Appleシリコンを搭載するMacへのセキュリティパッチ配布に必要な手順
作成日:2022年12月15日 | 更新日:2022年12月15日
Appleシリコンを搭載するMacへのパッチ配布に必要な手順
この記事では、Apple シリコン(Apple Silicon, M1チップまたはM2チップ) を搭載した macOS 12 以降のOSに対してセキュリティパッチを配布するために必要となる手順について説明しています。
背景と制限事項
Appleは新たなセキュリティポリシーを導入し、Appleシリコンを搭載したMacユーザーに対してセキュリティパッチをインストールする際にユーザー認証を要求するようになりました。
これに伴い、Endpoint Central Cloud を使用したパッチ配布に以下の制限事項が発生します。
対象となるMac | 制限事項 |
---|---|
Appleシリコンを搭載する macOS 11 Big Sur |
セキュリティパッチを配布できません*1 |
Appleシリコンを搭載する macOS 12 Monterey macOS 13 Ventura |
以下の手順を実行することでセキュリティパッチを配布できます |
macOS 11 Big Surでの制限
macOS 11 Big Sur に対するセキュリティパッチを配布するための非対話式の方法がAppleから提供されないため、Endpoint Central Cloudを使用して配布することはできません。macOS 12 Montereyへのアップグレードをご検討ください。
macOS 11 Big Sur に対するセキュリティパッチを配布するための非対話式の方法がAppleから提供されないため、Endpoint Central Cloudを使用して配布することはできません。macOS 12 Montereyへのアップグレードをご検討ください。
必要となる操作
Appleシリコンを搭載した macOS 12 Monterey/macOS 13 Ventura に対して、Endpoint Central Cloud のパッチ管理機能を使用してセキュリティパッチを配布するには、エンドユーザーの認証が新たに必要になります。
- Macに対してセキュリティパッチを配布します。
macOS Big Sur, macOS Monterey, macOS Venturaにおいて欠落パッチが検出されない場合はMacを管理するための追加設定をご確認ください。
- 配布対象のMacには以下のようなポップアップが表示されます。そのMacを使用しているユーザーのユーザー名およびパスワードを入力し[Proceed]をクリックします。
- セキュリティパッチがインストールされます。
セキュリティパッチの配布はシステムの管理者として実行されますが、エンドユーザーの認証が必要になります。
この記事はこちらの内容(英語)を参考にしています。