。
適用できない場合は、FOSの解除・アンインストール手順に従い、セカンダリインスタンスでフェイルオーバーサービスを新規に再構成する必要があります。

FOSのアップグレード手順
  1. セカンダリサーバーを停止します。
  2. 続けてプライマリサーバーも停止します。
  3. ご利用のオペレーティングシステムに基づいて、はじめにプライマリサーバーにサービスパックを適用します。
  4. 次にセカンダリサーバーにもサービスパックを適用します。
  5. 最後に、Password Manager Pro のプライマリサーバーとセカンダリサーバーを起動します。
Password Manager ProデータベースにMS SQLサーバーを設定し、「Windows認証」を選択した場合は、Password Manager ProサービスがSQLサーバーに接続するように設定されたサービスアカウントを使用し、コマンドプロンプトを起動する必要があります。(つまり、管理者として実行する代わりに、サービスアカウントを使用し実行します。)

使用されているアカウントがサービスアカウントか、SQLアカウントかを確認するにはPMP/confディレクトリに移動し、database_params.confファイルを開き確認します。ファイル内にユーザー名とパスワードが見つからない場合、Password Manager ProがWindows認証に使用されているため、サービスアカウントの権限でコマンドプロンプトを実行する必要があります。
FOSの解除・アンインストール手順

以下の手順に従い、プライマリサーバーまたはセカンダリサーバーのいずれかからフェイルオーバーサービスを解除できます。

  1. いずれかのサーバーでコマンドプロンプトを管理者として開きます。
  2. <Password Manager Pro インストールフォルダ>\binに移動します。
  3. 次のコマンドを実行します:UninstallFOS.bat
  4. その後、もう一方のサーバーから Password Manager Pro アプリケーションを完全にアンインストールします。
  5. フェイルオーバーサービスを再構成し、Password Manager Pro の新しいセカンダリインスタンスをセットアップするには、PMPフェールオーバーサービス (MS-SQL サーバークラスタ)に記載されている手順に従ってください。

 
以上