OpManager ナレッジベース

バージョン11.6(11600)から12.3(12.3.097)へのアップグレード手順


アップグレードを行う前に、必ずバックアップの取得をお願いいたします。
万が一アップグレードに失敗した場合、復旧に必要となります。
また、アップグレードが失敗した原因を弊社側で調査する場合にも、バックアップファイルの送付をご依頼いたします。

次の手順にてバージョン 12.3(ビルド番号 12.3.097)にアップグレードすることが可能です。

ビルド12.3.097は後続ビルドへのアップグレードの際に必要となる中間ビルドです。
ビルド12.3.097の状態での製品利用は控えていただくようお願いいたします。
12.3.097へのアップグレードが完了しましたら、こちらのナレッジを参考に、バージョン12.4(12.4.006)へアップグレードをお願いいたします。

注意事項

  • 本手順はバージョン11.6が対象となります。
    その他のビルドからの最新版へのアップグレード手順については、こちらのナレッジをご参照ください。
  • ご利用の製品のビルド番号の確認方法については、こちらのナレッジをご参照ください。

実施手順

  1. サービスパックの入手方法
  2. プラグインをご利用の場合
  3. テスト環境でのアップグレードテスト
  4. バックアップの取得
  5. 12.3.097へのサービスパックを適用

サービスパックの入手方法

ビルド11.6は2018年4月7日にEOLとなり、
アップグレードに必要なサービスパックの配布は既に終了しています。

最新版ビルドのご利用をご要望の場合、ManageEngine Communityにログインいただき、[購入済みの製品]タブの、[インストーラー/サービスパック一覧 ]より最新版ビルドのインストーラーを入手し、再構築いただけますでしょうか。
またその場合、既存環境はアンインストールいただくようお願いいたします。

プラグインをご利用の場合

・IPAM&SPMプラグイン(単体製品:OpUtils)
・NetFlowプラグイン(単体製品:NetFlow Analyzer)
・NCMプラグイン(単体製品:DeviceExpert)

上記プラグインをご利用の場合、12.3へのアップグレード前に各プラグインを下記のバージョンまでアップグレードする必要がございます。

IPAM&SPMプラグイン:ビルド番号80014
NetFlowプラグイン:ビルド番号10250
NCMプラグイン:ビルド番号5980

アップグレード方法につきましては、下記ナレッジをご参照ください。
各プラグインのアップグレード手順(ビルド番号11600以前)

テスト環境でのアップグレードテスト

※本番環境でのアップグレード前にご確認下さい!

本番環境でアップグレードを実行する前に、
・重要なデータの損失の防止
・アップグレード後の稼働環境の確認
の点から、テスト環境でアップグレードのテストを実施していただくことを推奨いたします。

製品アップグレードのテスト環境に製品ライセンスを適用の上、並行稼働することを許諾しますが、
製品アップグレードの検証完了後、速やかにテスト環境の削除をお願いいたします。
テスト環境の構築については、こちらのOpManagerサーバー移行手順をご参照ください。


 

バックアップの取得

1. OpManagerサービスをシャットダウン
OpManagerサービスをシャットダウンし、以下のプロセスが残存していないことを確認します。

2. 以下のナレッジを参照の上、プロセスがすべて停止しているか確認
OpManagerのプロセスが残存している場合の対応方法
http://www.manageengine.jp/support/kb/OpManager/?p=8535

3. OpManagerデータのバックアップ

以下のナレッジをご参照の上、バックアップを取得します。
※必ず取得するようお願いいたします。

「OpManagerのバックアップ/リストア手順(OpManagerサーバー移行手順)」
https://www.manageengine.jp/support/kb/OpManager/?p=69

12.3.097へのサービスパックを適用

※サービスパック適用前にご確認ください※
過去バージョンで当社より修正パッチを適用いただいた環境において、
修正パッチは、当該バージョンでおいてのみ有効となります。
最新バージョンへのアップグレードにより、旧バージョンで適用したパッチは自動的にアンインストールされます。
なお、OpManager\classes配下にjdbcフォルダーを配置している場合、jdbc_old等にリネームする必要があります。
リネームしない場合、アップグレードに失敗する場合がありますのでご注意ください。
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1. Windowsの場合、Windowsの[スタート]メニュー > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト]を右クリック > [管理者として実行]選択しコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

Linuxの場合、root権限で端末を起動します。

2. <インストールディレクトリ>/binフォルダー配下に移動し、以下を実行します。
(2-1)UpdateManager.bat (Linuxの場合はUpdateManager.sh)をテキストエディタでオープンします。

(2-2)以下のように編集します。
変更前:
%JAVA_HOME%\bin\java -Xmx100m com.adventnet.tools.update.installer.UpdateManager -u conf %*

変更後:
%JAVA_HOME%\bin\java -Xmx2048m com.adventnet.tools.update.installer.UpdateManager -u conf %*

(2-3)UpdMgr.bat(Linuxの場合はUpdateManager.sh)の変更を保存します。

(2-4)UpdateManager.bat (Linuxの場合はUpdateManager.sh)を実行します。
UpdateManagerが起動します。

3. [Browse]をクリック後、ダウンロードした
AdventNet_ManageEngine_OpManager_12_0_SP-3_0_9_7.ppm
を選択して[開く]をクリック後、[Install]をクリックします。

-- インストールが開始されます


4. "Service Pack installed successfully"と表示されることを確認して[Close]をクリックします。

5. 「Read Me」が表示されますので、[Close]をクリックします。

6. [Exit]をクリックしてUpdateManagerを終了します。

7. 以下のナレッジを参照の上、プロセスがすべて停止しているか確認します。

OpManagerのプロセスが残存している場合の対応方法
http://www.manageengine.jp/support/kb/OpManager/?p=8535

8. OpManagerサービスを起動します。

※サービスパック適用後、必ず、一度、起動する必要があります。
起動しない場合、更新が適切に行われません。

9. ログイン後、新APIクライアント画面右上の[シルエットアイコン]をクリックして、[製品情報] - [ビルド番号]が 12.3.097 と表示されていることを確認します。

アップグレードに関してご不明な点などございましたら、弊社サポートまでお問い合わせください。

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OpManager 製品紹介ページはこちら ↓
https://www.manageengine.jp/products/OpManager/
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