VLANがディスカバリーできない。トラブルシューティング方法が知りたい。
作成日:2015年10月14日 | 更新日:2022年7月25日
概要
VLANのディスカバリーに失敗する、トラブルシューティングの方法を知りたい。
VLANディスカバリーの仕様
OpManagerでは、以下のOIDを参照してVLANを監視しております。
以下のOIDから値を取得できない場合、OpManagerではVLANをディスカバリーすることができません。
Cisco機器の場合:
CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIBより
- VlanIndex - .1.3.6.1.4.1.9.9.68.1.2.2.1.2
- VlanStatus - .1.3.6.1.4.1.9.9.68.1.1.7.1.3
CISCO-VTP-MIBより
- VlanName - .1.3.6.1.4.1.9.9.46.1.3.1.1.4
- VLANIndexVSIFIndex - .1.3.6.1.4.1.9.9.46.1.3.1.1.18
Cisco機器以外の場合:
Q-BRIDGE-MIBより
- VlanIndex - .1.3.6.1.2.1.17.7.1.4.5.1.1
- VlanName - .1.3.6.1.2.1.17.7.1.4.3.1.1
- VlanStatus - .1.3.6.1.2.1.17.7.1.4.3.1.5
BRIDGE-MIBより
- PortIfIndex - .1.3.6.1.2.1.17.1.4.1.2
VLANディスカバリーに失敗する原因
・SNMP認証に失敗している
・装置がルーター/スイッチ以外のカテゴリーに分類された
・上記のOIDに応答していない
トラブルシューティング手順
以下のトラブルシューティングを実施します。
1.上記MIBファイルはデフォルトでOpManagerに存在しないため、必要に応じてCISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB.zip(CISCO-VTP-MIB含)もしくはQ-BRIDGE.zipをダウンロードします。
MIBブラウザーの使用方法は、こちらをご確認ください。
2. ダウンロードしたQ-BRIDGE.zipを展開し、得られたファイルをすべてOpManager/mibsフォルダ配下に配置。
3. 以下のナレッジをご参照の上、上記【原因】に記載されている各4つのOIDの値をGetして応答があるかをご確認ください。
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値が取得できたにも関わらずVLANがディスカバリーできない場合、以下の手順で資料を取得の上、技術サポートまでお問い合わせください。
手順
1.[設定]→[一般設定(基本設定)]→[システム設定]→[ログ出力]→[デバッグログ出力]へ移動
2.[デバッグログ出力]を有効にし、[SNMPv1/v2]および[SNMPv3]が有効になっている場合は無効にして保存
3.OpManagerサービスを停止し、OpManager _home\logsフォルダーの名前を変更
4.OpManagerサービスを開始し、MIBブラウザーから上記のOIDから値を取得できるかを確認
MIBブラウザーの使用方法は、こちらをご確認ください。
5.MIBブラウザーでおこなったOIDから値を取得できるかの確認の結果を確認できるスクリーンショットを取得
6.再度VLANディスカバリーを試行
※VLANディスカバリーがバックグラウンドで実行されている可能性があるため、しばらくお待ちください。
7.OpManagerサービスを再度停止し、OpManager_home\logsフォルダーのコピーを取得して圧縮
【対応リリース】 x.x
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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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