Androidの登録方法(MDM)
Androidの登録方法
このナレッジでは、Android端末を登録し、Android Enterpriseで利用できる機能のうち高度な管理(完全管理、Fully Device Management = Android をFully Managed Deviceとして登録すること)をするための登録方法を説明しています。
- EMMトークンを利用した登録
- その他の登録
- 管理者または招待による登録(Fully Managed Deviceとしては登録されません)
Android Enterpriseとは、Androidを組織で利用する場合に利用できる管理機能の総称です。(参考:Android Enterprise とは、Android.com)
Android Enterpriseを利用する場合、デバイスの登録方法によって管理できる範囲や機能が異なります。
Device Owner(Fully Managed Device)とProfile Owner
Androidには、モバイルデバイス管理を使用してデバイス全体を管理するモードと、デバイス内に複数のプロファイルを作成し一部のみを管理するモードがあります。このうちデバイス全体を管理するモードをDevice Owner(デバイス所有者モード)と呼び、Device Ownerでのみ利用可能な機能があります(詳細は「モバイルデバイス登録方法による機能比較」ナレッジをご覧ください)。
デバイスの一部のみを管理するモードは、企業所有デバイスではなく個人所有デバイスを業務利用するBYODの使用方法を念頭に置いており、仕事用プロファイルのみを管理することができます。
デバイスをモバイルデバイス管理機能に登録する場合、登録方法によって利用できる機能が変わります。そのため、Androidを管理する場合必要な機能をまず検討し、その後にデバイスの登録方法を選択します。
EMMトークンを利用した登録
工場出荷状態の Android(6.0 以上)を対象に、ManageEngine MDM アプリケーションを自動的にインストールし、デバイスオーナーとして高度な管理を実現します。登録方法は下記の通りです。
- 工場出荷状態の Android を起動して、画面の指示に従い、Google アカウントを入力する直前までの設定を完了します。
(工場出荷状態ではないAndroidの場合、ファクトリーリセットして工場出荷状態に戻します)
- メールアドレスにafw#memdmと入力します。
- 画面の指示に従い、ManageEngine MDM のアプリケーションをインストールします。
- ManageEngine MDM アプリケーションのインストール後、コンソールの[登録]→[EMM トークンの登録]から、表示される QR コードをスキャンし、登録を完了します。
- 登録が完了したデバイスはコンソール上に現れます。EMM トークンを利用して登録したデバイスは[登録]→[EMM トークンの登録]から確認できます。次に必要なステップはこのデバイスをユーザーに割り当てることです。
アクションカラムから、[ユーザーの割り当て]をクリックします。
- 割り当てるユーザーとグループを入力します。
- デバイスが[登録]→[デバイス]から確認できるようになり、Endpoint Central Cloud で管理することができるようになります。
その他の登録方法
上記以外にもFull Device Managementを利用できる登録方法を提供しています。
詳細はこちらをご確認ください(英語)。
管理者または招待による登録
BYODの管理などの目的のために、部分的な管理(Workspace Management)を意図する場合には、管理者または招待による登録を行ってください。