エージェントのアンインストール方法
作成日:2021年3月5日 | 更新日:2025年4月2日
この記事では、Patch Manager Plus Cloudエージェントをアンインストールする方法について説明しています。
エージェントのアンインストール方法
Patch Manager Plus Cloudエージェントのアンインストール方法は、以下の5種類があります。
- (A) コンソール画面からエージェントのアンインストールを即時実行する方法
- (B) コンソール画面からPCを削除する方法
- (C) 各管理対象からエージェントをアンインストールする方法
- (D) 各管理対象でクリーンアップツールを実行する方法
- (E) 管理対象ポリシーを使用して自動削除する方法
(A)(C)(D) の方法で実行する「エージェントのアンインストール」では、管理対象からエージェントをアンインストールします。エージェントをアンインストールしたPCは、情報が エージェントタブ > 管理対象 > PC に残存しますが、Patch Manager Plus Cloudの管理対象からは外れます。
一方、(B)(E)の方法で実行する「PCの削除」では、エージェントのアンインストールに加えて、Patch Manager Plus Cloud上から管理対象PCの情報をすべて削除します。
詳細はこちらをご覧ください。
なお、Patch Manager Plus Cloudのライセンスにおいては、エージェントのインストール数が課金対象となり、エージェントをアンインストールした対象は課金対象となりません。ただし、(C)(D)の方法でアンインストールを行った場合に関しては、アンインストールを行ったことがコンソール画面上に自動的には反映されないため、課金対象から除外するにはアンインストール後に「PCの削除」が必要となります。(参考: ライセンスにおける「台数」について)。
(A) コンソール画面からエージェントのアンインストールを即時実行する方法
前提条件
- 資格情報マネージャーにおいて、対象のコンピューターに対して有効な管理者権限のあるユーザー認証情報が登録されている必要があります。
- エージェントと Patch Manager Plus Cloud が通信可能な状態である必要があります。
- エージェントのプッシュインストールに必要なポートが開放されている必要があります。
- 配信サーバーが設置されているリモートオフィスに所属している必要があります。
- 日本語環境の Linux エージェントに対しては利用できません。
アンインストール手順
- コンソール画面にアクセスし、エージェントタブ > 管理対象 > PC を開きます。
- アンインストールしたい管理対象PCにチェックを入れます。
- [エージェントを削除] をクリックします。
- エージェントがアンインストールされます。
以上でアンインストールが完了します。なお、Patch Manager Plus Cloudと管理対象PCの通信状態によっては、まれにアンインストールに失敗する場合があります。その際は(B) コンソール画面から管理対象を削除する方法または(C) 各管理対象から実行する方法 の手順を実行します。
(B) コンソール画面からPCを削除する方法
前提条件
- 管理対象の削除操作後、対象のエージェントとPatch Manager Plus Cloudの通信が実行可能になるタイミングが存在する必要があります(操作時点で、対象がオンラインである必要はありません)。
管理対象の削除手順
- コンソール画面にアクセスし、エージェントタブ > 管理対象 > PC を開きます。
- アンインストールしたい管理対象PCにチェックを入れます。
- [PCの削除] をクリックします。
- 次のリフレッシュサイクルにおいて、エージェントがエージェント自身のアンインストールを実行します。
以上でアンインストールが完了します。なお、Patch Manager Plus Cloud と管理対象PCの通信状態によっては、まれにアンインストールに失敗する場合があります。その際は(C) 各管理対象から実行する方法 の手順を実行します。
(C) 各管理対象から実行する方法
Windows 端末
- コントロールパネル > プログラム > プログラムのアンインストール をクリックします。
- ManageEngine UEMS - Agent を右クリックし、アンインストールをクリックします。
- ワンタイムパスワード(OTP)の入力を求められた場合、Patch Manager Plus Cloudのコンソール画面上でOTPを確認し、対象端末上でOTPを入力します。
以上で、Patch Manager Plus Cloudエージェントのアンインストールが完了します。
ワンタイムパスワード(OTP)の入力を省略する方法
- Patch Manager Plus Cloudコンソール画面にアクセスし、エージェントタブ > エージェント設定 を開きます。
- 「エージェント保護設定」タブをクリックします。
- 「ユーザーによるエージェント/配信サーバーのアンインストールを制限する」の項目のチェックを外し、保存します。
- 次のリフレッシュサイクルにおいて、設定がすべてのエージェントに反映されます。
OTPの入力を必須化する場合(OTPをコンソール画面上で確認する方法)
- 上記とは逆に、「ユーザーによるエージェント/配信サーバーのアンインストールを制限する」の項目にチェックが入っていることを確認します。
- エージェントタブ > 管理対象 > PC を開きます。
- 「ワンタイムパスワードの表示」ボタンをクリックします。(「インストール」「アンインストール」ボタンの横にございます。)
Mac 端末
- 管理者でコンピューターにログインし、ターミナルを開きます。
- <エージェントのインストールディレクトリ>/uninstallへ移動します。<エージェントのインストールディレクトリ>はデフォルトでは/Library/UEMS_Agentまたは/Library/PatchManagerPlus_Agentです。
(例)cd /Library/UEMS_Agent/uninstall
- 次のコマンドを入力し、スクリプトの実行を許可します。続いてパスワードを入力します。
sudo chmod 744 unintall.sh
- 次のコマンドを入力し、スクリプトを実行します。
sudo ./uninstall.sh
Linux 端末
- root権限のあるユーザーでコンピューターにログインし、ターミナルを開きます。
- <エージェントのインストールディレクトリ>/pmpagentへ移動します。
(例)cd /use/local/pmpagent
- 次のコマンドを入力し、スクリプトの実行を許可します。続いてパスワードを入力します。
sudo chmod 744 RemoveDCAgent.sh
- 次のコマンドを入力し、スクリプトを実行します。
sudo ./RemoveDCAgent.sh
(D) 各管理対象でクリーンアップツールを実行する方法
オフラインのWindows端末や、特定の管理対象PCからエージェントを強制的にアンインストールするには、以下の手順を実行します。なおこの方法では、他の方法では残存する一部のファイルについても消去します。
- スタート > ファイル名を指定して実行 > regedit.exe を実行します。
- 左ペインの中から コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AdventNet\DesktopCentral\DCAgent または コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\AdventNet\DesktopCentral\DCAgent を右クリックし、「エクスポート」をクリックします。
- エクスポートしたファイルを添えてサポートまでお問い合わせください。
- サポートから送付されたexeファイルを、エージェントを強制的にアンインストールしたいWindowsコンピューターにおいて管理者として実行します。
こちらの実行可能ファイルをダウンロードします。管理者としてコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行して、エージェントがアンインストールされることを確認します。
Agentcleanuptool.exe PMP
(E) 管理対象ポリシーからエージェントを削除する
詳細はこちらをご覧ください。