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Desktop Central 10.0.x から 10.0.562 へのアップグレード手順


本記事では、現在バージョン10.0(ビルド10.0.005以降)をご利用の場合で、ビルド10.0.562にアップグレードする方法についてご紹介します。

【ビルド10.0.x - からビルド10.0.562にアップグレードする方法】

アップグレードの内容

アップグレードの内容(新機能追加、機能強化、不具合修正)につきましては、10.0.562リリースノートをご覧ください。


アップグレード前の確認事項

アップグレードを実行する前に、以下の項目を満たしていることをかならずご確認ください。またアップグレード前にバックアップを取得することを推奨しています。バックアップの取得手順はこちらをご参照ください。

  • アップグレード前のビルド番号が10.0.005以降(※当該ビルドの画面上の表示は10.0.5)になっている
    アップグレード前のビルドが10.0.005以降であれば、途中ビルドへのアップグレードを挟むことなく、直接最新ビルドへのアップグレードが可能です。
    なお、ビルド番号はログイン後の画面上部に表示されます。ビルド番号の確認方法や数え方はこちらをご覧ください。
  • アンチウイルスソフトのスキャン対象から除外する
    アンチウイルスソフトがアップグレードをブロックしないよう、以下のフォルダーを例外として登録します。

    • Desktop Central Serverフォルダー:
      データベースが実行されているDesktop Central Directoryフォルダー
      (デフォルトのパスは C:\ManageEngine\DesktopCentral_Server または D:\Program Files\DesktopCentral_Server )
    • Desktop Central DBフォルダー:
      データベースが実行されているDesktop Central Directoryフォルダー
      (デフォルトのパスは Destkop Central Serverフォルダー内部です。DBを外部のフォルダーに設定している場合、対応が必要となります。)
  • サーバー監視の無効化
    Desktop Central Serverサービスを他社製のツールや、サービス再起動スクリプトによって監視している場合、アップグレードプロセスが完了するまで必ず監視を無効にします。
  • Windows Server 2012の場合の注意点
    Destkop Central サーバーがWindows Server 2012にインストールされている場合、デフォルトの管理者ユーザーとしてログインします。
  • 10.0.004以前からのアップグレードにおける注意点
    ビルド10.0.004以前からアップグレードする場合、複数のppmファイルをインストールすることになります。その際、PPMのインストールごとにUpdate Managerツールをかならず終了させます。
  • Desktop Centralをアップグレードする際に、Desktop Centralサーバーがオンラインである必要はありません。
  • Desktop Centralエージェント/配信サーバーは、Desktop Centralのアップグレード後に自動的に新しいバージョンにアップグレードされます。管理対象コンピューターを他社製のツールで監視している場合は、その点にご注意ください。

なお、日本国内でリリースされていないビルドへのアップグレードはおやめください。グローバルにてリリースされているビルドとは仕様が異なるため、日本語表示に問題が発生したり、管理対象の台数が多い場合に不具合が発生する可能性があります。
(参考ナレッジ: 「ログイン画面にアップグレードの案内が表示されますが、適用すべきでしょうか」
「日本国内リリースされている最新のビルドやサポート中のビルド番号は、どこから確認すればよいでしょうか」)


アップグレードの手順
1. サービスパックのダウンロード

ビルド10.0.562にアップグレードするためのサービスパックは、ManageEngine Communityよりダウンロードいただけます。

2. サービスパックの適用
  1. WindowsサービスのManageEngine Desktop Central Serverにログインし、現在のビルド番号が10.0.005以上であることを確認します。
  2. Desktop Centralサーバーにアクセスし、スタート > ファイル名を指定して実行 > Services.msc を実行し、"ManageEngine Desktop Central Server"のサービスを停止させます。
  3. <Desktop Centralインストール時に選択したディレクトリ>\bin ディレクトリ配下の UpdateManager.bat を起動します。
    (デフォルトはC:\ManageEngine\DesktopCentral_Server\bin または C:\Program Files\DesktopCentral_Server\bin)
  4. [Browse]をクリック後、[ManageEngine_Desktop_Central_10_0_0_SP-562.ppm]を選択して、[Install]をクリックします。
  5. インストールウィザードが開いたのち、「Desktop Centralのアップグレードを中断させないよう、アンチウイルススキャンからDesktop Centralがインストールされているディレクトリを除外する、またはアンチウイルスソフトを一時的に停止させることを強く推奨します。」という警告メッセージが表示されます(英語)。上記の作業を実行していない場合は、[Cancel Installation]をクリックしてアップグレードを中止し、実行済の場合は、[Continue Installation]をクリックして続行します。
  6. 続いて、「1. GPOポリシーを用いたインストールを実行する場合、インストールファイルを更新する必要があります。(アップグレード完了後、Desktop Centralログイン後のエージェント配布画面より)ファイルをダウンロードし既存のGPOに登録されているインストールファイルを置き換えてください。2. Mac OS 10.6向けエージェントはこのバージョンではサポートされません。最新のMac OSへアップグレードすることを強く推奨します。」という注意メッセージが表示される場合があります(英語)。確認したのち[Proceed]をクリックします。アップグレードを中止する場合は[Cancel]をクリックします。
  7. しばらく待ち、[Service Pack installed successfully」と表示されるのを確認して[Close]をクリックします。
  8. [Exit]をクリックして、UpdateManagerを閉じます。
  9. Windowsサービスを開き、 ManageEngine Desktop Central Serverのサービスを開始し、ログイン後の画面にてビルド番号が10.0.562であることを確認します。
エージェント/配信サーバーのアップグレードについて
Desktop Centralサーバーをアップグレードした場合、エージェント(LANエージェント/WANエージェント)および配信サーバーは、次回Desktop Centralサーバーとのリフレッシュサイクル以降において自動的にアップグレードされます
※10.0.405以前のバージョンのエージェントからアップグレードする場合、自動アップグレードは90日のみ利用可能です。管理端末は90日以内にサーバーと通信を行い、エージェントをアップグレードしてください。90日経過するとエージェントを再インストールする必要があります(多くの端末が通信不可能な場合には個別にお問い合わせください)。
 
セキュアゲートウェイサーバーのアップグレードについて
セキュアゲートウェイサーバーのアップグレードは、セキュアゲートウェイサーバーの新ビルドがリリースされた際に必要となり、Desktop Centralサーバーのアップグレードと同時に実施する必要はございません。