Patch Manager Plus オンプレミス版 ナレッジベース

配信サーバーについて


配信サーバー

配信サーバーとは

Patch Manager Plusの配信サーバーは、管理対象の総数が多い場合(管理対象1000台超が目安)や、WANを経由する必要があるリモート拠点において管理対象PCが一定台数(管理対象10台超が目安)場合に設置が推奨されます。配信サーバーは、必要なパッチを配信サーバー内のリポジトリに保存して配下のエージェントに配布するため、Patch Manager Plusサーバーにエージェントのアクセスが集中するのを防止し、各拠点の帯域幅消費を抑えます。
配信サーバーの主な役割は以下の通りです。

  • Patch Manager Plusエージェントを対象コンピューターに配布する
  • Patch Manager Plusサーバーのパッチリポジトリをパッチファイルごと複製し、パッチの自動配布タスク/手動配布にもとづいてパッチをエージェントに配布する

 


配信サーバーの必要要件

以下のリンクを参照ください。なお、配信サーバーは、静的IPを持つ必要があります。

※配信サーバーの設置には、アドオン等の追加ライセンスは必要ありません。

インストール方法

配信サーバーを設置するには、まず「リモートオフィス」を設定します。Patch Manager Plusサーバーと同一拠点内に配信サーバーを設置する場合でもリモートオフィスを設定する必要があります。また、配信サーバーのインストール方法は (α) 自動インストール と (β) 手動インストール があります。

(α) 配信サーバーを自動インストール

リモートオフィスの追加と同時に配信サーバーをインストールします。方法は既存のリモートオフィスに対して配信サーバー(DS)をインストールする / リモートオフィスを新規作成して配信サーバーをインストールする方法があります。

  • 既存のリモートオフィス:エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス タブを選択し、既存のリモートオフィスに対して「アクション」カラム > DSのインストール を選択します(「WANエージェントを自動的にインストールする」 チェックボックスにチェックが入っている必要があります。詳細はリモートオフィスの追加手順をご覧ください。)。
  • 新規のリモートオフィス:エージェントタブ > 管理対象 > リモートオフィス > リモートオフィスの追加 > リモートオフィスエージェントのインストール において、リモートオフィスで管理されているコンピューターへの管理者権限を持つユーザー情報を入力し、「WANエージェントを自動的にインストールする」 チェックボックスにチェックを入れます。詳細はリモートオフィスの追加手順をご覧ください。
(β) 配信サーバーを手動インストール

以下の手順にしたがいます。なお、詳細はリモートオフィスの追加手順も合わせてご覧ください。

  1. エージェントタブ >管理対象 > リモートオフィス タブを選択し、既存のリモートオフィスに対して「エージェントのダウンロード」カラム > 「WANエージェント+配信サーバーをダウンロード」アイコンをクリックします。
  2. 配信サーバーをインストールするコンピューターで、ダウンロードしたzipファイルを展開します。
  3. 管理者権限でコマンドプロンプトを実行し、解凍したzipフォルダー内のdssetupフォルダーに移動してコマンドsetup.batを実行します。
  4. 配信サーバーのみをインストールする場合は1を、配信サーバーとエージェントをまとめてインストールする場合は3を選択します(エージェントをまとめてインストールする場合は、先にリモートオフィスの追加においてにコンピューターを選択するか、展開したフォルダーのcomputernames.txtファイルを編集し、コンピューター名を改行区切りで入力しておく必要があります)。