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複数のタイムゾーンにある管理対象にスケジュール設定した場合の挙動について教えてください。


質問

複数のタイムゾーンにある管理対象にスケジュール設定した場合の挙動について教えてください。

 


回答

スケジュール設定の基準となる日時(タイムゾーン)は、配布ポリシーとそれ以外の機能で異なります。

配布ポリシーの場合

配布ポリシーの基準は、各管理対象の日時です。そのため、複数のタイムゾーンに管理対象がある場合、現地時間に合わせて配布が実行されます。
対象: 配布ポリシー内の配布ウィンドウ、再起動/シャットダウンウィンドウ(再起動/シャットダウン強制の場合)、再起動/シャットダウンプロンプトの表示開始時刻(再起動/シャットダウン延期を許可する場合)

(例)管理者: 日本(JST: GMT+9:00) が 配布ウィンドウ [9:00 - 18:00] となるような配布ポリシーを作成した場合、
管理対象コンピューターA: 日本(JST: GMT+9:00) では [JST 9:00 - 18:00](GMT 0:00 - 9:00) に配布が実行されます。
管理対象コンピューターB: 米国太平洋標準時(PST: GMT-8:00) では [PST 9:00 - 18:00](GMT 17:00 - 2:00) に配布が実行されます。

その他のスケジュール設定の場合

その他のスケジュール機能の基準は、スケジュールを設定したユーザーの日時です。そのため、複数のタイムゾーンに管理対象がある場合、すべての端末において同時に実行されます。
対象: インベントリスキャン、ファイルスキャン、パッチ自動配布タスクの期限日時、スケジュールシャットダウン、アナウンス等

(例)管理者: 日本(JST: GMT+9:00) が インベントリスキャン [13:00] となるよう設定した場合、
管理対象コンピューターA: 日本(JST: GMT+9:00) では [JST 13:00 ](GMT 4:00) にスキャンが実行されます。
管理対象コンピューターB: 米国太平洋標準時(PST: GMT-8:00) では [PST 20:00](GMT 4:00) にスキャンが実行されます。

パッチの手動配布においては、配布ポリシーで定義する時間帯(配布ウィンドウ)と構成の開始日時/有効期限で基準が異なります。ご注意ください。

  • 配布ポリシーの時間帯(配布ウィンドウ): 各管理対象の日時
  • 開始日時/有効期限: コンソール画面で設定したユーザーの日時