Windows 10 22H2の配布方法
作成日:2022年12月21日 | 更新日:2022年12月21日
この記事では、Endpoint Central Cloudを使用して、管理対象Windows PCにFeature Update(機能更新プログラム) Windows 10 22H2 を配布する方法について説明しています。なお Window 11 22H2 の配布方法はこちらをご覧ください。
Windows 10 22H2の配布方法
前提条件
- 配布対象のWindows 10コンピューターが、Windows 10 21H2のシステム要件を満たすことを確認します。
- パッチDBの設定において、Feature Updateにチェックが入っている
パッチDB設定において「Feature Pack」が有効化されていることを確認します。
管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > 管理するパッチの種類を選択する > Windowsにおいて、Feature Update が選択されていることを確認します。 - パッチの拒否設定において、Feature Updateを拒否済みに設定していない
パッチの拒否を設定すると、指定したパッチは欠落パッチに表示されず、配布の対象外となります。 - 最新版のCumulative Updateが適用されていない場合、Feature Updateのインストールに失敗する場合があります。Cumulative Updateを配布しておくことを推奨します。
配布手順
- Windows 10 Enterprise Editionの場合(配信サーバー経由)の手順
- Windows 10 Enterprise Editionの場合(直接通信)の手順の手順
- その他のエディション(Home, Proなど)の場合(配信サーバー経由)の手順
- その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (直接通信)の手順の手順
- トラブルシューティング
配布やインストールに失敗した場合は手動配布の構成設定において指定した回数再試行されます。指定した期間内にコンピューターと通信できなかった場合に配布失敗と見なすよう構成するには、構成の有効期限を入力します。(期限までに配布できなかった場合、ステータスが「期限切れ」となります)。
Windows 10 Enterprise Editionの場合 (配信サーバー経由)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- ボリュームライセンスセンターからWindows 10 ISOファイルをダウンロードします。
- 配信サーバーにログインし、パッチリポジトリ(パッチストア)を開きます。パッチリポジトリのパスは、 <配信サーバーのインストールディレクトリ>\replication\store となり、デフォルトでは C:\Program Files (x86)\DesktopCentral_DistributionServer\replication\store となります。
- ダウンロードしたISOファイルをパッチリポジトリにコピーし、ファイル名を以下のように変更します。
日本語環境の64ビット:110043-Win10_22H2_Jp_enterprisex64.iso
日本語環境の32ビット: 110047-Win10_22H2_Jp_enterprisex32.iso※ その他の言語の場合は、こちらをご覧ください。複数言語のFeature Updateを配布する場合は、各言語ごとにISOファイルをダウンロードして配布を実行します。
- パッチの手動配布を使用して、更新プログラムを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloud コンソール画面にアクセスし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 110048 - Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update for enterprise (x86)
- パッチID: 110044 - Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update for enterprise (x64)
- パッチID: 110037 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x86)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2 からアップグレードする場合 - パッチID: 110036 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x64)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2からアップグレードする場合
Windows 10 20H2,21H1,21H2 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
Windows 10 Enterprise Editionの場合 (直接通信)
直接通信エージェントに対してEnterprise Editionを配布するパッチが公開されているため、Enterprise エディションのOSに対しても直接通信での配布が可能です(帯域幅消費にご注意ください)。
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- パッチの手動配布を使用して、Feature Packを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudコンソール画面にアクセスし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 110040 - Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) Enterprise - October 2022 Update - Online Installer
- パッチID: 110037 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x86)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2 からアップグレードする場合 - パッチID: 110036 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x64)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2からアップグレードする場合
Windows 10 20H2,21H1,21H2 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (配信サーバー経由)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- ボリュームライセンスセンターまたはこちらからWindows 10 ISOファイルをダウンロードします。
- 配信サーバーにログインし、パッチリポジトリ(パッチストア)を開きます。パッチリポジトリのパスは、 <配信サーバーのインストールディレクトリ>\replication\store となり、デフォルトでは C:\Program Files (x86)\DesktopCentral_DistributionServer\replication\store となります。
- ダウンロードしたISOファイルをパッチリポジトリにコピーし、ファイル名を以下のように変更します。
日本語環境の64ビット:110041-Win10_22H2_Jpx64.iso
日本語環境の32ビット: 110045-Win10_22H2_Jpx32.iso※ その他の言語の場合は、こちらをご覧ください。複数言語のFeature Updateを配布する場合は、各言語ごとにISOファイルをダウンロードしてそれぞれ配布を実行します。
- パッチの手動配布機能を使用して、更新プログラムを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudにログインし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID:110046 - Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update (x86)
- パッチID:110042 - Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update (x64)
- パッチID: 110037 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x86)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2 からアップグレードする場合 - パッチID: 110036 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x64)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2からアップグレードする場合
Windows 10 20H2,21H1,21H2 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (直接通信)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- パッチの手動配布を使用して、Feature Packを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudコンソール画面にアクセスし、パッチタブ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 110038 - Feature Pack Update for Windows 10 (22H2) - October 2022 Update - Online Installer
- パッチID: 110037 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x86)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2 からアップグレードする場合 - パッチID: 110036 - Feature Update via Windows 10, version 22H2 Enablement Package (20H2/21H1/21H2 -22H2) (x64)
※Windows 10 20H2,21H1,21H2からアップグレードする場合
Windows 10 20H2,21H1,21H2 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
トラブルシューティング
Windows 10 Feature Update(FU, 機能更新プログラム)の更新に関して発生する問題は、以下のEndpoint Central オンプレミス版のナレッジをご覧ください。
パッチ配布の失敗 - Windows 10 Feature Update適用に関するエラー