Patch Manager Plus Cloudのシステム構成
作成日:2020年8月11日 | 更新日:2024年1月25日
この記事では、Patch Manager Plus Cloudを構成する各要素について説明しています。
Patch Manager Plus Cloudのシステム構成
Patch Manager Plus Cloudは、管理対象にインストールするエージェント、必要に応じて設置する配信サーバー、パッチ管理サービスを提供するクラウドとパッチDB、各ベンダーから最新のパッチ情報を収集する外部クローラーで構成されます。
構成要素
- ベンダーサイト:
OSおよびサードパーティ製品のベンダーサイトで、更新プログラムやパッチがリリースされます。
- 外部クローラー:
ベンダーサイトを巡回し、リリースされたパッチ情報を収集します。
- ZohoパッチDB:
パッチのリリース情報等を収集・蓄積し、Patch Manager Plus Cloudや、Patch Manager Plusオンプレミス版、Desktop Centralに対して最新のパッチ情報を提供します。
- Patch Manager Plus Cloud:
管理対象にインストールされたPatch Manager Plusエージェントや、配信サーバーと通信を行い、パッチ管理コンソールを提供します。パッチファイル自体は保持しません。
- エージェント:
管理対象にインストールし、欠落パッチの検出やパッチファイルのダウンロード、パッチのインストールを実行します。定期的にPatch Manager Plus Cloudと通信します。システム要件はこちら、インストール方法はこちらをご覧ください。
- 配信サーバー:
必要に応じて設置します(ライセンスの課金対象ではありません)。パッチファイルをまとめてダウンロードするため、管理対象の台数が多い拠点に設置することで、帯域幅を節約します。システム要件はこちら、インストール方法はこちらをご覧ください。
クラウド側
お客様側
- 管理対象には必ずエージェントをインストールする必要があります。環境によっては、一部のエージェントインストール方法がご利用いただけない場合があります。
- エージェントおよび配信サーバーは、アンチウイルスソフト(セキュリティソフト)のスキャン対象から除外する必要があります。
- 配信サーバーを設置しない場合、ADドメイン情報の同期はご利用いただけません。また、同期できるドメインコントローラーは1台のみとなるため、複数ドメインコントローラーとの同期が必要な環境ではご利用いただけません。
- プロキシ設置環境下でご利用の場合、かならず評価版を使用してご検証ください。必要なドメインとの通信を許可できない環境など、場合によってはクラウド版が利用できない可能性があります。
- オンプレミス版との差異についてはこちらをご覧ください。