Endpoint Central オンプレミス版 ナレッジベース

リモート制御機能について


この記事では、Desktop Centralのリモート制御機能について説明しています。

Desktop Centralのリモート制御

Desktop Centralには、エージェントがインストール済の管理対象PCに対して、遠隔操作するリモート制御機能があり、トラブルシューティングやメンテナンス、管理対象を使用中のユーザーとの連絡や告知等の目的で使用できます。

 


リモート制御ツール
(A) リモート制御(Windows / Mac / 一部のLinuxに対応)

管理対象の画面を共有し、遠隔操作を行う機能です。

接続対象側の画面を一時的にブラックアウトさせたり、マウス/キーボード操作を無効化する機能や、接続対象側の操作のみを許可する「表示のみモード」など、遠隔トラブルシューティングに便利な機能です。マルチディスプレイにも対応し、複数の管理者が同時に接続することも可能です。詳細は、リモート制御の使用方法をご覧ください。

Windows 10 Home Editionにはリモートデスクトップのホスト機能がありませんが、Desktop Centralリモート制御機能では接続が可能です (RDPプロトコルを使用しません)。
Linuxコンピューターに対してリモート制御で接続するには、対象LinuxにX Windows Systemがインストールされており、GUIに対応している必要があります。

(B) システムマネージャー(Windowsのみ対応)

管理対象PCのコマンドプロンプトやレジストリエディタ、イベントビューア、デバイスマネージャーなどを直接操作します。リモート制御ツールで画面共有する手間を省き、簡単にリモートトラブルシューティングが実施できます。
詳細はこちらをご覧ください。


 

 


電源管理ツール

リモートシャットダウン(Windows / Macに対応)

管理対象PCをシャットダウン(シャットダウン/再起動/休止/ロック/休止/スタンバイ) する機能です。シャットダウン/再起動をタスクとしてスケジュール設定できるため、複数の日程や柔軟な対象の選択が可能です。

リモートシャットダウンの実行には、サーバーからエージェントへの通信が可能である必要があります。サーバーから通信できない環境のエージェントに対して、リモートシャットダウンは実行できません。
(構成機能 > スケジュールタスク 等で、シャットダウンをスケジュール化する等をご検討ください)。

Wake On LAN(Windowsのみ対応)

Windowsコンピューターを自動的に起動します。営業時間外でのパッチ/ソフトウェア配布などに役立つほか、遠隔拠点の端末起動などにも使用可能です。詳細はこちら(準備中)をご覧ください。

エージェントがインストールされたPCに対してWake On LANを使用するには、以下の条件が必要です。

  • 対象PCがWake On LANに対応している必要があります。
  • 対象PCのBIOS/UEFI設定を手動で変更する必要があります。
  • 対象PCのネットワーク設定は、管理タブ > SoM設定 > エージェント設定 > 一般設定 > エージェントのインストール後に実行するアクション > Wake On LAN設定の有効化 にチェックを入れることで有効化できます。設定後、次のリフレッシュサイクルにて管理対象エージェントに反映されます。なお、ネットワークデバイスによっては手動での設定が必要な場合があります。
  • Wake On LANを実行する対象PCと同一サブネット内(対象PCにマジックパケットが到達可能な範囲)に、エージェントがインストールされた稼働中のPCが少なくとも1台存在する必要があります。必要に応じて、ルーターでリダイレクトブロードキャストを有効化します。
  • 対象がスリープ/省電力モードの場合、起動に失敗することがあります。
コミュニケーションツール

チャット(Windows)

Desktop Central管理画面から、管理対象PCに対して チャット/音声通話/ビデオ通話 をします。

 

アナウンス(Windows/Mac)

ユーザーを指定して、管理対象PCの画面に、一斉通知を表示させる機能です。他の機能と同様に、対象を柔軟に指定できます。手順は以下の通りです。

  1. ツールタブ > アナウンス をクリックして開きます。
  2. アナウンスのタイトル、本文、アナウンスの表示/終了時間、アナウンスの表示間隔、対象を選択します。

  3. アナウンスが表示されます。
  4. アナウンスを編集/削除/一時停止するには、ツールタブ > アナウンス から、既存のアナウンスの「アクション」列の三点リーダアイコンをクリックします。

作成されたアナウンスは、対象ユーザーが200名未満の場合は即時反映されます。対象ユーザーがが200名を超える場合、最初の200名は即時反映されますが、それ以上のユーザーは次のリフレッシュサイクルにて反映されます。

Linuxコンピューターへの通知や、コンピュータ-単位での通知には、構成 > メッセージボックス 機能をご利用ください。また、法的通知機能についてもご確認ください。
こちらのナレッジもご覧ください。

メンテナンスツール
システムツール

Windows コンピューターのチェックディスク、ディスクのクリーンアップ、ディスクデフラグをタスクとして設定します。Windows標準のこれらのツールについて、Desktop Centralはスケジュール設定を行ないます。

  1. ツールタブ > システムツール をクリックして開きます。
  2. [タスクの追加]をクリックし、タスク名および実行する内容を選択し、[次へ]をクリックします。
    • チェックディスク
    • ディスクのクリーンアップ
    • ディスクデフラグ

  3. 選択したツールについて、詳細を設定します。
  4. 適用対象を選択します。
  5. スケジューラー設定をします。