OpManager ナレッジベース

APNSの期限切れの通知について


概要

OpManagerの画面右上のベルマークから製品への通知を確認すると、"APNSは〇日後に期限切れになります"または
”APNSの有効期限が切れました”という通知が表示される場合があります。
この通知(以下、期限切れ通知)の詳細及び、対処方法についてご説明します。

詳細

APNSの概要

APNSとは、Apple Push Notification Serviceの略語で、
サードパーティ製のアプリケーションからiOSデバイスにプッシュ通知を行う、Apple社が作成したサービスです。

OpManagerにおけるAPNSの用途

OpManagerは、グローバルなお客様向けのiOSアプリケーションが存在します。
※日本国内では非サポート

OpManagerのiOSアプリケーションを使用している環境では、OpManagerから発報されるアラート等の情報を、
iOSアプリケーションがインストールされている端末にプッシュ通知するために、APNSを使用します。

APNSの期限切れ通知の詳細

APNSは定期的に更新が必要な証明書を持っており、この証明書の期限が迫っている、
あるいは期限が終了している場合に期限切れ通知が出現します。
APNSの証明書の期限が切れた場合、OpManagerからiOSアプリケーションにプッシュ通知が送信できなくなります。

また、iOSアプリケーションを使用していないにもかかわらずAPNSの期限切れ通知が表示される現象については、既知の不具合となります。
こちらは、ビルド12.5.334以降で修正済みです。(リリースノートの記載はこちら

APNSの証明書の期限が切れた場合の影響

iOSアプリケーションを利用している場合

OpManagerからiOSアプリケーションにプッシュ通知が送信されなくなります。
監視自体やその他の設定項目への影響はありません。

日本国内では、iOSアプリケーションは非サポートとなります。

iOSアプリケーションを利用していない場合

製品機能に対して一切の影響はありません。
通知を無視してご利用いただくことも可能です。

APNSの期限切れ通知への対処法

以下のいずれかの手順を実施することで、期限切れ通知は表示されなくなります。

最新版へのアップグレード

OpManagerを最新版へアップグレードすることにより、iOSアプリケーションを利用していない環境では通知が表示されなくなります。
アップグレード方法については、こちらのナレッジをご参照ください。

アップグレードでは、証明書の更新までは自動で行われません。
iOSアプリケーションを利用している場合、後述の証明書の更新を手動で行う必要があります。

APNSの証明書の更新

以下手順にて、APNSの証明書を手動で更新します。

  1. OpManagerを停止
  2. <OpManagerホームディレクト>/libフォルダ配下にある”OPM_APNS_Cert.p12”ファイルをコピーし、
    OpManagerとは関係のないフォルダに退避
  3. 以下のリンクから、期限が更新された証明書”OPM_APNS_Cert.p12”ファイルを入手
    ダウンロードリンク
  4. 手順3で入手した新しい"OPM_APNS_Cert.p12"ファイルを、<OpManagerホームディレクト>/libフォルダ配下にある既存の同名ファイルと置き換え
  5. OpManagerを再起動し、通知が消えていることを確認
    (通知が消えたことを確認後、手順2で退避したファイルは削除できます)
更新後の証明書の有効期限は2022年8月5日です。
この期限ビルド12.5.221以前を継続利用すると、iOSアプリケーションを利用していない場合でも、期限切れ通知が再発します。
iOSアプリケーションを利用しておらず、通知を表示しないことを目的とする場合、可能な限り最新版へのアップグレードをお願いいたします。