OpManagerのアップグレードにおける .NET 3.5 Framework の必要性について
作成日:2023年4月18日 | 更新日:2024年2月9日
概要
Windows環境において、OpManagerをアップグレードする際に、.NET 3.5 Framework のインストールを促される場合がございます。
本ナレッジでは、.NET 3.5 Frameworkが必要になる条件についてご説明します。
詳細
該当ビルド
アップグレード前のビルドが12.5.334以上かつ、12.7.124未満
.NET 3.5 Frameworkの用途
OpManagerのアップグレードの際、一部の環境において、製品フォルダの構成と依存性の最適化に使用されます。
.NET 3.5 Frameworkが必要になる条件
以下の条件をすべて満たす場合、OpManagerのアップグレードに、.NET 3.5 Frameworkが必要になります。
- OpManagerをWindows OSにインストールしている
- ~/<OpManagerインストールフォルダ>/lib 配下に、以下に記載のフォルダ以外のフォルダが存在する:
- ear
- fix
- iam
- native
- reports
- resources
- tomcat
- winutils ※環境によっては存在しません - ~/<OpManagerインストールフォルダ>/classes 配下に、"cachelib"フォルダ以外のフォルダが存在する
これらの条件を満たさない環境では.NET 3.5 Frameworkは不要であり、インストールを行う必要はなく、
UpdateManager.batの実行時に.NET 3.5 Frameworkのインストールを促される場合でも、無視してアップグレードを続行できます。
バックアップは、アップグレード失敗時の復旧や、弊社側で調査を行う際に必要になります。
.NET 3.5 Frameworkをインストールできない場合
.NET 3.5 Frameworkがインストールできる場合は、問題なくアップグレードを実施いただけますが、
一部の環境では、UpdateManager.batの実行時に.NET 3.5 Frameworkのインストールに失敗することがあります。
.NET 3.5 Frameworkがインストールできない環境で上記の条件を満たす場合、稀にアップグレードの失敗を招く場合がありますので、
本ナレッジをご確認いただいたことを添えて、技術サポートまでご連絡いただけますでしょうか。
上記ウインドウを確認してアップグレードを中断する場合、UpdateManagerのウインドウ上でppmファイルを指定して[Install]をクリックする前であれば、ウインドウを閉じることによってアップグレードを中断できます。リストア等の対応も不要です。
なお、上記の条件を満たすかどうかに関係なく、既にアップグレードが問題なく完了している場合は、追加の対応は必要ございません。