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2018年8月31日 TLS 1.0および1.1のサポート終了のお知らせ


画面上部に表示される「Probe & Provisioning Tool require .NET v4.5. Please upgrade before 15th Aug 2018 Ugrade now!」は、TLS 1.0および1.1のサポート終了のお知らせとなります。

詳細は以下のとおりです。
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平素よりServiceDesk Plus On-Demandをご利用いただきまして誠にありがとうございます。
この度、Zohoサービス(ServiceDesk Plus On-Demand含む)は、2018年8月31日にインターネット通信暗号化方式 TLS 1.0および TLS 1.1のサポートを終了いたします。

SSL / Early TLSとは何ですか?

Transport Layer Security(TLS)(Secure Sockets Layer(SSL)の前身)は、ネットワーク間の通信をセキュアに行うためのセキュリティ標準です。
TLSは、プライバシーを保証するため、通信中のデータを暗号化してサーバーとクライアント間で認証を行い、データが正しい宛先へ転送されることを確実にします。

更新が必要な理由

以前のTLSバージョンはセキュリティ基準を満たしておらず、いくつかの脆弱性が存在します。そのため、より安全なプロトコルに置き換えていく必要があります。
PCI標準によれば、TLS 1.2は、以前のバージョン(TLS 1.0および1.1)が抱えている脆弱性を排除した最も高度なプロトコルです。

Zohoサービス(ServiceDesk Plus On-Demand含む)をご利用中のすべてのユーザーは、データセキュリティ確保のため、本アップデート前にTLS 1.2に準拠した環境をご利用されていることを必ずご確認ください。

影響範囲

以下の通りです。

Webユーザー TLS 1.2をサポートしている以下のWebブラウザーをご利用ください。

  • Internet Explorer 11 以上
    (IE9 & IE10では、お客様環境側でTLS1.2の有効化を実施していただく必要があります)

  • Google Chrome 30以上

  • Mozilla Firefox 27以上

  • Safari 7 以上

モバイルユーザー TLS 1.2をサポートしている以下のプラットフォームをご利用ください。

  • Google Android 4.1以上

  • iOS 5.1以上

  • Windows Phone 8.1以上

APIユーザー 次の環境でAPIをご利用の場合、TLS 1.2への対応が必要です。

  • Java 6u45

  • Java 7u25

  • OpenSSL 0.9.8y

  • .NET 4.5 and below

  • .NET 4.5 (settings should be changed to enable TLS 1.2)

 

こちらのリンク(英語)より、ご利用中のWebブラウザーがTLS 1.2に対応しているか確認することが可能です。

プローブ & Provisioningアプリについて

プローブ または Provisioningアプリを使用していないユーザーは、以下内容は確認不要です。

プローブ & Provisioningアプリをご利用中のユーザーは、プローブとProvisioningアプリがインストールされたサーバーに関して、.NET Framework 4.5以上 (例:Windows 8、Windows 2012、またはそれ以上の最新のOS)へアップグレードする必要があります。

.NET framework 4.5 インストール方法は以下の通りです。

自動でインストールする場合:

上図「.NET Upgrade required for Probe & Provisioning Tool」メッセージにて「Auto Update]を選択し[Save]をクリックすることで、ServiceDesk Plus On-Demandよりプローブ または Provisioningアプリの自動アップデート(Auto Update)を実施します。

プローブ または Provisioningアプリよりバナーが表示されますので、そちらから自動インストールの開始が可能です。
自動インストールを実行すると、インストールステータスはServiceDesk Plus On-Demandの[セットアップ] -> [データ管理] -> [システムログ]に表示されます。

また、[セットアップ] -> [プローブ&ディスカバリ] -> [プローブ]ビューにて、マシンで利用可能な.NET Frameworkのバージョンが表示されます。

手動でインストールする場合:(※2018/8/14(火)までにアップグレードをお願いいたします。

.NET Frameworkを以下のURLよりダウンロードし、プローブ または Provisioningアプリがインストールされたサーバーに手動でインストールすることが可能です。
https://www.microsoft.com/en-in/download/details.aspx?id=42642

なお、以下のURLから.NET Framework 4.5対応のプローブ または Provisioningアプリのダウンロードが可能です。

  • プローブ
  • Provisioningアプリ

上記URLよりプローブ または Provisioningアプリをダウンロードし、アップデートを行った場合、その他作業は必要ありません。

現在のプローブ または Provisioningアプリは、.NET 2.0 Framework上で動いており、TLS 1.0を無効化することができません。
そのため、現在のプローブ または Provisioningアプリをご利用中のユーザーは、本アップデート前に.NET Framework 4.5をインストールしていることを必ずご確認ください。

*この記事はグローバル本社(Zoho Corporation)のAnnouncementsを翻訳・加筆したものです。
翻訳元:End of Support for older TLS versions(英)
https://pitstop.manageengine.com/portal/community/topic/end-of-support-for-older-tls-versions