リモート制御機能を使用した遠隔操作(画面共有して遠隔操作する機能)
この記事では、Endpoint Central Cloudのリモート制御機能のうち、リモートコントロールについて説明しています。
リモート制御機能を使用したリモートコントロール(画面共有して遠隔操作する機能)
Endpoint Central Cloudを使用して、管理対象のコンピューター(Windows、Mac、Linux)を遠隔操作できます。この機能を使用して、リモートでのトラブルシューティングや、ユーザーに代わって権限が必要な操作を代行するといった用途に対応できます。
前提条件
リモート制御機能のナレッジをご覧ください。
事前準備
リモート制御機能を使用して遠隔操作する前に、いくつかの設定を完了させておくことをお勧めします。
- 一般設定
「ツール」タブ→「リモート制御」を開き、「設定」から詳細を変更できます(デフォルトのままでも使用可能です)。- 壁紙を無効にする(Windowsのみ対応):リモート接続中、対象コンピューターの壁紙を無効(黒一色)にします。これにより必要な通信帯域を削減できます。
- モニターのブラックアウト(Windowsのみ対応):この項目を有効化すると、リモート制御接続中は常にエンドユーザー側のディスプレイを表示させない状態にすることができます。
- キーボードとマウスの無効化(Windowsのみ対応):この項目を有効化すると、リモート制御接続中は常にエンドユーザー側のキーボード・マウス入力が無効な状態になります(セッション中断の場合は自動的に解除されます)。
- 接続理由の記録:リモート制御の接続開始時、接続理由の入力が必須になります。この項目を有効化しておくことで、監査の際に有用です。
- 表示のみモード:この項目を有効化すると、接続者はエンドユーザーの許可があるまで遠隔操作ができなくなります。
- カーソルの非表示:この項目を有効化すると、リモート制御中にエンドユーザー側でカーソルが非表示になります。
- アイドルセッションの設定
セッション中に一定時間何も操作が無かった場合の挙動を指定します(デフォルトのままでも使用可能です)。
- 画面録画
「ツール」タブ→「リモート制御」を開き、「画面録画」から詳細を変更できます(デフォルトのままでも使用可能です)。
「画面録画を有効にする」にチェックを入れると、リモート制御中の画面を録画します。この録画は監査の際に有用です。なお、この画面録画の容量はEditionによって上限が決まっています(詳細はサブスクリプションの確認方法→「ストレージ」をご覧いただき、不足する場合はオプションライセンスの追加をご検討ください)。ここでは上限を超過した場合の挙動も指定できます。 - ユーザー確認
「ツール」タブ→「リモート制御」を開き、「ユーザー確認」から詳細を変更できます(デフォルトのままでも使用可能です)。- ユーザー確認: この有効化すると、リモート制御で管理者が接続しようとする際に、エンドユーザー側へ接続を許可するかどうかの確認メッセージを表示します。エンドユーザーの確認があるまでリモート制御することはできません。特に、HIPAAなどの認証を満たすためには、従業員の使用する端末へリモート接続する場合であっても、プライバシー保護のために確認メッセージの表示が必須となる場合があります。
- ロック/ログインされているPCに確認メッセージを表示する(WindowsとMacのみ): 有効化すると、ユーザーがログイン中のコンピューターにのみ確認メッセージを表示し、誰もログインしていない場合は確認メッセージを省略します。
- タイムアウト: 確認メッセージのタイムアウト時間を指定可能です。
- メッセージ: 確認メッセージのないようを決めます。
- 今後、永続的にユーザー確認を実施する: ユーザー確認を必須化する場合は有効化します。
※ この項目は、いったん有効化すると無効にすることはできません(誤って有効化してしまった場合は、サポートまでお問い合わせください)。
リモート制御の接続
リモート制御機能を使用して遠隔操作します。
- 「ツール」タブ→「リモート制御」を開きます。
- 接続したいコンピューターが表示されていることを確認し、アクション列→「接続」をクリックします。Windowsコンピューターの場合接続先ユーザーを変更可能です。
- しばらく待つと新規タブで接続ウィンドウが表示されます。