ワークグループ環境のコンピューターを管理できますか。
【質問】
Endpoint Central (Desktop Central)を使用して、ワークグループ環境のコンピューターをADドメイン環境と同様に管理できますか。
【回答】
はい、可能です。Endpoint Central (Desktop Central)は、ワークグループ/Active Directoryドメイン環境の双方に対応しており、どちらの環境においてもコンピューターを管理する各種機能を利用可能です。
Endpoint Central (Desktop Central)では、Active Directoryドメイン環境で利用できる機能のうち、以下のような機能をワークグループ環境でも利用できます。記載のない機能についてはお問い合わせください。
- ADグループポリシーによるコンピューターの一括設定配布
→ 構成機能: コンピューターの設定を一括配布します(※構成機能は基本的にローカルグループポリシーを操作します。すべてのグループポリシーに対応するものではありません)。
- ローカルユーザーの管理
→ ユーザー管理機能 および グループ管理機能: 構成機能に含まれ、それぞれローカルユーザー/ローカルグループの管理が可能です。パスワードの変更も可能です。(参考: ユーザーの権限を変更したい / Windowsパスワードポリシーを設定する/自動ログオフの時間やスタンバイ復帰後のパスワード入力を設定する)
- ソフトウェアのインストール
→ ソフトウェア配布機能: ソフトウェアを一括インストールしたり、セルフサービスポータルにソフトウェアを公開したりする機能です。
- 更新プログラムの配布
→ パッチ管理機能: 欠落パッチの検出、配布に加えて、サポートするサードパーティ製品やC2R形式の更新プログラム(MS Office)の配布も可能です。
- USB接続の制限
→ USB制御機能:構成機能の一つで、管理対象コンピューターへのUSB機器の接続を制限します。また接続履歴をレポートとして出力できます。
- ユーザーのログイン時刻の取得
→ ユーザーログインレポート: レポート機能の一つで、ユーザーがコンピューターにログイン/ログアウトした時刻を取得します(※その他のアクセスログ等は取得できません。ログ管理ツールの EventLog Analyzer をご利用ください)。
- セキュリティ状況の確認
→ セキュリティーレポート: レポート機能の一つで、管理対象コンピューターのドライブの暗号化状況や利用中のアンチウイルスソフトの有効化状況、共有フォルダーの有無などを表示できます。
ワークグループ環境における制限事項
エージェントインストールにおいて、一部の方法が使用できません。
パッチ配布/ソフトウェア配布において、コンピューターやカスタムグループを指定するかわりにワークグループ全体を配布対象として定義した場合、全体の進行状況を表示できません。