Patch Manager Plus Cloud ナレッジベース

配信サーバーのシステム要件


質問

配信サーバーの要件について教えてください。

 


回答

配信サーバーのシステム要件についてはシステム要件のページを参照してください。
なお、配信サーバーをインストール可能なOSについてはこちらの制限があります。
またシステム要件に加えて、以下の点にもご注意ください。

  • 配信サーバーは、IPアドレスが固定されたコンピューターにインストールする必要があります。
  • 配信サーバーには、ダウンロードしたパッチファイルを保持する「パッチリポジトリ」があります。
    • パッチリポジトリの必要とするストレージサイズは、利用状況によって大きく異なります(システム要件で記載されているサイズには、パッチリポジトリのサイズは含まれません)。
    • パッチリポジトリを別のドライブに変更することも可能ですが、配信サーバーと同一コンピューター内に指定することを推奨します。
    • セキュリティの確保のため、パッチリポジトリへのアクセス権限の設定にご注意ください(Everyoneに対して「読み込み」「実行」権限を付与しますが、「書き込み」権限を必要以上のユーザーに付与しないようご注意ください)。
  • 配信サーバーをインストール後、配信サーバーフォルダーをアンチウイルスソフトの例外に登録する必要があります。また、エージェントが配信サーバーにアクセスするために使用するデスティネーションポートを開放し、また配信サーバーが各ベンダーサイトやPatch Manager Plus Cloudとの通信に必要となる各ドメインとの通信をファイアウォール等で許可します。
  • 各ドメインとの通信を許可しているにもかかわらず、配信サーバーとPatch Manager Plus Cloud間の通信に失敗する場合、こちらのナレッジもご確認ください。
  • プロキシサーバーのある環境でPatch Manager Plus Cloudを使用する場合、リモートオフィスの設定においてプロキシの情報を入力します。プロキシの情報を変更した場合、関連するリモートオフィスの配信サーバー/すべてのエージェントを再インストールする必要があります(そのため、あらかじめプロキシ設定を完了させてからエージェント・配信サーバーをインストールします)。
  • 配信サーバーのインストール方法はこちらを参照してください。
  • 配信サーバーを別のコンピューターに移動する際はこちらを参照してください。
配信サーバーの設置目的
配信サーバーは、Patch Manager Plus Cloudで管理する対象の1拠点あたりのコンピューター台数が多く、消費帯域幅を抑えたい場合に設置します。また、Active Directory環境において、Patch Manager Plus Cloud とADドメインを同期したい場合には配信サーバーの設置が必要になります。
なお、配信サーバーの追加にあたってライセンス費用は発生しません(配信サーバーはライセンスの課金対象ではありません)。