Windows 10 20H2の配布方法
作成日:2020年12月2日 | 更新日:2022年11月13日
この記事では、Endpoint Central Cloudを使用して、管理対象Windows PCにFeature Update(機能更新プログラム) Windows 20H2を配布する方法について説明しています。
Windows 10 20H2の配布方法
前提条件
- 配布する対象のWindows 10コンピューターが、Endpoint Central Cloudと通信している (Endpoint Central Cloudコンソール画面上で、各PCアイコンが緑色に表示されている)ことを確認します。
- 配布する対象のWindows 10コンピューターが、Windows 10 20H2のシステム要件を満たすことを確認します。
Windows 10 コンピュータの仕様とシステム要件を見つける方法(Microsoft社)
- パッチDB設定において「Feature Pack」が有効化されていることを確認します。
管理タブ > パッチ設定 > パッチDBの設定 > Windows欄の「Microsoftパッチ」をクリックし、Feature Update にチェックを入れて[保存]をクリックします。
- パッチの拒否機能で、Feature Updateを拒否済みにしていないことを確認します。
パッチ管理タブ > パッチ > パッチの拒否 を開き、Feature Update関連のパッチが拒否設定されていないことを確認します。
配布手順
- Windows 10 Enterprise Editionの場合 (配信サーバー経由)の手順
- Windows 10 Enterprise Editionの場合 (直接通信)の手順
- その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (配信サーバー経由)の手順
- その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (直接通信)の手順
- トラブルシューティング
Windows 10 Enterprise Editionの場合 (配信サーバー経由)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- ボリュームライセンスセンターからWindows 10 ISOファイルをダウンロードします。
- 配信サーバーにログインし、パッチリポジトリ(パッチストア)を開きます。パッチリポジトリのパスは、 <配信サーバーのインストールディレクトリ>\replication\store となり、デフォルトでは C:\Program Files(x86)\DesktopCentral_DistributionServer\replication\store となります。
- ダウンロードしたISOファイルをパッチリポジトリにコピーし、ファイル名を以下のように変更します。
日本語環境の64ビット: 108423-Win10_20H2_Jp_enterprisex64.iso
日本語環境の32ビット: 108427-Win10_20H2_Jp_enterprisex32.iso※ その他の言語の場合は、こちらをご覧ください。複数言語のFeature Updateを配布する場合は、各言語ごとにISOファイルをダウンロードして配布を実行します。
- パッチの手動配布機能を使用して、更新プログラムを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudにログインし、パッチ管理タブ > パッチ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 108428 - Feature Pack Update for Windows 10 (20H2) - October 2020 Update for enterprise (x86)
- パッチID: 108424 - Feature Pack Update for Windows 10 (20H2) - October 2020 Update for enterprise (x64)
- パッチID: 108486 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004- 20H2) (x86)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合 - パッチID: 108487 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004 - 20H2) (x64)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合
Windows 10 1909以前からアップグレードする場合はパッチID: 108428または108424を、Windows 10 2004からアップグレードする場合は108486または108487を適用します。
Windows 10 2004からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
Windows 10 Enterprise Editionの場合 (直接通信)
Windows 10 Enterprise Editionの直接通信エージェントへの配布は、Microsoft社が必要なファイルを公開していないため、ご利用いただけません。
直接通信エージェントに対してEnterprise Editionを配布するパッチを試験的に公開しています。
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- パッチの手動配布を使用して、Feature Packを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudコンソール画面にアクセスし、パッチ管理タブ > パッチ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 108418 - Feature Pack Update for Windows 10 (20H2) Enterprise - October 2020 Update - Online Installer
- パッチID: 108486 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004- 20H2) (x86)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合 - パッチID: 108487 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004 - 20H2) (x64)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合
Windows 10 1909以前からアップグレードする場合はパッチID: 108418を、
Windows 10 2004からアップグレードする場合は108486または108487を適用します。
Windows 10 2004からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。
構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。 - [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (配信サーバー経由)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- ボリュームライセンスセンターまたはこちらからWindows 10 ISOファイルをダウンロードします。
- 配信サーバーにログインし、パッチリポジトリ(パッチストア)を開きます。パッチリポジトリのパスは、 <配信サーバーのインストールディレクトリ>\replication\store となり、デフォルトでは C:\Program Files(x86)\DesktopCentral_DistributionServer\replication\store となります。
- ダウンロードしたISOファイルをパッチリポジトリにコピーし、ファイル名を以下のように変更します。
日本語環境の64ビット: 108421-Win10_20H2_Jpx64.iso
日本語環境の32ビット: 108425-Win10_20H2_Jpx32.iso※ その他の言語の場合は、こちらをご覧ください。複数言語のFeature Updateを配布する場合は、各言語ごとにISOファイルをダウンロードして配布を実行します。
- パッチの手動配布機能を使用して、更新プログラムを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
- Endpoint Central Cloudにログインし、パッチ管理タブ > パッチ > 欠落パッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID: 108426 - Feature Pack Update for Windows 10 (20H2) - October 2020 Update (x86)
- パッチID: 108422 - Feature Pack Update for Windows 10 (20H2) - October 2020 Update (x64)
- パッチID:108486 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004- 20H2) (x86)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合 - パッチID:108487 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004 - 20H2) (x64)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合
Windows 10 1909以前からアップグレードする場合はパッチID: 108426または108422を、Windows 10 2004からアップグレードする場合は108486または108487を適用します。
Windows 10 2004 からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
その他のエディション(Home, Proなど)の場合 (直接通信)
- 配布対象のコンピューターに対してパッチスキャンを実行し、完了するまで待ちます。
- パッチの手動配布機能を使用して、Feature Packを配布します。手動配布の詳細な手順はこちらのナレッジをご覧ください。
※ Feature Update(機能更新プログラム)の自動配布は推奨されません。手動配布をご利用ください。 - Endpoint Central Cloudにログインし、パッチ管理タブ > サポート済みパッチ を開きます。
- 欠落パッチには、以下のうちのいずれかのパッチが表示されています。該当するパッチにチェックを入れ、[パッチのインストール]をクリックしてパッチ配布を構成します。
- パッチID:108420 - Feature Pack Update for Windows 10 (20H2) - October 2020 Update - Online Installer
- パッチID:108486 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004- 20H2) (x86)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合 - パッチID:108487 - Feature Update via Windows 10, version 20H2 Enablement Package (2004 - 20H2) (x64)
※Windows 10 2004からアップグレードする場合
Windows 10 1909以前からアップグレードする場合はパッチID: 108426または108422を、Windows 10 2004からアップグレードする場合は108486または108487を適用します。
Windows 10 2004からのアップグレードにも関わらず Enablement Package が欠落パッチとして表示されない場合は、Cumulative Updateをすべて適用します。 - 構成の名前の入力および配布ポリシーの選択をし、その他要件に応じて各項目を入力します。
- [配布]または[今すぐ配布]をクリックします。
トラブルシューティング
Windows 10 Feature Update(FU, 機能更新プログラム)の更新に関して発生する問題は、以下のEndpoint Centralオンプレミス版のナレッジをご覧ください。
パッチ配布の失敗 - Windows 10 Feature Update適用に関するエラー