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Provisioningアプリを利用した依頼者のインポート手順


Provisioningアプリを利用した依頼者のインポート手順は以下のとおりです。

特定のインスタンスにユーザーをインポートしたい場合:
それぞれのインスタンスに対し、ユーザー情報をインポートする必要がございます。

【手順】

  1. インポート時に利用する管理者アカウントでServiceDesk Plus Cloudにログイン
  2. 画面右上インスタンス選択画面より、ユーザー情報をインポートしたいインスタンス名の星マーク(「デフォルトポータルとしてマークする」)をクリックしてデフォルトインスタンスとして設定
  3. 下記インポート手順を実施

デフォルトインスタンスを設定せずにインポートを実行すると、[ESMディレクトリ] -> [ユーザー]にインポートされます。
この場合、[管理] -> [ユーザー & 許可] -> [依頼者] -> [ユーザーのインポート] -> [組織からインポート]よりユーザーをインポートすることも可能です。

【インポート手順】
1. Provisioningアプリを起動。

2.Verified Domain Nameを入力して、[Authorize]をクリック。

※以下のURLにアクセスし表示されるServiceDesk Plus Cloud上の特権管理者、または管理者のパスワードを設定してください。
https://mail.zoho.com/cpanel/index.do

3. [Step 2]のリンクをクリックして、ブラウザーで開く。

4.お客様のSDP Cloudのアカウントでログインしてから、[Accept] ボタンをクリックし、Provisioningアプリが動作するよう権限を付与。

5.LDAP Connectionの詳細を入力。

※「Authorized User」について
権限があるユーザー名をDN形式で入力します。
DN名の取得方法は以下のとおりです。Windows Server 2016でのDN名取得手順:

  1. ドメインコントローラーへログインし、[管理ツール] から [ADSI エディター] を開きます。
  2. 左ペインの [ADSI エディター] を右クリックし、[接続] をクリックします。
  3. [既知の名前付けコンテキストを選択する] で [既定の名前付けコンテキスト] が選択されていること、[既定 (ログインしたドメインまたはサーバー)] が選択されていることを確認した上で、[OK] をクリックします。
  4. 左ペインのツリーを展開し、関連オブジェクトを選択します。

6. 操作を選択し、必要に応じてLDAP QueriesやExclusion Rulesを入力。

(1)「Choose」について:

  • Import Users : 新しく追加されたユーザーのみインポートします。
  • Sync Users : 新しく追加されたユーザーをインポートし、既存のユーザーのユーザー情報を同期します。

(2)「Sync User Profile」について:

  • Remove logins for Requesters - ServiceDesk Plusのインスタンスから依頼者/技術担当者のログイン情報を削除します。ユーザーは引き続き他のServiceDesk PlusのインスタンスやZohoサービスへログインすることができます。
  • Disable Zoho Accounts - ユーザーに関連付いているZohoアカウントを無効にします。ユーザーは他のServiceDesk PlusのインスタンスやZohoサービスへログインすることができなくなります。
  • Delete Requesters - ServiceDesk Plusのインスタンスからユーザー(依頼者/技術担当者)を削除します。ユーザーは引き続き他のServiceDesk PlusのインスタンスやZohoサービスへログインすることができます。
  • Delete Zoho Accounts - ユーザーに関連付いているZohoアカウントを削除します。ユーザーは他のServiceDesk PlusのインスタンスやZohoサービスを利用することができなくなります。

※ServiceDesk Plusのインスタンス - ESMディレクトリに複数のインスタンスがある場合でも、ツールを使用している技術担当者が「デフォルト」として設定したインスタンスに対して、アクションを実行します。

(3)「LDAP Queries」について:

  • 御社環境AD/LDAP内のすべてのユーザーをimport /syncしたい場合:

    Base DN : DC=zillum,DC=com
    Query : (objectClass=user)

  • 「Texas」という名前のOrganization Unit (OU)にいるすべてのユーザーをimport / syncしたい場合:

    Base DN : OU=Texas,DC=zillum,DC=com
    Query : (objectClass=user)

  • 「ITAdmin」という部署(department)、「Texas」という名前のOrganization Unit (OU)にいるユーザーのみimport / syncしたい場合:

    Base DN : OU=Texas,DC=zillum,DC=com
    Query : (&(objectClass=user)(department=ITAdmin))

  • 「@zillum.co.jp」のメールアドレスをもつユーザーのみをインポートしたい場合:

    (&(objectClass=user)(mail=*zillum.co.jp*))

7.必要な属性を入力。

8.LDAP Query Resultsを確認して、[Finish]をクリック。

9.インポートしたユーザーの一覧が表示される。

再度同じ内容で実行する可能性がある場合、Provisioningアプリにて、[Attribute]タブ -> [Next] -> [Save settings for sync]をクリックして設定を保存してください。
※ボタンが見えづらい位置にある場合がございます。下記画像赤枠付近をご確認いただけますと幸いです。
そこで保存した設定ファイルをもとに再度実行、また、タスクスケジューラを設定することが可能です。

参考情報