Macコンピューターへのリモート接続でのエラー
作成日:2024年9月12日 | 更新日:2024年9月12日
このナレッジでは、Macコンピューター(Mac OS 10.14 - Mojave 以降)へのリモート接続(リモートデスクトップ)に必要な設定、および接続に失敗する場合の対応について説明しています。
【事象】
Mac OS 10.14 以上のMacコンピューターへリモート接続しようとすると、「アクセス許可/画面キャプチャ許可が構成されていません。(英語表記ではAccessibility / screen capturing permissions not configured)」というエラーが表示されて接続に失敗する。
【原因】
リモートアクセスコンポーネント(Zoho Assist)に設定された権限が不十分で、接続が失敗します。
※ リモート制御を使用する場合に許可が必要なドメインとの通信状態もご確認ください。
【解決方法】
Macコンピューターにおいて、リモートアクセスコンポーネントにリモートアクセス・画面キャプチャの許可を設定します。
Macコンピューターにおいて、リモートアクセス許可・画面キャプチャ許可を手動で設定する手順
- macOSコンピューターの「システム設定」(システム環境設定)→「セキュリティーとプライバシー」→「プライバシー」→「アクセシビリティ」→「下のアプリケーションにコンピュータの制御を許可」において、「Zoho」にチェックが入っていることを確認します。
「Zoho」が表示されない場合は、Endpoint Central Cloudコンソール画面からリモート制御機能を使用してリモート接続を試行します。
- OS 10.15以上の場合、画面収録へのアクセスを許可します(参考:Macの画面収録やシステムオーディオ録音へのアクセスを制御する、Apple)。
- macOS 12 Monterey 以前: 「システム環境設定」→「セキュリティーとプライバシー」→「プライバシー」→「画面録画」→「下のアプリケーションにコンピュータの制御を許可」において、「Zoho」にチェックが入っていることを確認します。
- macOS 13 Ventura 以降: 「システム設定」→「セキュリティーとプライバシー」→「プライバシー」→「画面録画」→「下のアプリケーションにコンピュータの制御を許可」において、「Zoho」にチェックが入っていることを確認します。
「Zoho」が表示されない場合は、Endpoint Central Cloudコンソール画面からリモート制御機能を使用してリモート接続を試行します。
設定する手順(UEM Edition/Security Editionのみ利用可能)
※ この手順はEnterprise Editionではご利用いただけません。
- あらかじめ、macコンピューターにMDMプロファイルがインストール済みで、ユーザーの割り当てが完了して「モバイルデバイス管理」タブ→「登録」→「管理対象」の一覧にmacコンピューターが表示されていることを確認します。
- エージェントのインストール
- APNs証明書の登録
- MDMプロファイルのインストール
- ユーザーの作成(またはインポート)
- ユーザーの割り当て: 「モバイルデバイス管理」→「登録」→「デバイス」を開き、「ステージ済み」になっているmacOSデバイスにチェックを入れ、[ユーザーを割り当てる]ボタンから一括割り当て または 「アクション」列→「ユーザーを割り当てる」からユーザーを選択
- 「モバイルデバイス管理」タブ→「管理」→「プロファイル」を開きます。
- [+ プロファイルを作成する]→「macOS」を選択します。
- プロファイル名を必要に応じて編集し、説明を入力して「次へ」をクリックします。
- 以下のファイルのうち、該当するものを右クリックしてダウンロードし解凍します。
macOS 10.15 Catalina、macOS 11 Big Sur、macOS 12 Monterey以降 - .mobileconfigファイルを1つ選択してカスタム構成プロファイルにアップロードし「保存」をクリックします。
- 「公開」をクリックします。
- もう一度[+ プロファイルを作成する]よりmacOS向けプロファイルを作成し、もう一つの.mobileconfigファイルを選択してカスタム構成プロファイルを作成、公開します。
- 「モバイルデバイス管理」タブ→「管理」→「グループおよび装置」を開きます。
- 「グループ」または「デバイス」から、プロファイルを配布するmacコンピューターにチェックを入れ、[アクション]→「プロファイルを関連付ける」を選択します。
- 「利用可能のプロファイル」から、先ほど作成した2つのプロファイルを選択し、[関連付ける]をクリックします。
(例)プロファイル名:「GrantZoho1」、説明:「macOSコンピューターのリモート制御によるアクセスを許可」