ServiceDesk Plus Cloud ナレッジベース

ServiceDesk Plus Cloudの管理者について


動作確認日:2025年6月3日

概要

ServiceDesk Plus Cloudの管理者についてご案内します。

目次

詳細

ServiceDesk Plus Cloudの主要な管理者は、特権管理者、組織管理者、SDAdminの3つあります。
特権管理者および組織管理者は、ESMディレクトリでの管理者で、SDAdminは、ESMインスタンスでの管理者となります。
各管理者の詳細は以下のとおりです。

特権管理者

[ESMディレクトリ]→[組織]→[主要な連絡先]に表示されているメールアドレスを持つユーザーが特権管理者の役割(権限)を持っています。
特権管理者は1名のみ設定可能で、ServiceDesk Plus Cloudに最初にサインアップしたユーザーが特権管理者として指定されます。
なお、特権管理者の役割を持つユーザーは、組織管理者の役割も持ちます。

特権管理者の役割を持つユーザーができること
  • [ESMディレクトリ]→[SAML]で、SAML設定を構成している場合、特権管理者のみがSAML設定をバイパスして、グローバルURL(日本データセンターの場合:https://servicedeskplus.jp 米国データセンターの場合:https://sdpondemand.manageengine.com)からログインできます。
    利用中のデータセンターについては「利用中のデータセンターの確認方法」をご覧ください。
    ※この場合、組織のユーザーは、必ずサブドメインまたはカスタムドメイン経由でServiceDesk Plus Cloudにアクセスする必要があります。詳細は「SAML 2.0 認証」をご覧ください。
  • SAML設定に誤りがある場合や、証明書の有効期限が切れている場合でも、問題なくサインインできます。
    なお、SAML設定に誤りがある場合、特権管理者にてその修正を行うことができます。
特権管理者は、[ESMディレクトリ]→[組織]から、自身でのみ特権管理者の役割を別のユーザーに移譲できます。
特権管理者の役割を持つユーザーが役割を移譲せずに組織を離れると、他のユーザーは特権管理者を変更できません。
弊社バックエンドから特権管理者を変更することは可能ですが、確認のために、お客様にとって煩雑な手続きを必要とする可能性がございますので、特権管理者の役割を持つユーザーが組織を離れる際には必ず役割の移譲をお願いいたします。
特権管理者の変更方法は「組織の詳細情報の設定」をご覧ください。

組織管理者

[ESMディレクトリ]→[ユーザー管理]にて、王冠アイコンが付与されているユーザーが組織管理者の役割(権限)を持っています。
なお、組織管理者の役割を付与できる人数に制限はありません。
役割を付与するには、[ESMディレクトリ]→[ユーザー管理]にて該当ユーザーをクリックし、「組織の管理者」のトグルを有効化します。
詳細は「エンタープライズ・サービス・マネジメント - ユーザーの管理」をご覧ください。

組織管理者の役割を持つユーザーができること
  • ユーザー管理権限を持ち、ESMディレクトリへのアクセスや、ユーザーのログインの有効化が可能です。
  • その他できることについては「SDAdminと組織管理者の実行可能な操作」の「組織管理者の実行可能な操作」をご覧ください。

SDAdmin

ESMインスタンス内の[管理]→[ユーザー&許可]→[役割]にて、「SDAdmin」横の人型アイコンをクリックした際に表示されたユーザーがSDAdminの役割(権限)を持っています。
なお、SDAdminの役割を付与できる人数に制限はありません。
詳細は「役割の設定」、「デフォルトの役割」をご覧ください。

SDAdminの役割を持つユーザーができること

ユーザーのログインを有効化するには、SDAdminと組織管理者の両方の役割が必要です。