Patch Manager Plus オンプレミス版とクラウド版の機能差異
質問
Patch Manager Plus オンプレミス版とクラウド版を比較したとき、どういった環境にどちらが適しているかを教えてください。
また、Patch Manager Plus オンプレミス版 と、 Patch Manager Plus Cloud(クラウド版)の具体的な機能差異を教えてください。
回答
Patch Manager Plus オンプレミス版とクラウド版に大きな機能差異はありませんが、オンプレミス版/クラウド版の導入に向いている環境として以下のような例があります。
クラウド版が向いている環境
- インターネット経由で複数の拠点を管理する場合
- 在宅勤務者が多かったり、小規模な拠点が多数あったりするような場合
- Windows 11やMacbookなど、主にクライアントPCを管理する目的で導入する場合
- Windows Serverの台数を抑えたい場合
オンプレミス版が向いている環境
- インターネット接続がなかったり、ファイアウォールでPatch Manager Plus Cloudとの通信の許可が難しいなど、クラウド版の利用が難しい場合
- サーバーマシンのパッチ管理が主目的の場合
- エージェントの更新タイミングを厳格に管理したい場合
- サーバーマシンのパッチ適用など、組織特有の事情で特に厳格・柔軟な運用が必要な場合
- コンピューター名などのIT資産に関する一部の情報を社外(クラウド上)に一切出さずに管理したい場合
Patch Manager Plus Cloud は、Patch Manager Plus をインストールするWindows Serverをご用意いただく必要がない分、手軽に導入可能です。また、インターネット回線で接続された複数の拠点や社外のコンピューターのパッチ管理を簡単に実現できます。
一方で、クラウドはエージェントの更新(バージョンアップ)が自動的に実行されるなど、厳格な管理体制とは合わない場合もございます。詳細については営業担当にお問い合わせください。
その際、管理対象の概数やパッチ管理についての組織の運用方針についてご共有いただきますと、より的確な回答が可能となります。
一方で、クラウドはエージェントの更新(バージョンアップ)が自動的に実行されるなど、厳格な管理体制とは合わない場合もございます。詳細については営業担当にお問い合わせください。
その際、管理対象の概数やパッチ管理についての組織の運用方針についてご共有いただきますと、より的確な回答が可能となります。
オンプレミス版/クラウド版の選択でお困りの場合は、以下の情報を営業担当へご共有ください。
- 管理対象のOSや台数(サーバーマシン/クライアントマシンの拠点ごとのおおよその台数)
- 拠点間の通信に関する情報(VPN、WAN、インターネット経由、プライベートクラウド環境、外部との通信が一切許可されない環境 など)
- パッチ管理の運用方針(例:最新版のパッチをなるべく早期に自動的に適用する、様子を見てひとつ前のバージョンを適用する、配布スケジュールが非常にタイトである など)
また、詳細な機能差異については以下をご覧いただき、導入や移行の際は十分なご検証いただくことを強くお勧めします。
Patch Manager Plus オンプレミス版とPatch Manager Plus Cloud(クラウド版)の機能差異
- システム構成
- オンプレミス版/クラウド版ともに管理対象コンピューターにエージェントをインストールする必要がある点は変わりません。しかしながら、オンプレミス版では基本的にPatch Manager Plusサーバーが必要なパッチをダウンロードして配布するのに対し、クラウド版では基本的に各エージェントが必要なパッチをダウンロードします。オンプレミス版/クラウド版ともに、配信サーバーを設置することで帯域消費を抑えることが可能です。特にクラウド版では配信サーバーの設置による効果が高くなります(クラウド版を利用し、配信サーバーを設置する拠点では、パッチを配信サーバーがダウンロードし、必要なコンピューターに配布します)。
- オンプレミス版ではメール通知を実行するためにメールサーバーが必要です(クラウドメールサービスでも対応可能)。
- オンプレミス版で社内ネットワークに接続していない(=インターネット回線経由で接続している)コンピューターを管理する場合、DMZにリバースプロキシとして動作するセキュアゲートウェイサーバーを設置する必要があります。
