分散構成におけるAdminサーバーの変更方法について
作成日:2019年11月8日 | 更新日:2020年5月21日
前提条件:
・使用しているEventLog Analyzerのビルドが「12110」以上であること
・分散構成(Distributed Edition)でEventLog Analyzerを使用していること
・Managedサーバーの通信先となるAdminサーバーを変更する必要があること
EventLog Analyzer ではビルド12110より、分散構成においてManagedサーバーの構築時および構築後の設定にて、通信先のAdminサーバーを変更する機能を追加しました。
※分散構成全体の設定方法につきましては、以下のナレッジベースをご参照ください。
https://www.manageengine.jp/support/kb/EventLog_Analyzer/?p=1141
<Managedサーバーの設定: 初回の構築時>
1. Managedサーバー構築時に通常通り、EventLog Analyzerをインストールします
2. Managedサーバーに変換する前に、EventLog Analyzerを起動します
3. EventLog Analyzerが正常に起動したことを確認し、EventLog Analyzerを再び停止します
4. 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、ManageEngine\EventLog Analyzer\troubleshooting フォルダーに移動してください
5. 以下のコマンドより、EventLog AnalyzerをManagedサーバーに変換します
(コマンド例)
ConvertToManagedServer.bat 5
※上記のコマンドを実行するとstartIDに「5000000000」が付与されます
※ batファイルを実行後、以下のメッセージが表示されますので、それぞれ項目をご入力ください:
Please take backup of pgsql data folder befor running this script.
Do you really want to continue this script? [y/n]: yと入力
Enter Web Port of this server [8400]: Managedサーバー側のポート番号を入力
Enter Web Server Protocol of this server [http]: Managedサーバー側のプロトコルを入力
Enter Admin Server Name/IP Address: Adminサーバー側のサーバー名/IPアドレスを入力
Enter Admin Server Web Port [8400]: Adminサーバー側のWebポート番号を入力
Enter Admin Server Web Protocol [http]: Adminサーバー側のWebプロトコルを入力
Use Proxy to reach Admin server [n/y]: Adminサーバー側に接続する際にProxyサーバーを経由する場合はy、
経由しない場合はnを入力してください
上記の手順によって、EventLog AnalyzerがManagedサーバーに変換されます。
<Managedサーバーの設定: 通信先のAdminサーバー変更時>
1. 対象のManagedサーバーのEventLog Analyzerを停止します
2. 対象のManagedサーバーのManageEngine\EventLog Analyzer フォルダー配下の「enterprise.txt」をテキストエディターで開きます
3. 以下の設定項目の内容を新しい通信先となるAdminサーバーの情報と置き換えて入力を行ないます
adminserver.webserver.port=Adminサーバー側のWebポート番号を入力
adminserver.webserver.protocol=Adminサーバー側のWebプロトコルを入力
adminserver.hostname= Adminサーバー側のサーバー名/IPアドレスを入力
4. 対象のManagedサーバーのEventLog Analyzerを起動します
※起動の際に、新しいAdminサーバーへの通信設定が開始されます
以上となります。