OpManager ナレッジベース

VLANがディスカバリーできない。トラブルシューティング方法が知りたい。


概要

VLANのディスカバリーに失敗する、トラブルシューティングの方法を知りたい。

VLANディスカバリーの仕様

OpManagerでは、以下のOIDを参照してVLANを監視しております。
以下のOIDから値を取得できない場合、OpManagerではVLANをディスカバリーすることができません。

Cisco機器の場合:

CISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIBより

  • VlanIndex - .1.3.6.1.4.1.9.9.68.1.2.2.1.2
  • VlanStatus - .1.3.6.1.4.1.9.9.68.1.1.7.1.3

CISCO-VTP-MIBより

  • VlanName - .1.3.6.1.4.1.9.9.46.1.3.1.1.4
  • VLANIndexVSIFIndex - .1.3.6.1.4.1.9.9.46.1.3.1.1.18

Cisco機器以外の場合:

Q-BRIDGE-MIBより

  • VlanIndex - .1.3.6.1.2.1.17.7.1.4.5.1.1
  • VlanName - .1.3.6.1.2.1.17.7.1.4.3.1.1
  • VlanStatus - .1.3.6.1.2.1.17.7.1.4.3.1.5

BRIDGE-MIBより

  • PortIfIndex - .1.3.6.1.2.1.17.1.4.1.2
SNMPv3はサポートしていません。

VLANディスカバリーに失敗する原因

・SNMP認証に失敗している
・装置がルーター/スイッチ以外のカテゴリーに分類された
・上記のOIDに応答していない

トラブルシューティング手順

以下のトラブルシューティングを実施します。

1.上記MIBファイルはデフォルトでOpManagerに存在しないため、必要に応じてCISCO-VLAN-MEMBERSHIP-MIB.zip(CISCO-VTP-MIB含)もしくはQ-BRIDGE.zipをダウンロードします。

MIBブラウザーの使用方法は、こちらをご確認ください。

2. ダウンロードしたQ-BRIDGE.zipを展開し、得られたファイルをすべてOpManager/mibsフォルダ配下に配置。

3. 以下のナレッジをご参照の上、上記【原因】に記載されている各4つのOIDの値をGetして応答があるかをご確認ください。

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値が取得できたにも関わらずVLANがディスカバリーできない場合、以下の手順で資料を取得の上、技術サポートまでお問い合わせください。

ManageEngine Community

問い合わせ方法(サポートタブ)

手順
1.[設定]→[一般設定(基本設定)]→[システム設定]→[ログ出力]→[デバッグログ出力]へ移動
2.[デバッグログ出力]を有効にし、[SNMPv1/v2]および[SNMPv3]が有効になっている場合は無効にして保存
3.OpManagerサービスを停止し、OpManager _home\logsフォルダーの名前を変更
4.OpManagerサービスを開始し、MIBブラウザーから上記のOIDから値を取得できるかを確認

MIBブラウザーの使用方法は、こちらをご確認ください。

5.MIBブラウザーでおこなったOIDから値を取得できるかの確認の結果を確認できるスクリーンショットを取得
6.再度VLANディスカバリーを試行

※VLANディスカバリーがバックグラウンドで実行されている可能性があるため、しばらくお待ちください。

7.OpManagerサービスを再度停止し、OpManager_home\logsフォルダーのコピーを取得して圧縮

 

【対応リリース】 x.x

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https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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