モバイルデバイス登録方法による機能比較
作成日:2023年5月25日 | 更新日:2023年6月2日
この記事では、モバイルデバイス管理(MDM)機能においてモバイルデバイス登録方法の違いによって生じる機能差異について説明します。
MDMにおけるデバイス登録方法の特徴比較
企業内のさまざまなニーズに対応するためにMDMでは複数の登録方法をサポートしています。MDMの登録方法にはすべてのプラットフォームに共通のものと、プラットフォームに固有のものがあります。
登録方法に基づいてモバイルデバイスは次の2種類に分類され、両者は機能的に異なります。
Workspace Management
すべてのプラットフォームに共通の方法で登録した場合に該当します。
業務に必要な機能を限定的に利用することができます。例えばBYOD (Bring Your Own Device)の端末を管理するために使用します。
Full Device Management
プラットフォームに固有の方法で登録した場合に該当します。iOSでは監視モード、AndroidではDevice ownerの端末として登録されます。Workspace Managementの場合に比べて、デバイスを管理するためにより多くの機能を利用できます。例えばキオスクや共有デバイスなどとして使用されるデバイスや、仕事用として従業員に貸与するデバイスを管理するために使用します。
Full Device Managementでのみ利用可能な機能
下記はFull Device managementでのみ利用可能な主な機能です。
監視モード(iOS)
- 特定のアプリのみを利用可能にするキオスクモード
- 一部プロファイル
- アプリケーションのサイレントインストール
- アプリケーション/URLのブラックリスト登録
詳細はこちらをご確認ください(英語)。
Device owner (Android)
- 特定のアプリのみを利用可能にするキオスクモード
- 一部プロファイル
- 工場出荷状態へのリセットの制限
- アプリケーション/URLのブラックリスト登録
詳細はこちらをご確認ください。
*登録方法によってわずかに機能が異なります。あわせてこちらをご確認ください。