- クラウド版では、Active Directory環境でドメインコントローラーと同期する場合、配信サーバーが必須です。配信サーバーを複数設置した場合でも、ドメインコントローラーと同期できる配信サーバーは1台のみです(そのため、複数のドメインと同期したい場合はドメイン間に信頼関係がある必要があります。相互に信頼関係のない複数のドメインとの同期を希望する場合はオンプレミス版をご利用ください)。
ドメインの登録
Patch Manager Plus Cloudにドメインを登録ことで、ドメインコントローラーとPatch Manager Plus Cloudが同期し、ドメインに新規追加されたコンピューターへエージェントを自動インストール/ドメインから外れたコンピューターからエージェントを自動アンインストールといった機能が利用可能です。しかしながら、ドメインコントローラーとの同期には配信サーバーが必須であり、そのうちの1台のみがドメインとの同期を実行する「AD Connector」に設定できます。
この条件を満たさない場合、ドメインを登録せず、Patch Manager Plus Cloud上ではドメインと同名のワークグループとして管理することも可能です。ワークグループとして管理する場合、上記の自動インストール/アンインストール機能は利用できませんが、それ以外の機能については概ね制限なくご利用いただけます。 - クラウド版は、オフライン環境(外部との通信回線が一切存在しない、隔離された完全閉域ネットワーク)での使用に対応しておりません。クラウド版はかならずインターネット(より正確には特定のドメイン)との接続を必要とします。
プロキシ設置環境下でご利用の場合、かならず評価版を使用してご検証ください。特にクラウド版では、必要なURLとの通信や証明書に関するOSの通信が許可されていないなど、条件によってはクラウド版が利用できない可能性があります。
- オンプレミス版/クラウド版ともに管理対象コンピューターにエージェントをインストールする必要がある点は変わりません。しかしながら、オンプレミス版では基本的にPatch Manager Plusサーバーが必要なパッチをダウンロードして配布するのに対し、クラウド版では基本的に各エージェントが必要なパッチをダウンロードします。オンプレミス版/クラウド版ともに、配信サーバーを設置することで帯域消費を抑えることが可能です。特にクラウド版では配信サーバーの設置による効果が高くなります(クラウド版を利用し、配信サーバーを設置する拠点では、パッチを配信サーバーがダウンロードし、必要なコンピューターに配布します)。
- 管理可能な範囲
オンプレミス版とクラウド版では、サポートするアプリケーションに一部差異があります。サポート対応アプリケーションの差異は、2024年現在ほぼなくなっています。詳細は一覧をご覧ください(最新の状況についてはお問い合わせください)。
- 配布・通知
- クラウド版では、クエリレポートの作成はご利用いただけません。コンソール画面からは既成のレポートのみご利用いただけます(既成のレポート以外が必要な場合はサポートまでご相談ください)。
- クラウド版では、SMS通知機能をご利用いただけません。
- クラウド版では、リモートDBアクセス機能をご利用いただけません。
- クラウド版では、クエリレポートの作成はご利用いただけません。コンソール画面からは既成のレポートのみご利用いただけます(既成のレポート以外が必要な場合はサポートまでご相談ください)。
- その他
- エージェントのインストール/アンインストール方法について、Patch Manager Plus Cloud コンソール画面からのエージェントインストール(プッシュインストール)には配信サーバーの設置が必須です。
- オンプレミス版、クラウド版ともに2万台以上の管理についてはお問い合わせください。
- エージェントのインストール/アンインストール方法について、Patch Manager Plus Cloud コンソール画面からのエージェントインストール(プッシュインストール)には配信サーバーの設置が必須です。
Patch Manager Plus Cloud はインターネット側からアクセス可能なことから、リモート拠点の管理や、社外からコンソール画面へのアクセスが簡単にできるメリットがあります。
要件に合わせてオンプレミス版/クラウド版をお選びください。
システム構成の差異については、以下のナレッジをご覧ください。
Patch Manager Plus Cloudのシステム構成
Patch Manager Plus オンプレミス版のシステム構成
要件に合わせてオンプレミス版/クラウド版をお選びください。
システム構成の差異については、以下のナレッジをご覧ください。
Patch Manager Plus Cloudのシステム構成
Patch Manager Plus オンプレミス版のシステム構成